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第4戦
東北大会(宮城)
2003年6月7、8日 開催
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レースレポート

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芹沢とのバトルに勝って今季2勝目つかんだ辻
ヒート1で2位入賞を果たした芹沢
高濱は両ヒートを通じ4位でフィニッシュした
優勝と2位で辻が総合優勝ゲット
■決勝日時: 6月7、8日(土、日)
■天候:曇りのち晴れ 
■気温:25℃
■観客:1万200人
■コースコンディション:ドライ
辻は総合優勝(1/2)でタイトルへの意欲を高める
辻は総合優勝(1/2)でタイトルへの意欲を高める

 シリーズ中盤戦突入前の重要な1戦となる今大会。IA250の高濱と勝谷にとっては、今季初優勝を狙いたいところ。一方IA125クラスは、4大メーカーの4ストが参戦し、激戦となっている。チャンピオン獲得を目指す芹沢は、得意の菅生で2勝目が期待される。

 早朝は厚い雲が空を覆っていたが、昼前には汗ばむ陽気となった。1カ月のインタバールがどのような影響を及ぼすのか。どの選手もマシンも進化を遂げ、菅生に集結していた。

250ccヒート1
 スタートで飛び出した大河原巧次(Yamaha)と釘村忠(Yamaha)だったが、1周目の一本松コーナーで成田亮(Suzuki)がトップに立ち、増田一将(Suzuki)も2位に順位を上げる。好スタートを決めた勝谷武史(Honda RC250M)が3位につけ、前の2台を追いかける展開で、レースは消化されていく。

 序盤から熾烈な4位争いは、9台ものマシンが数珠つなぎ。スタートで出遅れた高濱龍一郎(Honda CRF450R)は、その混戦の中にいた。徐々に順位をばん回し、7周目には混戦を抜け出して4位に浮上。しかし、トップ3には大きく離されており、その背中を見ることなくそのまま4位でフィニッシュ。
 終盤になってもトップグループのオーダーは変わらず、成田、増田、勝谷の順でフィニッシュとなった。

250ccヒート2
 スタート直後の1コーナーで、成田が接触して転倒。再スタートするが、トップはすでに半周以上も先行していた。成田不在のトップ集団でレースを引っ張ったのは、高濱。またも好スタートを決めた大河原に競り勝って、ホールショットを奪い、レース序盤をリードする。

 大河原はミスで5位まで順位を落とし、2番手には小池田猛(Yamaha)、3番手には増田、そして勝谷と続く。5周目、増田が高濱をかわし、リードをどんどん広げて行く。ペースが上がらない高濱は、小池田、勝谷、大河原にも抜かれ順位を落としてしまう。逆に、ペースを上げる勝谷は小池田の背後に迫ったが、フープスの手前で力なくバイクをストップ。マシントラブルでリタイアを喫した。

 11周目、高濱は田中教世(Kawasaki)に抜かれ5位にまで順位を落としたが、終盤には大河原を抜き、田中との差を徐々に縮め、ラストスパートを見せたが、惜しくも時間切れ。4位でレースを終えた。

 終盤になっても増田のペースは落ちず、そのまま今季初優勝。小池田、田中の順でゴールとなった。

▼125ccヒート1
 スタートで飛び出したのは芹沢直樹(Honda CRF250R)。辻健二郎(Honda)、溝口哲也(Kawasaki)と続き、序盤から3台の激しいトップ争いが展開された。しかし3周目、芹沢が転倒。すぐにリスタートを切るが、辻、溝口に抜かれ3位に後退してしまう。

 9周目、怒涛の追い上げを見せた芹沢が、溝口の背後に迫り、そしてパス。さらに辻に迫り、10周目にトップを奪い返す。が、辻も負けずにやり返す。そんな様子を見ながら、溝口もすきあらばと前をうかがい、トップ争いはこの3台に絞られた。

 終盤、辻は気迫で芹沢を引き離し、その勢いのままチェッカー。今季2勝目を飾った。芹沢、溝口が続き、スタートで転倒した出原忍(Yamaha)が追い上げて4位に入った。

▼125ccヒート2
 ホールショットは福留善秀(Suzuki)が奪ったが、すぐに溝口、辻、出原が抜き去り、序盤からこの3台がトップ争いを繰り広げる。差を開こうとペースを上げる溝口。そうはさせまいと追いかける辻と出原。これ以下は大きく離れ福留が4位、そして芹沢、北居良樹(Suzuki)が続く。8周目、芹沢が北居をパスして4位に上がるが、トップ3とは大きく差が開いており、単独走行が続く。

 中盤から終盤にかけて、辻と出原の争いが激しくなり、その間に溝口はマージンを築く。最終ラップ、逆バンクで出原が辻のインへ飛び込む。2台並んだ状態でフープス、11コーナーで出原がアウトから加速。だが出原がダブルジャンプをミスして、辻が2位でチェッカー。溝口は今季3勝目。辻は今季初の総合優勝(1/2)を決めた。


高濱龍一郎(250cc・4位/4位)
「スイッチして1年目なので、まだ4ストを把握できてない部分があるんです。開幕戦からずっとその課題に取り組んでるんで、かなり分かりかけてはいるんですけどね…。もう少し待ってください。それさえ克服できれば、勝ちますから。ちょっと出遅れてますけど、絶対に巻き返しますよ」

勝谷武史(250cc・3位/DNF)
「調子はすごく良いんですよ。ヒート1はスタートが決まって表彰台に上がれたし、ヒート2も小池田選手を抜けるスピードはありましたし…。トラブルでリタイアしたのは残念ですけど、バイクに乗れてるのは事実。気持ちを切り替えて、次の北海道は頑張ります」

芹沢直樹(125cc・2位/4位)
「ゲンの良い菅生だったんですけど、今日はリズムが崩れてしまいました。ヒート1の転倒で、すべてが狂った感じです。北海道までまたインターバルがあるので、身心ともにリフレッシュして優勝を目指したいと思います」

辻健二郎(125cc・1位/2位)
「レベルが拮抗しているクラスだけに、ちょっとしたミスが命取り。広島で優勝しましたけど、1カ月のインターバルは、みっちりトレーニングと走り込みをしてきました。気持ちも高まってるので、どんどん勝ってチャンピオンを目指します」

 
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