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第1戦 近畿・名阪スポーツランド
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レポート
 選手コメント
 TVオンエア情報
リザルト
250(ヒート1)
1 小池田猛
2 成田亮
3 増田一将
250(ヒート2)
1 成田亮
2 増田一将
3 田中教世
125(ヒート1)
1 出原忍
2 福留善秀
3 北居良樹
125(ヒート2)
1 福留善秀
2 中村友則
3 出原忍
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 47
2 小池田猛 44
3 増田一将 42
125
1 福留善秀 47
2 出原忍 45
3 北居良樹 39
ポイント一覧
開幕戦で成田が1勝を挙げる

決勝日:4月11日(日) 会場:名阪スポーツランド 天候:晴れ 気温:27℃ 観客数:2万776人

 IA125は、昨年に引き続き芹沢直樹がCRF250Rを駆って出場し、IA250は勝谷武史と新たに加入した辻健二郎が、それぞれRC250M、CRF450Rに跨ることになった今季のTeam HRC。長くファクトリー・ライダーを務めた高濱龍一郎は、自身のチーム・ハマーからエントリーすることになり、トッププライベーターとして、チャンピオン奪還を狙う。そして一昨年、昨年と2連覇を達成した成田亮が古巣のモトロマンに戻ってCRF450Rでシーズンを戦うことが決まり、Hondaは4メーカー中で最も骨太な戦力を揃えた。

▼250ヒート1
 開幕戦に懸ける各ライダーの意気込みが爆発するかのように、スタート直後にアクシデントが勃発した。1コーナーの進入で数台がクラッシュ。しかも、今季は有力なチャンピオン候補でもある勝谷の姿もそこにあった。勝谷はすぐに再スタートしたが、出鼻を挫かれて苦しい展開となった。なんとか順位を挽回するものの、最終的には7位が精一杯だった。辻は1周目に田中と接触して、バイクが壊れてしまいリタイアした。

 大混乱をよそにホールショットから飛び出し、レースをリードしたのは成田。レース中盤までトップを快走し、誰もが優勝を信じていた。ところが10周目、成田はフープスでバランスを崩して転倒。成田を射程内に捕らえていた小池田猛(ヤマハ)が、その隙に間隔を縮めて、真後ろまで迫った。

 11周目、フィニッシュジャンプで小池田に並ばれた成田。1コーナーまでに先行を許してしまい、成田は2位に。だが、小池田をしっかりマークして、逆転のチャンスを必死にうかがっていた。そんな中、12周目の5番ポストで成田がミス。小池田のテールに突っ込み、単独で転倒を喫したのだ。これで大きく差を広げられてしまい、小池田に優勝を奪われてしまった。

▼250ヒート2
 スタートで3番手につけた成田は、すぐさま2位の釘村太一(ヤマハ)を抜き、2周目の1コーナーでホールショットを奪った大河原功次(ヤマハ)を捕らえトップに躍り出た。勝谷もそのすぐ後ろまで上がってきたが、成田はヒート1の悔しさを晴らすかのようにペースを上げた。辻は9番手につけ、接戦を繰り広げるグループで奮闘していた。

 3周目、すでに成田は独走態勢。白熱していたのが、勝谷、大河原、そして順位を上げてきた増田一将(スズキ)が激しく激突する2位争い。3人とも、一歩も譲らない接戦が続いていた。

 レースが中盤に差し掛かった頃、勝谷が後続を引き離し始め、成田にじりじりと迫り始めた。8周目、勝谷はテールツーノーズの僅差まで成田を追い立て、トップを奪う場所を探していた。ところが、登り坂の7番ポストで、勝谷がまさかの転倒。大河原、辻、高濱、戸田蔵人(カワサキ)が競り合うグループの先頭である5番手にまで順位を下げてしまった。その転倒で勝谷は左足を傷めてしまい、ペースを維持できずに後退。最後は8位でレースを終えた。

 独走を続けた成田は、その後は誰も寄せ付けずに優勝を果たした。辻はなんとか接戦の中で健闘して、6位でフィニッシュ。次のレースで好結果を期待させる走りを最後まで見せた。

▼125ヒート1
 出原忍(ヤマハ)、福留善秀(スズキ)、釘村忠(スズキ)、北居良樹(スズキ)の順で1コーナーを抜けていき、熱い火花が散るレースがスタートした。芹沢はスタートで出遅れるものの、1コーナーでうまくリカバーして7位。そして、1周するまでに1つ順位を上げて6位にポジションアップ。しかし、周囲にはほとんどラップタイムの変わらないライバルたちが走行しており、芹沢はその中で思うようにペースを上げられず、小島庸平(スズキ)、釘村の後方につけてチャンスを待った。

 7周目、芹沢が小島を抜き去ると、それを追うように後続の中村友則(カワサキ)も小島を抜き去り迫ってきた。ここから5周にわたって、釘村、芹沢、中村の激しい4位争いが始まった。つながるようにしてコーナーに進入していく3台。一瞬の気の緩みも許さない展開だった。

 芹沢のペースが落ち始めたのは、14周目を過ぎたあたりだった。4位の釘村に少しずつ離され始め、5位キープも難しい状況。残り3周となったところで、芹沢は中村にパスされ6位へ。幸いだったのは、7位の尾崎とのマージンがあったことだ。芹沢は辛くも6位でチェッカーを受けた。

 結局、レースを制したのは出原。序盤からの独走で逃げ切った。2位には福留、3位には北居が入った。

▼125ヒート2
 ホールショットを奪ったのは新井宏彰(カワサキ)。福留、小島、井上眞一(カワサキ)がそれに続く。芹沢はヒート1のような展開を避け、スタートで前に出て逃げ切る、自分のレース展開をしようと考えていた。ところが、スタートで失敗をしてしまい混戦に飲み込まれてしまう。そして、1コーナーを抜けて第1ヘアピンに続く下り坂で、他車と接触。転倒して最後尾付近からの再スタートを切ることになった。

 レースは、福留が序盤から飛び出し後続を大きく離す展開で、2位は小島、3位は北居、4位は中村というオーダー。この3台の差が一気に縮まり、緊迫した接戦になり始めたのは6周目だった。9周目、うまく抜け出して2位を手中にしたのは中村。北居が3位、小島が4位に落ち着いた。

 レース終盤、後方から順位を上げてきた出原が、北居のすぐ背後に迫り、残り3周で3位の座を奪い取った。福留、中村、出原のオーダーとなったところで、レースはチェッカーを迎えた。ほぼ最後尾からの追い上げを強いられた芹沢は、10位まで挽回して開幕戦を終えた。

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成田亮(250・2位/1位)
「ヒート1はフープスで転倒して、その後に小池田選手に抜かれてしまいました。すぐに追いかけて行ったんですけど、焦っていたのか小池田選手に追突して、また転倒してしまいました。で、バイクを起こして再スタートしようとしていたら、後方から走ってきた周回遅れに突っ込まれて、手間どってしまったんです。ヒート2は自分でも分からないんですけど、なぜか身体にキレがなくて攻めきれなかった。トップを走っていたけど、このままだと誰かに抜かれてしまうってずっと思っていました。でも、追い上げてきた勝谷選手が転倒して、気持ちが楽になり、だんだん身体も動くようになってきたんです。ヒート1は悔しかったですけど、ヒート2は自分に勝てたっていう感じがして、嬉しい優勝でした」

勝谷武史(250・7位/8位)
「アンラッキーな日でした。ヒート1では、前を走っていた増田選手が転倒して、そこに突っ込んでしまったんです。でも、再スタートして中盤から抜け出してクリアラップをとれるようになってからは、トップと遜色ないタイムでした。スタートで前にさえ出られれば、絶対に勝てるスピードはあると思います。ヒート2は2番手まで上がってから、成田選手の走りをずっと観察していました。それで、成田選手がジャンプでミスして、ここだと思って仕掛けたんですが、転倒…。今日は、どこか落ちつきすぎていましたね。もっと攻めていったら、あんな転倒はなかったと思いますから。転倒で左足を負傷してしまったんですけど、次のレースに影響ないことを願いたいです」

辻健二郎(250・DNF/6位)
「課題の残るレースでした。ヒート1はスタートで真ん中ぐらいだったんですけど、フープスの手前のジャンプで田中選手と空中で接触してしまって、そのまま僕は地面に落ちてしまったんです。バイクのダメージが予想以上に大きくて、ピットに戻ってそのままリタイアとなりました。ヒート2はスタートもまあまあだったんですが、そんなに攻められなかったです。スムーズに走ろうっていう意識が働いてしまって、ぜんぜんペースが上がらなかったんです。たぶん、ヒート1の転倒の影響が大きいんだと思います。脱臼はしていないんですけど、肩が外れかかっている感覚が残っていて、それが気になっていたので。でも、ヒート2は最後まで走り切れたので、良かったです」

芹沢直樹(125・6位/10位)
「ヒート1は前半からリズムをつかめなくて、終盤に腕が上がってしまったんです。バイクは調子が良かったんですが、昨年、ケガをして欠場をしているので、そのイメージが忘れられないっていうか、ああいうレースはやりたくないって思って萎縮してしまっているところがありました。ヒート2はスタートでエンジンストール気味になって遅れてしまったけど、うまくインのラインを走れたので10番手ぐらいで踏みとどまれるかなって思っていた矢先、接触してしまったんです。再スタート後はリズムが戻って、トップグループと同じタイムで走れました。良い結果ではないんですが、トップとスピード差はないことが確認できたので、それを前向きに考えて次のレースに臨みたいです」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 5月17日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 5月20日(木) 17:30〜18:00
決勝 5月23日(日) 12:00〜12:30
決勝 2005年1月29日(土) 17:30〜18:00
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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