●ダン・ウェルドン(決勝優勝) 「Hondaのホームレースで自分がキャリア初優勝を飾れるなんて最高だ。まだ勝利の実感はないけれどね。明日ぐらいにならないとそれは感じることができないのかもしれない。今晩はパーティで、トニーやダリオがゆっくりなど絶対させてはくれないからね。僕はHondaのIRL用エンジンの開発に最初から関わって来た。Hondaのレースに対する姿勢、勝利に対する強い意思は自分と同じものだと感じたし、最初から一緒に仕事をして来ているだけに、こうしてもてぎで勝てたことは本当に嬉しい」
●トニー・カナーン(決勝2位) 「今日のダンは完璧なレースをしていた。去年はルーキーだったが、今のダンはタイトルを狙うだけの力を身につけている。Hondaがもてぎでついに初勝利を飾ったことを嬉しく思う。僕自身がこの勝利をプレゼントしたかったが、ダンが勝った。僕らのチームが勝ったのだから満足している。今日は風が走りを難しくしていた。昨日までの2日間とは逆に吹いていて、しかも強く吹いたり弱くなったり安定していなかった」
●バディ・ライス(決勝6位) 「レース序盤のマシンは良かった。ダンとトニーとの間隔を詰めて行くことができた。残念なことに最初のピットストップでメカニカル・トラブルが発生し、その後はエンジンパワーがダウンしてしまった。レース序盤のスピードによって我々のチームが速いことは証明できたと思う。Hondaがもてぎで初優勝できたことを嬉しく思う。自分たちでそれを実現したかったけれど、今回はダンが優勝した。次はIndy500だ。新しい3リッター・エンジンでの戦いになる。今日のマシンはハンドリングが良かったし、Indy500でもいい戦いができると思うので、とても楽しみだ」
●松浦孝亮(決勝8位) 「ホーニッシュJr.と接触があり、終盤のハンドリングが悪くなってしまっていたのが残念です。もう少しいい結果でフィニッシュできていたと思います。アクシデントがあったけれど8位でフィニッシュできたのは良かったと思っています。3戦連続ルーキー・トップでしたが、それよりも今回は初めてトップ集団からスタートして、その中をずっと走れたことが大きな収穫でした。クルマが決まっている時は誰とも遜色なく走れることがわかりました。自分でもレースを通してアグレッシブな走りができたと思いますし、ファンの人がたくさん来てくれたのは嬉しかったです」
●ロジャー安川(決勝11位) 「走行初日は非常に良かったのですが、予選からマシンの仕上がり具合が悪くなってしまいました。レースでのハンドリングもターン3、ターン4でアンダーステアが大きく、フロントウィングの調整で対応していたところ、今度はターン1、ターン2まで悪くなってしまうような苦しいレースでした。それでも、最後の20周ではハンドリングを何とか良くすることができ、Gフォースというシャシーについて多くを学ぶことができました。Hondaエンジンはパワフルだったし、Gフォースのフィーリングも掴めたので、次のIndy500が楽しみです」
●和田康裕 HPD社長 「もてぎで勝つことができて本当に嬉しいです。第2戦フェニックスに続いての連勝という点でも嬉しいですね。今日のアンドレッティ・グリーン・レーシングには「チーム・ウィン」という合言葉がありました。「俺が勝つ」じゃなく、「我々全員で勝ちに行く」という姿勢で戦ってくれました。それがダンとトニーによる1-2フィニッシュに繋がりました。松浦はデビューして3戦目だというのに、トップグループで戦ってくれました。成長が速く、これからが楽しみですね。ドライバー、チームスタッフ、そして開発スタッフのみんなが頑張ってくれたことが今日の勝利に繋がったと思います」
●福井威夫 本田技研工業株式会社 代表取締役社長 「予選結果を見て今日は勝てると感じました。6年間「もてぎ」だけ勝てず、またお客様やファンの皆様から厳しいお言葉を頂いていましたので、それに応えることができ、とても嬉しく思います。これで、次戦のIndy500で勝利する体制が整いました。今日を仕切り直しの日として、これからもずっと勝ち続けていきたいと思います。皆様のご声援ありがとうございました」
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