北米最高峰のフォーミュラレースとして、米国・カナダで年間17戦が開催されます。コースの種類は大きく分けて3つあり、F1のようにレーシングコースで行われる“ロード”、市街地コースの“ストリート”のほか、楕円形のコースを高速で周回する“オーバル”でのレースが本シリーズの特徴です。なかでも、2020年に104回目の開催を迎える「インディ500」は、F1モナコGP、ル・マン24時間と並び、“世界三大自動車レース”に数えられる、伝統のレースです。Hondaはエンジンマニュファクチャラーとして03年から参戦。06~11年には一社供給体制となるなど、シリーズの繁栄を支えてきました。20年は5チーム13台に2.2L V6ツインターボエンジンを供給します。
なお、17年に日本人として初のインディ500制覇を成し遂げた佐藤琢磨は、18年からはRahal Letterman Lanigan Racingより参戦。同チームで3年目となる20年は、インディ500の2度目の制覇と、シリーズチャンピオンの座を目指します。そして2年連続でエンジン・マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したHondaは、3連覇を目指します。