■トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)
優勝 「もう随分と優勝から遠ざかっていた気がする。今日勝つことができて本当に嬉しい。とても厳しいレースだったが、最後まで冷静さを失わないよう心がけ、勝利を手にすることができた。アンドレッティ・グリーン・レーシングのピットストップも素晴らしかったから勝利を飾ることができた」
■ダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 2位 「予選までのマシンはスピードが充分ではなかったが、レースでは最多リードラップを記録した上に2位でゴールすることができた。優勝は逃したが、僕のマシンは勝てるところまでのスピードは持っていなかった。チャンピオンシップを目指す上でも今日の結果には満足している。チームメイトのトニーが優勝したことも嬉しい」
■ヴィットール・メイラ(レイホール・レターマン・レーシング) 3位 「3台が並んでのゴールとなった。前にも同じことがあり、その時にはアウトにラインを採ってうまく行かなかったため、今日はインへと飛び込んだ。インへと向かえば少しだが下り斜面にもなるので、自分に有利に働くと期待した。しかし、今回もパスをすることはできず、3位でゴールすることとなった。今日は本当に優勝を狙えるだけのマシンとはなっておらず、レースを通して厳しい戦いとなっていた。ミスを犯さなかったことで得られた3位だと思う」
■松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング) 20位(リタイア) 「非常に残念な結果となってしまいました。決勝レースでのマシンは走り始めこそアンダーステアが強くて速くはなかったのですが、ピットストップでセッティングを変更したことでハンドリングが良くなって行って、最終的には上位でフィニッシュできるだろうという希望が持てる状態になっていました。次々と前を行くマシンを抜いて行けるほどに速くはなかったのですが、トップ集団の中に留まって走り続けることは可能になっていたんです。2回目のピットストップの後にトラブルが出たため、今回はゴールまで走り切ることができませんでした。しかし、このレースで自分たちはマシンセッティングについて大きなことを学んだので、今後のレースではそれを活かすことができると思います」
■ロジャー安川(ドレイヤー&レインボールド・レーシング) 22位(リタイア) 「決勝前のファイナル・プラクティスで電気系統のトラブルが出たので、レースを前にしてエンジンを載せ換えました。その搭載の仕方に問題があったのか、マシンはスタート直後からフラフラと安定しませんでした。それでもタイヤに負担をかけないように走り続け、ロングランでは何台かをパスできていました。コクピット内でマシンセッティングを変更して、ハンドリングは次第に良くなって行ったので、1回目のピットストップの後にはさらにペースが上げられると思ったのですが、突然マシンがオーバーステアになって壁にヒットしてしまいました。エアポケットに陥ったのではなく、何かマシンに問題があったために急激にハンドリングが変わってしまったんだと思います。トップ10も狙える状況が見えていたところだっただけに残念です」
■ロバート・クラーク:HPD社長 「ここ2レースでは続けて勝利を飾れずにいたが、カンザスでパワーも、燃費の良さも、そして我々Hondaエンジンのユーザー・チームの強さも、すべてを発揮して素晴らしいレースを戦い、勝利を収めることができた。1-2-3-4フィニッシュを遂げられたことを非常に嬉しく思う。我々の開発プログラムはHonda
Indy V-8に目指した通りのパフォーマンスを与えており、ライバル勢に対するリードを依然として保っていると感じている。 IRLのポイントシステムは、1位から3位までのポイント差が小さいため、リードを広げるのが難しいが、今日はシボレーがトヨタを上回るフィニッシュを果たしたため、2位とのポイント差をさらに広げることができた。また、ドライバーのポイントスタンディングでも、ポイント2位につけているトニー・カナーンが優勝し、ポイントトップのダン・ウェルドンが2位でゴールし、彼らにとって最も手ごわいライバルであるランキング3、4位につけているドライバーたちが上位でのフィニッシュを果たせなかったため、彼らもポイントリードを広げることとなった。次戦のナッシュビルがとても楽しみだ。この調子を保って勝利を重ねたい」
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