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デイル・コイン・レーシング

デイル・コインが自らのために発足させたチームは、インディカーとしては珍しく、シカゴ郊外にワークショップを構え続けています。1986年にチームはスタートし、91年でコインがドライバーとしての活動に終止符を打ったあとも、アメリカのトップ・オープンホイールへの挑戦を続けています。
2009年、伝統あるロードコースのワトキンス・グレン・インターナショナルで、念願の初勝利を挙げました。設立から実に24年が経っていました。小規模ながらトップ・オープンホイールへの挑戦を続けたデイル・コイン・レーシングは、アメリカ人ドライバーだけでなく、多くのヨーロッパ出身ドライバーたちにインディカー・レースに挑戦するチャンスを与えてきました。2012年シーズン、デイル・コイン・レーシングには初優勝を記録したドライバーのジャスティン・ウィルソンが戻ってきます。彼らは再び力を合わせ、さらなる成功を収めることを目指していきます。

#18

ジャスティン・ウィルソンJustin Wilson

1978年生まれ。イギリス出身。インディカーで通算6勝。イギリスのフォーミュラカーで順調にステップアップしたウィルソンは、2001年に国際F3000でシリーズ・チャンピオンとなり、03年にミナルディF1チームからF1世界選手権にデビューを果たしました。同年のシーズン途中にジャガーF1へと移籍し、トータルで16レースに出場しました。04年からはアメリカへと活動の拠点を移し、インディカー・シリーズに参戦。05年に初勝利と2勝目をマークしたウィルソンは、06、07、08、09年にも1勝ずつを記録しています。特にロードレースで優れた成績を残してきたウィルソンには、2012年シーズンも目ざましいパフォーマンスが期待できるはずです。

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ジェームズ・ジェイクスJames Jakes

1987年生まれ。イギリス出身。イギリス・フォーミュラルノー、フォーミュラルノー・ユーロシリーズ、イギリスF3、F3ユーロシリーズと進んだジェイクス。彼は2007年にはフランスのポーで行われたストリートレースで優勝するなど活躍し、GP2アジア、GP3でさらに経験を重ねてきました。2011年にジェイクスはアメリカでのレース活動をスタート。デイル・コイン・レーシングからインディカー・シリーズにルーキーとして参戦しました。ベスト・フィニッシュはツインリンクもてぎでの「インディジャパン・ザ・ファイナル」における13位。シーズンが進むにつれて着々とマシン、そしてインディカー・レースへの習熟度を増していったジェイクスだけに、2シーズン目の活躍が楽しみです。