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スケジュール&リザルトHonda Racing to TOP
第1戦
近畿・名阪スポーツランド
2003年4月12、13日 開催
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サーキット&TV情報 レースレポート リザルト ポイントスタンディング  
レースレポート

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3位の表彰台に立った高濱
今年からHRC入りを果たした勝谷にとって苦い緒戦となった
ニュー4ストマシンの開発を担う芹沢は堅実なリザルトを残した
開幕戦で高濱が3位表彰台
■決勝日時:4月12、13日(土、日)
■天候:晴れ 
■気温:23℃
■観客:2万人
■コースコンディション:ドライ
高濱は2ストから4ストにスイッチし、タイトル奪還に燃えている
高濱は2ストから4ストにスイッチし、タイトル奪還に燃えている

 新しいシーズンを迎えるにあたり、チームHRCの陣容が一新された。昨年、ケガに泣いた小田切一剛がレースを休止し、その代わりに勝谷武史がシートに座った。勝谷は過去にHonda系サテライトチームでCRを駆っていた経験もあり、今季は2ストマシンRC250Mを駆る。一方、高濱龍一郎は小田切が開発を重ねていた4ストマシンCRF450Rに乗り換え、チャンピオン奪還を目指す。また、125ccクラスでは芹沢直樹がCRF250Rを駆る。今年は4メーカーすべての4ストマシンが出揃う激戦となるが、その中で価値あるチャンピオンシップを獲りたいところだ。

 名阪スポーツランドには金曜、土曜と雨が降ったが、日曜日は朝から太陽が顔を見せた。気温も23度まで上昇し、日中は暑さを感じるほどだった。

250ccヒート1
 ホールショットを奪ったのはチャンピオンの成田亮(Suzuki)。その後に小池田猛(Yamaha)、中山裕(Honda)、大河原功次(Yamaha)、小方誠(Honda)、熱田高輝(Honda)と続く。昨年、125ccで活躍した小方はセキレーシングモトロマンからCR250Rを駆っての参戦だったが、スタートから力走を見せる。スタートして1周してくるまでに3位まで浮上し、3周目には大河原を抜いて2位。その後方では、小島太久摩(Kawasaki)と中山を抜いた増田一将(Suzuki)がピタリと3位につける。高濱と勝谷はスタートに失敗し、さらには直後に接触などもあり大きく順位を落とし、後方からの追い上げとなった。

 結局、前半から飛ばした成田が2位以下に30秒の差をつける独走でヒート1を制した。高濱と勝谷は猛然と追い上げを見せ、高濱はラスト3ラップで田中教世(Kawasaki)、渡辺学(Yamaha)をパスして4位でゴール。小池田を抜き悩んでいた勝谷も、最終的には8位まで追い上げた。小方は6周目にパンクして大きく順位を落とすが、走行を続けて最終的には15位でフィニッシュした。

250ccヒート2
 高濱と勝谷のスタートにおける出足は、このヒートでも空回りしてしまった。出遅れて再び後方からの追い上げとなる。ホールショットで飛び出したのは大河原だったが、トップを走ったのは2周目まで。スタートで少し出遅れた成田が、あっという間にトップに立ち、どんどん逃げて独走でチェッカーに向かった。

 序盤の2位争いは大河原と加賀真一(Suzuki)、4位争いは小池田、増田、田中という図式になった。その後、大河原、小池田は、徐々に順位を落としていった。代わって浮上してきたのが増田。7周目に小池田、13周目に加賀をパスして2位。成田との差はすでに20秒以上あり、そのまま2位を単独走行。それを追いかけたのが高濱だった。7周目には6位まで挽回し、5周にわたって田中と競った後、小池田を抜き、残り5ラップで加賀もパス。2位の増田を追いかけたが、さすがにスタートのミスが響いて届かなかった。3位に留まった高濱だったが、追い上げの力走には光るものがあった。

 勝谷はヒート1同様8位でゴール。ヒート1で力走を見せた小方は、10位に沈むものの、両ヒートともポイントを獲得し、幸先良いスタートを切った。

▼125ccヒート1
 溝口哲也(Kawasaki)がホールショットを決めてレースをリード。それを追いかけるのが出原忍(Yamaha)、辻健二郎(Honda)。6周目、出原が溝口をパス、そのまま逃げ切るかに見えたが、13周目に再び溝口がトップへ返り咲き、そのまま優勝。辻は9周目に転倒して順位を落とし、6位でフィニッシュ。前半、辻と激しく争った芹沢は、後半ペースを上げて出原に迫ったが3位で終えた。

▼125ccヒート2
 ホールショットを決めた出原が転倒して、またしても溝口がレースを引っ張り優勝。中村友則(Kawasaki)、北居良樹(Suzuki)が激しく2位争いを展開。その後方では、芹沢が徐々に順位を上げ始める。しかし、なかなか自分のペースをつかめず、4位に浮上したときには前との差が10秒以上あり、追いつくことはできなかった。北居と中村の争いは、北居に軍配が上がった。


高濱龍一郎(250cc・4位/3位)
「ヒート1は人と当たったけど、ヒート2は完全にミス。追い上げてヒート2では3位になれたけど、バイクに慣れればもっといけますよ。まだ全部、4ストの動きを把握できてない部分があるんです。イメージはあるので、それを実践できるように次からはがんばりたいと思います」

勝谷武史(250cc・8位/8位)
「プレッシャーはなかったけど、スタートで出遅れて…。追い上げだと自分のリズムで走れないじゃないですか。それでこういう結果になっちゃいました。次回はスタートで前に出て、成績を出しますよ」

芹沢直樹(125cc・3位/4位)
「両ヒートともスタートで少し出遅れて、そこから追い上げるという同じ展開だったんですけど、トップ集団に辿り着くまでに時間がかかってしまいました。体力的には問題なかったんですが、集中力が続かなくて、自分の走りができなかったのが理由です。でも、名阪は僕にとって鬼門なんで、そこでポイント獲れたとポジティブに考えます。次の茨城は去年、総合優勝もしたんで、絶対に負けません」

 
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