■トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 3位 「非常にエキサイティングなレースをファンに見せることができたと思う。しかし、僕らは優勝できるだけのスピードを実現できていなかった。優勝を飾ったトーマス・シェクターにはおめでとうと言いたい。彼にはそれだけの能力があるし、今週末の彼は最高だった。そして、彼は賢くレースを戦い切った。勝てない時には、置かれた状況で最高の結果を手に入れなくてはならない。今日の僕らはその通りの戦い方をすることができていた」
■スコット・シャープ(デルファイ・フェルナンデス・レーシング) 4位 「4位でゴールできて最高の気分だ。レース序盤は、マシンにオーバーステアが出ていて苦しい戦いになっていた。特にトラフィックの中でのハンドリングに手を焼いていた。しかし、エンジニアたちがピットストップでマシンを良くしてくれ、クルーたちは素晴らしいピット作業で僕のポジションを上げてくれた。そうした状態から4位でフィニッシュできたのだから本当に嬉しい。ゴール前にはなんとかしてカナーンをパスすべく頑張っていたが、あと一歩のところで抜けなかった」
■ダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 6位 「正直に言って、今晩の僕らは優勝できる状態にはなっていなかった。ピットストップでのタイムロスも実に大きなものとなってしまっていた。ピットでのロスがどのような原因によるものだったのか、それをすぐさま明らかにする必要がある。最後はトップグループから完全に突き放されてしまっていた。先頭集団から離されてしまっては、最後の勝負に加わることはできない。結局、トップグループと同じペースで走ることができていなかったのが、今日の僕らの敗因だ」
■松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング) 7位 「久しぶりにいいレースを戦えました。ファイナルプラクティスまではマシンにスピードが不足していたのですが、車高を変更するなど、マシンセッティングを変更してレースに臨んだのが正解で、トラフィックの中でのハンドリングはとても良いものになっていました。ただ、単独でのスピードが今ひとつ伸び切らなかったのと、一対一の勝負になった時が良い状態ではなかったため、最後にウェルドンにパスされてしまいました。今日は最初から最後までミスなく戦えたし、後方スタートから上位でフィニッシュすることもできました。こういうレースをこれからは増やしていかなければならないし、次のレースからはずっとこういうレースを戦えるようになりたいと思います」
■ロジャー安川(ドレイヤー&レインボールド・レーシング) 15位 「レース序盤のマシンはとてもハンドリングが良く、トップ10は充分に狙えると感じていました。しかし、中盤からアンダーステアがどんどん大きくなってきたのと、組んだギア比があまり良くなかったためにリスタート時やピットアウトからの加速で良くない症状が出ていて、ポジションを保ち続けることができませんでした。トップグループのドラフティングから離されてしまってからは、イエローフラッグが出るのを期待していましたが、その通りにはなりませんでしたね。今回は何とか完走をすることができたので、次のレースからはさらにアグレッシブに走り、早く今年初のトップ10フィニッシュを達成したいと思います」
■ロバート・クラーク: HPD社長 「今日のレース結果は我々の期待していたものではないが、エンジンのパフォーマンスで負けていたのではなかった。レースは非常にエキサイティングなものとなり、ピットストップのタイミングがチームによって異なるなど、興味深い内容にもなっていた。トーマス・シェクターとPanther Racingがマシンを最高の状態に仕上げ、レースを通して速さを保ち続けていた。今日勝てなかった理由は幾つかある。トラフィックの中で速くても、単独で遅い。あるいは、その逆のパターンもHonda Indy V-8勢にはあった。どちらの状況でも速さを見せるマシンに仕上げていたチーム、そしてドライバーが勝利を手にした。シボレーは燃費でも印象的な進歩を見せているが、依然として我々が燃費性能ではトップを保っている。次戦リッチモンドはハンドリングが重要なコースで、チームの作戦力も結果に大きく関わってくる。Honda Indy V-8を使うチームが、ハンドリングに優れたマシンを作り上げ、作戦でもアドバンテージを獲得する戦いをしてくれることを期待する」 |