Round06アメリカアイオワ2

2020年7月18日(土)・決勝

アイオワ・スピードウェイ

天候:快晴
気温:摂氏28~30℃

第6戦 アイオワ2

グレアム・レイホールが3位フィニッシュで今シーズン2度目の表彰台
スコット・ディクソンも5位フィニッシュでポイントリーダーの座をキープ

グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、土曜日に開催されたダブルヘッダーの2戦目でHondaドライバーたちのトップである3位でゴールし、2020年インディカーシリーズで2回目の表彰台に上りました。

8分の7マイルのショートオーバルを250周して争われるレースは2夜連続で行われ、レイホールはレース2に19番手からスタートして行きました。彼は最初のピットストップまでのオープニングスティントを長く取り、61周目にトップに立ちました。ピットストップでいったん順位は下がりましたが、フレッシュタイヤで着々と順位をばん回し、第2戦のインディアナポリスでのGMRグランプリの2位に続く今季2回目の表彰台登壇を果たしました。6レースを終え、レイホールのポイントスタンディングは6位に浮上しています。

スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、金曜日のレースと同様、後方からのスタートをものともせずに5位でチェッカーフラッグをくぐりました。6度目のインディカーチャンピオン獲得を目指している彼は、今シーズンの開幕3レースで連勝を飾り、昨夜は2位フィニッシュ。ポイントで2番手につけるライバに対するポイントリードは49点になっています。

アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)は、昨晩が6位で、レース2は8位でのゴールを達成し、ポイントスタンディングでトップ10入りを果たしました。ジャック・ハーヴィー(Meyer Shank Racing) は2日続けて7位、ディクソンのチームメートであるマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は2日続けて9位と、2人のアイオワでのパフォーマンスは非常に安定していました。また、今日のレース2ではマルコ・アンドレッティ(Andretti Herta Autosport with Marco Andretti & Curb-Agajanian)が10位に入りました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)はレース前のプラクティスで5番手につけるラップを記録し、マシンのセッティングに手応えをつかんでレースに臨みました。20番グリッドからスタートした彼は、1回目のピットを早めに行い、同じ作戦を採用したライバルたちとともに、フレッシュタイヤのグリップを活かして順位を上げていきました。しかし、2回目のピットストップを行う前にマシンのハンドリングが突然悪化し、ピットでセッティングを変更してもマシンに安定感は戻ってこなかったため、21位でのゴールとなりました。

15日間で5レースを行う過酷なスケジュールはアイオワでのレース2で終わり、インディカーシリーズは2週間のオフに入ります。次のレースは8月8~9日にオハイオ州レキシントンのミッドオハイオスポーツカーコースで開催されるホンダ・インディ200です。

コメント

グレアム・レイホール(3位)
「チームのハードワークによって、今晩の3位フィニッシュは達成されました。いいレースリザルトは私たちが強く必要としていたものです。金曜日のレースでは12位でしたが、今日こうして3位に入賞したことにより、自分たちはポイントスタンディングで上位へと進出できました。Hondaのエンジンを搭載して戦うことを誇りに感じています。次はミッドオハイオ。地元に帰るのですから楽しみです。大好きなコースです。ここ数戦、ロードコースでいい結果が出ているので、故郷のコースでいい結果が出せることを期待しています。次のレースはHondaにとっても重要な意味を持つレースです」

佐藤琢磨(21位)
「今日はマシンのハンドリングに大問題が出ていました。オーバーステアがひどいマシンになっていたんです。そのせいで緊急ピットストップを行わねばならなかったほどです。ライバルたちよりも1回ピットを多くしなければなりませんでした。フロントウイングはレース中に7回転も調整しました。通常では考えられないほど大きなセッティング変更です。まだマシンに何か不具合が出ていたのかを入念にチェックしていませんが、本当に厳しいレース、そして長い夜になっていました。それでも、今晩のレースではチームメートが表彰台に上りました。グレアム、おめでとう。彼はチームにとってすばらしい仕事をしてくれました」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
11J.ニューガーデンシボレー2501:38'40.5189
212W.パワーシボレー250+2.7869
315グラハム・レイホールHonda250+3.5649
422S.パジェノーシボレー250+6.1241
59スコット・ディクソンHonda250+6.5753
67O.アスキューシボレー250+16.0009
760ジャック・ハーヴィーHonda250+16.6183
827アレクサンダー・ロッシHonda250+17.8869
98マーカス・エリクソンHonda250+18.5207
1098マルコ・アンドレッティHonda250+20.0176
 
1455アレックス・パロウHonda249+1Lap
1510フェリックス・ローゼンクヴィストHonda248+2Laps
1818サンティノ・フェルッチHonda247+3Laps
1988コルトン・ハータHonda247+3Laps
2026ザック・ヴィーチHonda247+3Laps
2130佐藤琢磨Honda247+3Laps
2228ライアン・ハンター-レイHonda178+72Laps

ポイントランキング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1スコット・ディクソンHonda244
2S.パジェノーシボレー195
3P.オワードシボレー162
4J.ニューガーデンシボレー191
5コルトン・ハータHonda140
6マーカス・エリクソンHonda137
7グラハム・レイホールHonda142
8フェリックス・ローゼンクヴィストHonda120
9サンティノ・フェルッチHonda116
10W.パワーシボレー142
11アレックス・パロウHonda114
12ライアン・ハンター-レイHonda104
13アレクサンダー・ロッシHonda118
 
15佐藤琢磨Honda99
17ザック・ヴィーチHonda95
20ジャック・ハーヴィーHonda101
21マルコ・アンドレッティHonda71
25ジェームズ・ヒンチクリフHonda31

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