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第5戦
フォートワース
2003年6月7日 開催(ナイトレース)
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レースレポート

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4位のブラック(手前)はポイントランキングでも4位に上昇
ハータ(手前)に続く、ウェルドン、安川
自己最高の9位でフィニッシュの安川
トニー・カナーン2位、シリーズポイントでリードを広げる
Honda Indy V-8勢は3人がトップ5フィニッシュ
■日時 :2003年6月7日(土)
■開催地 :テキサス州フォートワース
■サーキット :テキサス・モーター・スピードウェイ
■レース距離 :全長1.5マイルオーバル×200周
■気温 :30℃
■観客数 :9万人
三つ巴の接戦で惜しくも2位フィニッシュのカナーン
三つ巴の接戦で惜しくも2位フィニッシュのカナーン
 IndyCarシリ−ズ16戦の中で最大の24度という急なバンクを持つテキサス・モーター・スピードウェイでは、今シーズン最初のナイトレースが開催され、スタートからゴールまでサイド・バイ・サイドの熱い戦いが休む間もなく繰り広げられた。残り2周で切られた最後のリスタートでは、アル・アンサーJr、トニー・カナーン、高木虎之介が三つ巴のトップ争いを展開。この結果、カナーンが惜しくも0.081秒差の2位でチェッカーフラッグを受けた。ケニー・ブラック(チーム・レイホール)は4位。負傷中のダリオ・フランキッティの代役として出場したブライアン・ハータ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が見事な走りで5位を獲得し、Honda Indy V-8勢は3人がトップ5フィニッシュを果たした。ルーキーのロジャー安川(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)は自己ベストを更新する9位でチェッカーフラッグを受けた。

 優勝はアル・アンサーJr、3位には高木虎之介が入り、日本人初の表彰台を獲得した。

 木曜日の午前中は雨に見舞われたが、それ以降はテキサスらしい暑さとなり、決勝日のテキサス・モーター・スピードウェイは抜けるような青空に覆われ、最高気温は31度以上にまで達した。夕方になってもその暑さは変わらず、午後7時過ぎのスタート時でも、まだ気温は30℃もあった。

 巨大なグランドスタンドを持つテキサス・モーター・スピードウェイだが、97年に始まったレースは、どれも非常に激しい接戦が繰り広げられて来たことにより、ここでのIndyCarレースは非常に高い人気を誇っている。照明を浴びて走るIndyCarのレースを見ようと集まったファンの数は9万人を数えた。

 190周目に起こった2台がターン2でアクシデントを起こし、そのドライバー救出とコース清掃が終わって最後のグリーンフラッグが振られたのは、残り2周。トップ3は接近したままゴールまでを走り、ファンを熱狂させた。IndyCarシリ−ズが売り物としている大接戦がまたしても繰り広げられ、テキサス・モーター・スピードウェイで7度目のコンマ1秒以内の僅差で決着のつくエキサイティングなゴールシーンとなった。ウィナーの平均時速は168.123マイルで、これは超高速コースとして知られるテキサス・モーター・スピードウェイでは歴代4位に数えられるものである。

 カナーンは今回の2位フィニッシュによって40点をシリーズポイントに加算。ポイントリーダーの座を守るとともに、レース前に14点だったポイント2位との差を26点へと広げた。また、安川もルーキーポイントでトップを保っている。


●2位 トニー・カナーン
「いいレースだった。接近戦の激しい戦いだった。僕のマシンの調子はとても良かったが、アル・アンサーJr.のマシンもレースを通して非常に速かった。最後のリスタートでは彼を外側からパスしようとトライしたが、アウトのラインの方が少しだけ遅かった。彼をなんとかアウト側に向かわせようと仕向けたけど、インを守り通され、パスすることはできなかった。しかし、これでポイントリードは広がった。シリーズポイントこそが一番重要だ」

●5位 ブライアン・ハータ
「スタートからゴールまで、いい走りができた。今晩5番目にハッピーな男といったところかな? サイド・バイ・サイドのレースは見ていて楽しかったと思う。走っている自分たちは本当に楽しかった。レース中には、コクピットから今まで見てきた中で一番凄い戦いといっていいものを何度も目にしたし、一番馬鹿げたアタックと呼べるものも目撃した。今回こうして走らせてくれる機会を与えてくれたチームに感謝している。そして、上位でフィニッシュできたことを嬉しく思う」

●4位 ケニー・ブラック
「何台かのマシンは今日アクシデントに遭った。少なくとも僕らはちゃんと4輪がついた状態でゴールすることができた。ピットクルーが頑張ってくれ、2回目のピットストップでは4つ、3回目には2つポジションを上げることができた。最後から2回目のリスタートではタイヤが温まっていない状態で3つか4つポジションを下げてしまったけれどね。今晩は、なぜだかリスタート後にスピードアップするのに少し時間がかっていた。リスタートが良くなかったことから、優勝争いに加われなかった。しかし、ポイントスタンディングでは順位を上げることができたし、次のレースは98年に勝っているパイクス・ピークだ」

●9位 ロジャー安川
「レース内容にはほぼ満足しています。ドラフティングを使い合う楽しいレースでしたね。常に誰かと戦っていました。アクシデントにも巻き込まれず、自己ベストを更新する9位でゴールできたことは非常に嬉しいです。今日のレースを走った中で、ドラフティングの使い方、パスの仕方など、多くの経験を積むことができましたから、次にサイド・バイ・サイドのレースを戦う時には、もっとうまく走れると思います」

●11位 グレッグ・レイ
「自分たちのマシンは良かったけれど、今日はルールに反したドライビングをしている人がいた。彼らには黒旗が提示されるべきだったと思う。今日は無線のトラブルがあって、ピットからの指示が聞こえたり、聞こえなかったりした。僕の声はチームに一切聞こえていなかったようだ。ピットボードを見て、スポッターの声を聞いて走り続けた。スポッターの声も最初の100周は聞こえなかった。次のレースまでに解決すべき問題だ。ピットストップは良かったし、レースに向けての準備も非常に良かったのだが・・・」

●20位・リタイア ダン・ウェルドン
「ピットを出て2速にシフトしようとしていた時、スロットルが全開のまま動かなくなった。イエローコーション中だったので、ブレーキを思い切り踏んでスピードを下げなくてはならなかった。クルーたちは素晴らしい仕事をしてくれたけれど、残念ながらあれ以上走り続けることはできなかった。今日はいいポジションを力強く走れていたと思う」

●ロバート・クラーク:HPD VP&ゼネラルマネージャー
「非常に惜しかった。エンジンパフォーマンスの高さが証明されたと思う。今後はチーム力を含めた総合面を更に高めていきたい。次のコロラド州パイクス・ピークでのレースは、高地でのレースとなるが、一度テストを行なっており、良いパフォーマンスを発揮できるはずだ」

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