決勝日:11月20日(土) サーキット:鈴鹿サーキット 決勝周回数:52周(約302km) 天候:予選/曇り 決勝/晴れ 気温:17.1℃(15:00現在) コースコンディション:ドライ 観客数:3万6500人(主催者発表)
11月21日(日)、鈴鹿サーキット国際コース(三重県)において、シーズン最終戦となる2004年全日本GT選手権(JGTC)第7戦「SUZUKA GT 300km」の決勝レース(52周=約302km)が開催された。
20日(土)に行われたGT500クラス公式予選では松田次生/A.ロッテラー組(EPSON NSX)が1分55秒776を記録し予選4番手を獲得。#18道上龍/S.フィリップ組(TAKATA童夢NSX)が7番手。#8金石勝智/伊藤大輔 組(ARTA NSX)が8番手。#100中野信治/加藤寛規 組(RAYBRIG NSX)が15番手から決勝スタートを迎えることとなった。
決勝レースは晴れ、気温17.1℃と絶好のコースコンディションとなった。第5戦もてぎに続き、今回の鈴鹿でもグランドスタンドに設置された『Hondaファンシート』には、NSX-GTの活躍を期待して大勢のファンが駆けつけた。そして総参加台数43台(GT500クラス16台)のマシンは、14時にシーズン最後のローリングスタートを切った。
ところが、予選7番手スタートのS.フィリップ選手(TAKATA童夢NSX)と8番手スタートの伊藤大輔選手(ARTA NSX)がスタート直後の1コーナーでの混乱の中、コースアウトを喫してしまう。すぐさま2台ともに復帰するものの、大きく遅れをとってしまう。
そんな混乱状況でも予選4番手から好スタートを切ったA.ロッテラー選手(EPSON NSX)は1分59秒台の好ペースで走り、オープニングラップ終了時では3位を走行。続いて15番手スタートからジャンプアップした中野信治選手(RAYBRIG NSX)が10位。アクシデントの影響を受けた伊藤選手とフィリップ選手は13位と24位から追い上げを図る。
29周終了時に#18 TAKATA童夢NSXがドライバー交代のためピットインし、この時点でGT500クラスは全車がドライバー交代を完了。道上龍選手(TAKATA童夢NSX)がコースに復帰した時点で松田次生選手(EPSON NSX)が6位、加藤寛規選手(RAYBRIG NSX)が12位、金石勝智選手(ARTA NSX)が13位、道上選手が14位を走行する。
6位を走る#32 EPSON NSXの松田選手は、タイヤが厳しい状況になるレース終盤になっても好タイムを維持して追い上げを図り、37周目には5位に浮上。さらに上位を目指して激しい4番手争いを繰り広げる。そしてレースは最終ラップの52周目を迎え、更に激しく4位をねらうものの僅かにわずかに届かずチェッカーを受けた。この結果、Honda NSX-GT勢は#32 EPSON NSXが5位、#100 RAYBRIG NSXが9位、ARTA NSXが11位、TAKATA童夢NSXは12位となった。優勝は#12 カルソニック IMPUL Zだった。
なお、GT300クラスでは#16 M-TEC NSXの山野哲也/八木宏之 組が今シーズン初優勝を飾り、シリーズポイント争いにおいて見事に逆転し、チャンピオンに輝いた。
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