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第4戦 九州・HSR九州
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 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 成田亮
2 勝谷武史
3 戸田蔵人
250(ヒート2)
1 成田亮
2 田中教世
3 戸田蔵人
125(ヒート1)
1 深谷広一
2 中村友則
3 釘村忠
125(ヒート2)
1 中村友則
2 深谷広一
3 北居良樹
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 197
2 小池田猛 141
3 田中教世 140
125
1 中村友則 165
1 福留善秀 165
3 北居良樹 148
ポイント一覧
成田7連勝達成! IA125では深谷が初優勝

決勝日:5月22・23日(土、日) 会場:HSR九州 天候:晴れ 気温:29.5℃ コースコンディション:ドライ 観客数1万2200人

 本州での3戦を終え、全日本選手権の今回の舞台は、阿蘇山の麓にあるHSR九州。高速コーナーから、2連、3連ジャンプ、フープス、そして5速までシフトアップするストレートなど、バラエティに富んだレイアウトになっている。

 土曜日に行われたIA250の予選では、勝谷武史(Team HRC)がトップタイムをマークし、2番手には成田亮(Honda)が並ぶ。IA125でも芹沢直樹(Team HRC)がトップにつけ、Honda勢は両クラスとも優勝を射程内に捉えて、日曜日の決勝を迎えた。

▼250ヒート1
大河原功次(ヤマハ)が先頭で1コーナーを抜け、増田一将(スズキ)、溝口哲也(カワサキ)の順で続く。勝谷は4番手、成田は8番手、辻健二郎(Team HRC)もその後方につける。

 成田は次々にポジションを上げていき、2周目までにトップへ浮上し、得意の独走態勢を築く。勝谷も3位へと順位を上げ、4周目に大河原を抜いて2位へ。だが辻は、5番手の小島太久摩(スズキ)をパスする際に接触してしまい、最後尾まで順位を落としてしまった。

 レース序盤から成田、勝谷のオーダーは変わらず周回は進み、3番手には戸田蔵人(カワサキ)、4番手には大河原と続く。終盤まで激戦が続いたのは、5番手争い。平塚雅樹(Honda)、田島久(Honda)、釘村太一(ヤマハ)を筆頭に、6台ものライダーがひしめき合う。最後尾から追い上げてきた辻は、その集団を1台、また1台とパス。最終ラップではフープスでミスした釘村をも抜き、5位の座を獲得した。

 トップの成田、それに続く勝谷、戸田の順位は最後まで変わらずチェッカーを迎えた。

▼250ヒート2
ホールショットは大河原が奪ったが、1周する間に田中教世(カワサキ)がトップを奪う。2番手の大河原の後ろには増田、戸田と続く。2周目、増田が大河原をパスして2番手に上がり、トップの田中に肉薄し始める。

 辻は1コーナーを抜けた時点で8番手だったが、1周する間に6番手まで順位を上げる。しかし、3周目に転倒し、16番手まで順位を落とした。成田はスタートで出遅れてしまい、12、3番手辺りからの追い上げとなったが、2周目に9位、3周目に6位、5周目には戸田を抜き4位に浮上し、トップ集団を追いかける。

 6周目、増田が田中をパスして首位に立つ。増田、田中、大河原、そして4番手の成田までが連なるようにトップ集団を形成する。7周目、成田が大河原、田中を続けてパス。その勢いは衰えず、成田は8周目のフープスで増田を抜き去りトップを奪取した。しかし、抜かれた増田の追撃も激しく、なかなか振り切ることができない。その緊迫したトップ争いは、終盤まで展開された。

 残り4周、成田を追う増田がフープスで転倒。増田は再スタートするが、その直後に再び転倒しリタイア。成田は悠々とチェッカーを受け、今季7勝目、3度目の完全優勝を果たした。スタートで出遅れた勝谷は、中盤を過ぎる頃には4位まで挽回したが、14周目にパンクのためピットイン。順位を大きく落としたが17位に入り、貴重な4ポイントを獲得した。

▼125ヒート1
スタートで2番手につけた釘村忠(ヤマハ)が、1周目に須田純(カワサキ)を抜いてトップを奪う。福留善秀(スズキ)もそれに続き、2番手に浮上するが、2周目の6番ポストで転倒し順位を落とす。代わって2番手に浮上したのが深谷広一(Honda)。中村友則(カワサキ)、須田がそれを追いかける。

 5周目、深谷が9番ポストで釘村をパスしてトップに浮上するが、同じく釘村を抜いた中村が徐々に差を詰め始める。2人の差はテール トゥ ノーズまで迫ったが、最後まで深谷は力走を見せ、地元でA級初優勝を手にした。

 スタートで出遅れた芹沢は、中盤は北居良樹(スズキ)と4番手争いを展開し、8周目にパス。しかし、その後も北居にマークされ、ラスト2周で逆転を許し5位に終わった。

▼125ヒート2
ホールショットを奪った釘村をすぐさま福留、中村がパス。2周目、釘村は深谷に抜かれ、トップ3は、福留、中村、深谷というオーダーとなった。

 トップの福留とそれを追う中村は、テール トゥ ノーズの接近戦を展開。ところが、8周目に福留が転倒し、中村が首位へ。2番手は深谷、3番手には北居がつけ、福留は6番手まで順位を落としていた。

 中村との差は徐々に広がり、深谷は単独2位を走行する。終盤、3番手北居に芹沢が迫ったが、あと一歩のところでタイムアップ。中村が優勝し、深谷、北居、芹沢の順でチェッカーが振られた。深谷は総合でも2位に輝き、地元ファンの声援に応えた。

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成田亮(250・1位/1位)
「ヒート1はトップに立った瞬間に後ろとの差が一気に開いたので、楽な展開でした。その後も、2位の勝谷選手との差が1周1秒ずつぐらい離れていったので、ペースを抑えながら走りました。ヒート2のスタートは久々に大失敗しました。そこからトップまで順位を上げたんですが、体力もかなり消耗していて増田選手を引き離すことができませんでした。でも、絶対に負けないという気持ちで踏ん張ったので、それが増田選手にとってはプレッシャーになったんだと思います。来週末は世界選手権(イギリスGP)に呼ばれて参戦することになったので、思いっきりアピールできるように頑張ってきます」

勝谷武史(250・2位/17位)
「徐々に成田選手の速さに迫っている実感はあるんですが、まだまだ追いつけていないですね。ヒート1はスタートも上手くいったのですが、結局は成田選手に逃げられて悔しい2位でした。ヒート2は、4位に上がる前からパンクをしていたので、しかたなくピットインして順位を落としてしまいました。とにかく、次の菅生はすごく自信があるので、成田選手は僕が止めてみせますよ」

辻健二郎(250・5位/8位)
「ヒート1は転倒してしまって、その後の追い上げで、前を走っているライダーばっかりに気をとられるという悪いクセが出てしまいました。もっと自分自身の走りに集中するというか、他のライダーは関係なく、自分の走りができるようにならないといけませんね。ヒート2はスタートで前に出られたんですけど、成田選手にパスされるときに接触してしまって…。8位の田島選手の後方まで追い上げたんですが、そこでエンストして、また順位を下げてしまいました。課題が残るレースでしたが、転倒したのに両ヒートともポイントを獲れたので、今回は良しとします」

芹沢直樹(125・5位/4位)
「両ヒートともスタートで大失敗をしてしまって、後方から追い上げていくレース展開でした。ヒート1はそれでも1周してきて8位まで挽回はしたんですが、そこから前との差がなかなか詰まらなくてストレスを溜めてしまいました。ヒート2は3位の北居選手のすぐ後ろまで詰めたんですが、そこからうまくペースが上がらずに4位でした。タイム的にはトップと変わりないんで、課題はやっぱりスタートですね」

深谷広一(125・1位/2位)
「今日は同じ地元で良く知っている福留選手や、釘村選手に競り勝てたことが自信になりました。ヒート1は20分過ぎから体力的に厳しくなって、中村選手に迫られたんですが、彼も体力的にきつかったみたいで、表彰台の真ん中に立つことができました。ヒート2はトップの中村選手を追いかけていたんですが、後半になってまた体力が切れてしまって追いつくことができませんでした。地元なので声援も多く、それが好結果にもつながったと思います。本当に応援ありがとうございました」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 6月14日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 6月17日(木) 18:00〜18:30
決勝 6月20日(日) 12:00〜12:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
 
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