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A.J.フォイト・エンタープライズ

インディ500で4回の優勝を史上初めて達成し、インディカーでの勝利数は歴代最多の67勝を誇る伝説のドライバー、A.J.フォイトがチーム・オーナー。フォイトが1994年に引退したあとも、96年にはスコット・シャープを、98年にはケニー・ブラックをインディカーのシリーズ・チャンピオンに就け、99年にはブラックとインディ500優勝も成し遂げています。
インディカーでの勝利は、2002年のアイルトン・ダーレによるものを最後に遠ざかっていますが、2世代目のラリー・フォイトがチームの陣頭指揮をとっての体制が力をつけてきており、2012年シーズンに向けて実力のある若手、マイク・コンウェイを起用して、実績あるベテランエンジニアとコンビを組ませています。合同テストでもコンスタントに上位につけるラップタイムをマークしてきた彼らは、12年シーズンの戦いで優勝争いへと絡んでくることでしょう。

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マイク・コンウェイMike Conway

1983年生まれ。イギリス出身。インディカーではこれまで1勝。2006年のイギリスF3で圧倒的成績とともにシリーズタイトルを獲得したコンウェイは、07年にはGP2に参戦しながら、Honda F1のテストドライバーを務めました。アメリカでの活動は09年から。ドレイヤー&レインボールド・レーシングで2シーズンを走ったあと、11年にアンドレッティ・オートスポートに起用されると、シーズン序盤のロングビーチ・グランプリでキャリア初優勝を飾りました。そして12年シーズン、コンウェイはA.J.フォイト・エンタープライズへと移籍し、Hondaドライバーとして戦っていくことになりました。歴史あるチームに加わった彼は、キャリア2勝目、さらにはシリーズタイトルの獲得へとモチベーションを高めています。