●ブライアン・ハータ(予選1位) 「ポールポジションを獲得するタイムを出せたのは、アタックに入ってから3周目の思い切り攻めたラップだった。持っているものすべてを出し切った。トップ6によるアタックは、まさにそういうラップを行なうべきところだ。とてもエキサイティングだし、僕自身アタックを思い切り楽しむことができた。もちろんプレッシャーは大きかったけれどね。ドライバーにとっておもしろいだけでなく、ファンにとっても本当に楽しむことのできる予選だったと思う」
●トニー・カナーン(予選3位) 「とてもエキサイティングな予選だったね。ファンのみんなも気に入ってくれたんじゃないかな? 僕自身はIRLの新しい予選を思う存分楽しんだ。トップ6に残れたことで、マシンをさらに良くすることもできた」
●ダリオ・フランキッティ(予選4位) 「1台ずつがアタックする予選でのマシンは、ハンドリングが非常に良かった。トップ6の予選では、さらに良いタイムを出す必要があると考え、タイヤの空気圧設定を変更した。しかし、その結果、我々の予想に反してマシンは大きなアンダーステアとなってしまい、ピット・インしてさらにマシンに変更を施したが、ポールを獲得するだけの速いラップを実現することはできなかった」
●松浦孝亮(予選7位) 「ロードコースでのアタック1周のみの予選というのは今回が初めてのことで、どんな難しさがあるのかわからなかったんですが、自分たちとしてはパノス・シャシーの中ではトップとなる7位になれました。ドライビングのミスもほぼゼロでした。100分の1秒とかの差でトップ6入りを逃したのは悔しかったですね。ストリート・コースの路面は、オーバル以上にコンディションの変化が大きいので、そうした面にも注意を払って明日のレースは戦いたいと思います」
●ロジャー安川(予選18位) 「走行初日にアクシデントを起こして遅れを取ってしまったので、今回の自分たちは、決勝レースを最後まで走り切ることに考えを切り替えています。タイヤ・ウォーマーを使うこと、1周のみのアタックによる予選など、今回は自分たちのチームにとって経験のない部分ばかりで、予選ではタイヤの空気圧が十分でなく、アタックが終わった頃に一番グリップが上がって来ていました。まだまだ自分たちには学ぶべきことがたくさんあります」
●ロバート・クラーク:HPD社長 「Hondaグランプリで、そして、IRLインディカー・シリーズにとって初めてのロードコース・イベントでポールポジションを獲得できたことを本当に嬉しく思う。Hondaはロードレースでの長い歴史を持ち、多くの栄光を掴んで来た。IRLインディカー・シリーズがロードコース・イベントを開催することを決めたことで、我々は町から遠く離れたサーキットへとファンを呼び寄せるのではなく、ファンの住んでいるところへとレースを提供できることとなった。今後さらに市街地コースでのレースが増えて行くことを楽しみにしている。予選ではトップ4に3人が食い込んでいるし、トップ10には5人がいる。Hondaドライバーたちはロードコースを得意としているので、明日のレースでも良い成績を残してくれるものと期待している」 |