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モータースポーツ > IRL インディカー・シリーズ > 第3戦 セント・ピーターズバーグ 予選
レース
アメリカ 第3戦 4月3日
セント・ピーターズバーグ
レース情報 予選 決勝 フォトギャラリー
リザルト ポイント  
レース情報
Rd. Date
01 3/6 マイアミ
02 3/19 フェニックス
03 4/3 セント・ピーターズバーグ
04 4/30 ツインリンクもてぎ
05 5/29 インディアナポリス
06 6/11 テキサス
07 6/25 リッチモンド
08 7/3 カンザス
09 7/16 ナッシュビル
10 7/24 ミルウォーキー
11 7/31 ミシガン
12 8/14 ケンタッキー
13 8/21 パイクスピーク
14 8/28 インフィニオン
15 9/11 シカゴランド
16 9/25 ワトキンス・グレン
17 10/16 カリフォルニア
初のロードコース・ポールはブライアン・ハータが獲得
Honda Indy V-8勢はトップ10に5人が食い込む
4月2日(土)・予選
サーキット:セント・ピーターズバーグ 天候:快晴 気温:27.2℃

 2005年の第3戦Hondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグは、IRL IndyCarシリーズにとって初めてのロードコース・イベントである。4月を迎えてフロリダ州は初夏のような陽気となっており、メキシコ湾に面したリゾート地のセント・ピーターズバーグには大勢のレースファンが集まってきた。

 Hondaグランプリが行われるのは、セント・ピーターズバーグの歴史ある市街地と、市営空港の滑走路を使った全長1.8マイルのコースである。

 ストリートでありながら、高速コーナーも持つエキサイティングなコースで行われた予選では、アンドレッティ・グリーン・レーシングのブライアン・ハータが最速タイムをマークし、第2戦フェニックスに続いて連続ポールポジションを獲得した。

 IRL IndyCarシリーズのロードコース予選は、オーバル同様に最初に1台ずつがアタックを行ない、トップから6人が、今度は10分間に渡って一斉にコースを走るユニークな二段階方式となっている。

 シングルカー・アタックでの予選では、ダリオ・フランキッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が1分03秒0384でトップに立ち、ファスト6予選では、ハータがそれを上回る1分02秒5096というトップタイムをマークしたのだった。トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は3位で、Honda Indy V-8勢はトップ4に3人が食い込み、松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)は7位、開幕戦ウィナーのダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は9位と、トップ10にHondaドライバーは5人が並んだ。

コメント

ブライアン・ハータ(予選1位)
「ポールポジションを獲得するタイムを出せたのは、アタックに入ってから3周目の思い切り攻めたラップだった。持っているものすべてを出し切った。トップ6によるアタックは、まさにそういうラップを行なうべきところだ。とてもエキサイティングだし、僕自身アタックを思い切り楽しむことができた。もちろんプレッシャーは大きかったけれどね。ドライバーにとっておもしろいだけでなく、ファンにとっても本当に楽しむことのできる予選だったと思う」

トニー・カナーン(予選3位)
「とてもエキサイティングな予選だったね。ファンのみんなも気に入ってくれたんじゃないかな? 僕自身はIRLの新しい予選を思う存分楽しんだ。トップ6に残れたことで、マシンをさらに良くすることもできた」

ダリオ・フランキッティ(予選4位)
「1台ずつがアタックする予選でのマシンは、ハンドリングが非常に良かった。トップ6の予選では、さらに良いタイムを出す必要があると考え、タイヤの空気圧設定を変更した。しかし、その結果、我々の予想に反してマシンは大きなアンダーステアとなってしまい、ピット・インしてさらにマシンに変更を施したが、ポールを獲得するだけの速いラップを実現することはできなかった」

松浦孝亮(予選7位)
「ロードコースでのアタック1周のみの予選というのは今回が初めてのことで、どんな難しさがあるのかわからなかったんですが、自分たちとしてはパノス・シャシーの中ではトップとなる7位になれました。ドライビングのミスもほぼゼロでした。100分の1秒とかの差でトップ6入りを逃したのは悔しかったですね。ストリート・コースの路面は、オーバル以上にコンディションの変化が大きいので、そうした面にも注意を払って明日のレースは戦いたいと思います」

ロジャー安川(予選18位)
「走行初日にアクシデントを起こして遅れを取ってしまったので、今回の自分たちは、決勝レースを最後まで走り切ることに考えを切り替えています。タイヤ・ウォーマーを使うこと、1周のみのアタックによる予選など、今回は自分たちのチームにとって経験のない部分ばかりで、予選ではタイヤの空気圧が十分でなく、アタックが終わった頃に一番グリップが上がって来ていました。まだまだ自分たちには学ぶべきことがたくさんあります」

ロバート・クラーク:HPD社長
「Hondaグランプリで、そして、IRLインディカー・シリーズにとって初めてのロードコース・イベントでポールポジションを獲得できたことを本当に嬉しく思う。Hondaはロードレースでの長い歴史を持ち、多くの栄光を掴んで来た。IRLインディカー・シリーズがロードコース・イベントを開催することを決めたことで、我々は町から遠く離れたサーキットへとファンを呼び寄せるのではなく、ファンの住んでいるところへとレースを提供できることとなった。今後さらに市街地コースでのレースが増えて行くことを楽しみにしている。予選ではトップ4に3人が食い込んでいるし、トップ10には5人がいる。Hondaドライバーたちはロードコースを得意としているので、明日のレースでも良い成績を残してくれるものと期待している」

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予選リザルト
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム
1 7 B.ハータ Andretti Green Racing D/H/F 1:2.5096
2 3 H.カストロネベス Marlboro Team Penske D/T/F 1:2.6933
3 11 T.カナーン Andretti Green Racing D/H/F 1:2.9789
4 27 D.フランキッティ Andretti Green Racing D/H/F 1:3.0384
5 2 T.エンゲ Panther Racing D/C/F 1:3.2650
6 6 S.ホーニッシュJr. Marlboro Team Penske D/T/F 1:3.4515
7 55 松浦孝亮 Super Aguri Fernandez Racing P/H/F 1:3.7564
8 4 T.シェクター Panther Racing D/C/F 1:3.8182
9 26 D.ウェルドン Andretti Green Racing D/H/F 1:3.9536
10 33 R.ブリスコー Target Chip Ganassi Racing P/T/F 1:4.1147
11 9 S.ディクソン Target Chip Ganassi Racing P/T/F 1:4.2025
12 17 V.メイラ Rahal Letterman Racing P/H/F 1:4.2921
13 51 A.バロン Red Bull Cheever Racing D/T/F 1:4.3051
14 83 P.カーパンティア Red Bull Cheever Racing D/T/F 1:4.4630
15 16 D.パトリック Rahal Letterman Racing P/H/F 1:4.6499
16 10 D.マニング Target Chip Ganassi Racing P/T/F 1:4.7565
17 15 B.ライス Rahal Letterman Racing P/H/F 1:5.1950
18 24 ロジャー安川 Dreyer & Reinbold Racing D/H/F 1:5.7824
19 20 E.カーペンター Vision Racing D/T/F 1:7.9355
※C(シャシー) : D=ダラーラ、P=パノス。 E(エンジン) : H=Honda、C=シボレー、T=トヨタ。 T(タイヤ)はファイアストン
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