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第6戦 リッチモンド
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アメリカ Round 6
Richmond
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 サーキット情報
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リザルト
1 ウェルドン
2 メイラ
3 カストロネベス
リザルト一覧
ポイント
ドライバー
1 カナーン 240
2 ウェルドン 225
3 カストロネベス 181
マニュファクチャラー(エンジン)
1 Honda 57
2 トヨタ 43
3 シボレー 32
マニュファクチャラー(シャシー)
  1 ダラーラ 57
2 Gフォース 45
ポイント一覧
ダン・ウェルドンが今シーズン2勝目、ヴィットール・メイラが2位
Honda Indy-V8は5連勝でマニュファクチャラー・ポイントでのリードをさらに広げる

決勝日:6月26日(土) サーキット:リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ 天候:曇り 気温:23℃

 アメリカ建国以来の長い歴史を持つバージニア州々都リッチモンドで開催されたIndyCarシリーズ第6戦サン・トラスト・インディ・チャレンジでは、予選20位からスタートしたダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング/ダラーラ)がピット作戦の絶妙さも味方につけ、5万人を超すファンが見守る中で今シーズン2勝目を飾った。Honda Indy V-8勢にとって、第2戦フェニックスからの5戦連続優勝である。

 リッチモンドのコースは全長0.75マイルとシリーズ中で最短だが、バンクは14度と急で、サイド・バイ・サイドの戦いが可能である。今シーズンは路面が完全に舗装し直されてグリップレベルが向上しているため、さらにエキサイティングなバトルが250周によって繰り広げられた。IndyCarシリーズ中で最も短い距離=187.5マイルで争われるレースは、テキサスに続き、午後8時からレースが開始されるナイトレースとして行われたが、周回遅れが多発し、フルコースコーションも7回発生する混戦となった。さらに小雨がコースを濡らしたため、20周にも及ぶコーションも出され、レースが短縮されてゴールとなる可能性すらあった。

 レース前半に一度は周回遅れに陥ったウェルドンは、250周のレースの折り返しである125周目には13番手を走行していた。しかし、そのすぐ後の129周目のピットストップからゴールまでの残り121周を給油せずに走り切る作戦が功を奏し、価値あるシーズン2勝目を掴んだ。予選まで苦しんでいたハンドリングも、レース後半にはトップを保ち続けるのに十分なレベルに仕上げられていた。

 レースは終盤にアクシデントが続発したため、最後は残り1周でグリーンフラッグが振られる展開となった。しかし、ラスト1ラップのダッシュで優勝が争われるスリリングなエンディングとなるはずが、フラッグタワーでグリーンフラッグが掲示されながらも、コースサイドのイエローライトが点灯したままというオフィシャルのミスが発生してしまった。そのため、ゴール後に主催者のIRLが審議を行った結果、最後のグリーンフラッグは無効と判断され、記録的にはイエローフラッグのままゴールしたこととなった。よって、249周目のオーダーがそのままレースリザルトとなった。

 この結果、優勝はウェルドンで変わらなかったが、最終ラップのイエローライトを見て加速をしなかったヴィットール・メイラ(レイホール・レターマン・レーシング/Gフォース)は、3位ではなく2位でのゴールが認められた。これにより、Hondaは第2戦フェニックスからの5連勝すべてで1位と2位の独占以上のリザルトを記録。この中にはIndy500での1位から7位までの独占も含まれる。ウェルドンとメイラ以外のHonda Indy V-8勢も奮闘し、ブライアン・ハータ(アンドレッティ・グリーン・レーシング/ダラーラ)が4位、トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング/ダラーラ)が5位、Indy500ウィナーのバディ・ライス(レイホール・レターマン・レーシング/Gフォース)が6位、そして、エイドリアン・フェルナンデス(フェルナンデス・レーシング/Gフォース)が7位でゴールとなった。

 予選13位からスタートしたルーキーの松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング/Gフォース)は、レース前半に他車と2度接触し、IRLにピットでのストップ・アンド・ゴーのペナルティを課されて周回遅れに陥り、その差を最後まで詰めることができなかったが、粘り強くゴールまで走り通して14位でゴールした。

 ドライバー部門のポイントランキング・トップは今回5位でゴールしたカナーンが240点で保ち、優勝で50ポイントを加算したウェルドンも、シリーズポイントを225点へと伸ばして2位の座をキープしている。Hondaはマニュファクチャラーズ・ポイントを57点へと伸ばして首位を堅持し、ポイントリードを第5戦終了時点の11点から14点へと広げることに成功した。

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ダン・ウェルドン(決勝優勝)
「今日のレースはチームにとって素晴らしい結果となった。Hondaエンジンは最後まで強力だった。作戦担当のトニー・コットマン、そしてエンジニアのエディー・ジョーンズを僕は全面的に信頼しているが、今日の彼らは本当に素晴らしい作戦を考え出してくれた。レース前のチーム・ミーティングで、序盤に周回遅れに陥る可能性は検討されていた。しかし、そうなったとしてもパニックしないようにと言われていた。今日の僕らのマシンは最速の存在とはなっていなかった。しかし、こうして勝利することができた。今日の優勝は、コットマンとジョーンズ、彼ら二人が獲得したものだ」

ヴィットール・メイラ(決勝2位)
「レースがずっとグリーンのまま続いていたら、もっと苦しい戦いになっていたと思う。僕らはチームの作戦も良く、終盤に2位へと上がることができた。今日は走っていた全員にとって作戦が大きな鍵になっていたと思う。週末を通して最高のハンドリングに仕上がっていたチームは序盤にリードを広げたが、レースは250周で争われるもので、その展開は僕らにとって有利に働いた。最後のグリーンフラッグが振られた後はコースサイドのイエローライトが点灯したままだったので、とても混乱した。スポッターは「イエローじゃない。走り続けろ」とずっと叫んでいた。結局そのスタートは無効となり、僕が2位となれた」

ブライアン・ハータ(決勝4位)
「今日のマシンはとても速かった。自分たちのチームはそれぞれが異なる作戦を採用し、リスクを冒す作戦を選んだダン(・ウェルドン)が勝利を掴んだ。我々のチームの中からウィナーが生まれたことは本当に嬉しいことだ。僕らのマシンも非常に良かった。もっと上位でゴールしていてもおかしくない仕上がりになっていた」

松浦孝亮(決勝14位)
「アレックス・バロンとのアクシデントは、相手が降りてきて、自分には行き場が無くなったために起きたものでした。フェリペ・ジアフォーネとの接触も自分はすでにイン側に降りていて、こちらがアンダーステアを出したからぶつかったというものではありませんでした。あれでなぜ自分がペナルティを課せられなくてはならないのかは疑問です。レース序盤はタイヤの内圧が高過ぎてハンドリングがアンダーステアになっていました。それを治したことで、終盤はトップグループ以上のペースで走ることができるようになりました。また、今日は自分よりも後ろのグリッドからスタートしたダン・ウェルドンが勝ちましたよね。そういうのを見て、また考え方が変わると思います。次はもっといいレースをしたいですね」

和田康裕 HPD社長
「今回はアンドレッティ・グリーン・レーシングの作戦が素晴らしかったですね。レース終盤でのウェルドンの燃費はかなり厳しいものでした。終盤のイエローが大きく味方したのは確かですね。今回のレースに向けては、トップエンドのパワーを少し削ってでも、パワーバンドをコース特性に合わせて広げることとしましたが、それが燃費の向上にも貢献したと思います。加えて、各チーム力が昨年に比べて格段に上がっていることが明確に現れていたと思います。そして、それが我々にとっては一番嬉しいことです。アンドレッティ・グリーン・レーシングはレースの展開を見ながら臨機応変に対応し、勝利を掴んでくれました。次のカンザスはまたパワー・コースなので、対策を施したエンジンを持ち込みます。まだパワーのアドバンテージはあると思います。今回のレースでは、テストをしていなかったこともあり、クルマのセッティングを予選まで満足するまで詰めることができず、多少頭が混乱したところもありました。カンザスでは気分を一新し、またパワー全開で優勝を目指して行きたいですね」

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リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ 6月26日決勝
サーキットデータ
名称 リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ
全長 0.75Mile
決勝 250ラップ
1周0.75Mile、ラップタイムも16秒前後というシリーズ中、最も小さいレーストラック。路面が滑りやすいうえに、常にハンドルを切った状態で走らなければならず、ドライバーにとって高い集中力を求められる過酷なレースだ。1946年開設の歴史のあるトラックでもある。
昨年度WINNER
S.ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング) 1:26'47.9459
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GAORA
「INDY RACING LEAGUE IndyCar Series 2004」
決勝 6月27日(日) 8:27〜11:00(生放送)
決勝 6月28日(月) 15:00〜17:30
決勝 7月3日(土) 15:00〜17:30
決勝 7月4日(日) 21:00〜23:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中


※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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