ロングビーチは昔F1をやっていたコースで、アメリカで最も歴史のある市街地レースです。今回が35年目だそうですが、そのような伝統あるレースに出られるのは光栄ですよね。今年からスケジュールに加わってくれてよかったというか、本当に楽しみなコースです。
まだ一度も走ったことがなく、実際に見たこともないのですが、以前テレビでレースを見た印象ではトラクションが大事だと思います。最終コーナー(A)ではかなり車速が落ちるので、そこからうまく路面に駆動が伝わるクルマにすれば、メイン・ストレート(B)から1コーナー(D)の進入でさせるのではないでしょうか。
でも、このメイン・ストレートは300キロぐらい出るらしく、しかも高速コーナー(C)で先が見えない! 300キロからフル・ブレーキングするような市街地コースは、他にないですよ。普通の常設サーキットでも、そういうところはほとんどありません。一般道で路面がかなり凸凹してると思うので、ここは気合が入りますね。
バック・ストレートには大きな橋(E)がかかっていて、晴れた日は突然日陰になると思うので、注意しないと。その先の直角コーナー(F)を曲がり、一般道から駐車場エリア(G)に入っていくので、路面の継ぎ目や白線にも気をつけたほうがよさそうです。雨の時は特に滑りますからね。
ロサンゼルスの空港から30分ぐらいって聞いてるんですが、実はまだロサンゼルスにも行った事がないんです。アメリカにいるとあまり山を見る機会がないので、できれば山の方に行ってみたいですね。ダウンタウンにも行って、ロジャー(安川)さんの家にも行っちゃおうかな(笑)。
2008年成績:予選-位 決勝-位
写真はCART開催時。1975年の初開催以来、数々の名勝負が繰り広げられてきた。