モータースポーツ IRL インディカー・シリーズ松浦孝亮のだからインディはおもしろい!
松浦孝亮の「実感篇 だからインディはおもしろい!」

vol8
8.時速300kmで壁から5cmまで迫る。たまに壁にチューしちゃう。
コース幅をいっぱいに使ってぎりぎりまで攻めないと、
インディのオーバルレースは勝負にならない。
スタッガー
インディカーレースではつねにアクセル全開ですから、コーナーではできるだけRを大きくするライン取りをしてスピードを落としたくないわけです。ですから、コーナーの立ち上がりでは、ホント、コース外側の壁ぎりぎりまではらみますね
えっ、壁から50cm?とんでもない。そんなに開いていたら、チームスタッフから「まだまだ開いてるよ〜」ってラジオで言われますね。壁から5cmぐらいまでいくのが当たり前ですし、サッと壁にチュ−することもよくありますよ、「チュッ☆」って。そんなときは、やはりフロントタイヤを見ますね。もうホント壁ぎりぎりまでいきますから、我ながら見ていてゾクゾクします。壁じゃなくて、外側に他のマシンがいてもぎりぎりまで攻めますから、「ああっ、相手のタイヤに当る!!危ない!・・・あー当らなかった」ということがひんぱんにあるんです。オーバルコースのレースを見ていると、ただぐるぐる回っているだけのようですが、ドライバーは結構ハラハラドキドキを繰り返しているんです。あたたかい目で見守ってくださいね!



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