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インディカー・シリーズ

レイホール・レータマン・ラニガン・レーシングRahal Letterman Lanigan RacingDRIVERS

1986年、87年、92年とインディカーで3度シリーズ・チャンピオンに輝き、86年にはインディ500での優勝も飾っているボビー・レイホールが設立したチームです。
Hondaが1994年にインディカーへの挑戦を始めた際、エンジンの先行開発から協力したのが現在のチームの前身であるRahal Hogan Racingでした。その年のトロントでは、レイホールがHondaにとって初めての表彰台となる2位フィニッシュを達成。また、Hondaのインディ500初優勝もRahal Letterman Racingが2004年にバディ・ライスとともに記録しています。 レイホールの共同オーナーたちは、アメリカのテレビ三大ネットワークの一つで人気番組のホストを長年務めているデイビッド・レターマンと、建設機材メーカーなどを経営するマイク・ラニガンです。2人もインディカー・レースに熱い情熱を持っており、チームは着々と体制強化を進めています。

グレアム・レイホール

グレアム・レイホール#15
Graham Rahal

1989年生まれ。アメリカ・オハイオ州出身。父親はインディカーで3度シリーズ・チャンピオンとなり、インディ500でも1勝しているボビー・レイホール。
2007年、18歳という若さでインディカーにデビューしたグレアムは、08年の開幕戦セント・ピーターズバーグでキャリア初優勝を19歳と93日で飾りました。これはインディカーの史上最年少勝利記録です。翌09年、グレアムは同じくセント・ピーターズバーグにおいて、20歳と90日でポールポジションを獲得しましたが、これもインディカー最年少ポールポジション獲得という記録です。2013年から父ボビーがオーナーを務めるチームで走っています。

オリオール・セルビア

オリオール・セルビア
Oriol Servia

1974年生まれ。スペイン出身。スペイン国内で2度ラリーのチャンピオンとなった父、そのコ・ドライバーを務めた母との間に生まれたオリオールは、2歳にして初めてのオフロード用バイクを与えられ、幼少期にレーシングカートの世界に入りました。
フォーミュラカーのレースをフランスF3、英国F3で戦ったあと、1998年にインディライツに挑戦すべく渡米したオリオールは、ルーキーイヤーに6度のトップ10フィニッシュを記録して、シーズンランキング7位となりました。翌99年もインディライツに出場。勝利を飾ることはできませんでしたが、シリーズ最多となる3度のポールポジション獲得でスピードをアピールし、持ち前の安定感によって5度の2位フィニッシュを実現し、インディライツ・チャンピオンの座に輝きました。
2000年にはチャンプカーへとステップアップ。初年度にして初の表彰台となる3位フィニッシュをデトロイトで記録しました。チャンプカーでは2003年にランキング7位、2004年にランキング10位、2007年に6位と3度のトップ10入りを果たしています。
インディカーには2008年と2011年にフル参戦し、2011年には2位フィニッシュ2回、3位1回で表彰台に3度上り、それらを含む5度のトップ5フィニッシュによって年間ランキング4位というすばらしい成績を残しました。悲願のインディカー初勝利はまだ達成されていませんが、その実力の高さはだれもが認めるところ。ミスのないドライビング、マシンを壊さずにゴールまで運んで好成績をコンスタントに記録する力、技術面への深い理解をベースとしたマシン開発能力を高く評価されているベテランは、2014年シーズンはRahal Letterman Lanigan Racingで2台目のマシンをドライブするチャンスを与えられました。

第2戦ロングビーチ、第3戦アラバマ、第4戦インディアナポリス、そして第5戦インディ500の4レースへの出場がまずは決定しており、さらなるレースへの出場が検討されています。