武藤英紀 HIDEKI MUTOH

HELLO! DIARY 02

第1戦マイアミ 
ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ

3月29日(土)、IRL IndyCarシリーズはいよいよ08年シーズンの開幕戦を迎えた。舞台は、米国フロリダ州のホームステッド・マイアミ・スピードウェイ。昨年の最終戦シカゴランド・スピードウェイ以来、約半年ぶりのレース出場、かつ、初めてのシーズンフル参戦となる武藤英紀に、決勝レース後、現地で聞いた。

Q.今日のレースについて

スタート時点からタイヤの空気圧に問題があったみたいで、フラフラでスピードに乗れませんでした。1回目のピットインのときに、強引に出てきたペンスキーのクルマと接触しそうになり、止まれずにピットインをやり直すことになって、タイムロスをしてしまいました。

2セット目のタイヤで内圧を変えてからはマシンのバランスもよくなり、速いペースで走れるようになりました。これなら順位もばん回できると思ったのですが、第4ターンのところで遅いマシンを抜こうとしたときに急に進路を変えられてしまい、ダウンフォースを失ってクルマが不安定になり壁に接触してしまいました。思ったよりダメージが深刻で、結局32周目にリタイアになってしまいました。

Q.チームメートは上位にいく走りをしていましたが?

僕が走りにくいと言った最初のスティントでも、ほかのドライバーはそれなりのスピードで走っていたのですから、僕もがんばらなくてはいけませんね。マシンの調整など、もう少し思いきってやればよかったのかなと思っています。

Q.プラクティスでは6番手→24番手で、予選は9番手。その辺の経緯は?

午後のプラクティスは満タンで、決勝用のセッティングを変えずに走っていましたから、あの成績は納得のいくものでした。日が暮れてからの走行となった予選は、思い通りの感じで走れ、目標の10番手以内を獲得することができました。

Q.昨年のデビュー時に比べて、何か変わりましたか?

予選が終わってから、けっこう冷静に自分を見ることができました。昨年シカゴでデビューしたときに比べて、緊張した中でも落ち着いた気持ちでいられたのは、自分でも成長できたのかなと思います。予選で前のクルマにクラッシュがあったときも、しっかりと自分の走りに集中できました。

Q.シーズン開幕ということで、何か特別なことはしましたか?

僕は昔からけっこうレース前は寝てるんです。あまり起きてバタバタするよりは、よけいなことは考えずに寝ているようにしています。今日のレースもいつものように寝ていました(笑)

Q.すぐに第2戦ですが、ストリートコースでの意気込みは?

今日のレースでチームメートの3人がけっこういい成績でしたし、チームのマシンのポテンシャルは高いと思います。今日のレースでは、リタイアした直後はいままでにないくらいに落ち込みましたが、もう切り替えました。第2戦セント・ピーターズバーグのレースではみなさんの期待に応える結果を残し、いい形で第3戦ツインリンクもてぎに臨めるようにしたいと思っています。ぜひ、見ていてください。

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