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Round12アメリカニュートン

2019年07月20日(土)・決勝

Iowa Speedway

第12戦 ニュートン

雨で開始が遅れたレースで、ディクソンが2位、ヒンチクリフは3位フィニッシュ

2019年のインディカーシリーズは終盤戦に入りました。7月の3連戦、その2レース目である第12戦アイオワ300がアイオワ州ニュートンにあるアイオワ・スピードウェイで開催され、予選8番手だったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が終盤に目覚ましい追い上げをみせ、2位でのフィニッシュを達成しました。そして、昨年のアイオワウイナー、ジェームズ・ヒンチクリフ(Arrow Schmidt Peterson Motorsports)が予選5番手から今季7回目のトップ10フィニッシュ、また今季初の表彰台となる3位フィニッシュを飾りました。

17戦がスケジュールされている今シーズンのインディカーシリーズで最も短い、全長0.895マイルのアイオワ・スピードウェイは、コーナー部が最大14度という大きなバンクとされていることにより、ハイスピードを保ったバトルが展開されます。昨年はユニバーサルエアロキット導入があり、ダウンフォースが大幅に減少したマシンでのバトルが行われましたが、今年はターボのブースト圧がロードコースと同じレベルまで上げられるルールが採用されたため、ローダウンフォース、ハイパワーエンジンというコンビネーションでの難しいレースとなりました。

気温がまだ高いままの夕方に行われるはずだったレースは、雨によって完全に陽が落ちてからスタートが切られることとなり、しかも、雨が降ったために路面の温度も冷えた状態でバトルは繰り広げられました。プラクティスで一度も走っていないコンディションにどこまでマシンセッティングを合わせ込むことができるかが勝負のカギを握っていました。

ディクソンはスタートからオーバーステアに悩まされ、最初のピットストップのあとには逆にアンダーステアが強くなったために順位を落としていきましたが、マシンのハンドリングを戦えるレベルに向上させることに成功し、さらに燃費をセーブする作戦も功を奏し、最後のピットストップをライバルたちよりも大きく遅らせることができました。ディクソンは最後のピットストップでフレッシュタイヤを装着すると、前を行くマシンを次々にパス、ゴールまで25周でのリスタートから順位を大幅に上げていき、ウイナーとなるジョセフ・ニューガーデン(シボレー)にあと一歩というところまで迫っての2位フィニッシュを成し遂げました。昨年5回目のシリーズタイトル獲得を果たしたディクソンは、歴代トップタイに並ぶ6回目のチャンピオンとなることが今年の目標。今季12戦のうち8回目のトップ5フィニッシュで、7回目の表彰台登壇となりました。残るは5戦。ポイントランキングトップのニューガーデンとの差は98ポイントです。

ヒンチクリフはアイオワのハイバンクショートオーバルを得意としており、過去に2勝を挙げています。レース前半からトップ10にポジションを保ち続けると、レースが3分の1を終えてからジリジリとペースアップ。折り返し地点の150周目を前にトップ5に食い込みました。終盤にスピードアップしたヒンチクリフには、昨年ニューガーデンを逆転した勝利の再現が期待されましたが、今年は3位でのゴールとなりました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は昨年のアイオワで3位フィニッシュしており、今年はショートオーバルでの初勝利を目指した出場となっていました。予選結果は4番手で、レースに向けたセッティングにも手応えを感じていました。ところが、スタート直前に雨が降り、大きく変化したコンディションにマシンを合わせるという作業でライバル勢をしのぐことができませんでした。周回を重ねてもスピードの落ちないマシンを目指していた琢磨陣営でしたが、レースではジリジリとペースを下げることとなり、ライバル勢よりピットストップ回数を1回多くし、新品タイヤで走る時間帯を長くして勝機を見出す作戦にスイッチしました。早めにピットすると、ポジションは一時的に19番手にまで下がりましたが、グリップの高いタイヤを武器にトップグループに返り咲き、3番手を走行。ところが、前方で競い合う2台を抜きあぐねたところで後続に追突され、アンダートレイにダメージを受けたためにリタイアを喫しました。

ランキング2位のアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)は、予選6番手からスタートし、決勝結果も6位を得ました。マシンセッティングを自分の思い通りに仕上げることのできなかったロッシは、粘り強くゴールまで走りきることでポイントダメージを最小限に抑えました。

コメント

スコット・ディクソン(2位)スコット・ディクソン(左)、ジェームズ・ヒンチクリフ(右)
「自分でもどうやって2位までポジションを上げてのフィニッシュが可能となったのか、はっきりと分かってはいません。チームが本当に大きな力を発揮してくれたそのおかげで実現したのが今日の2位フィニッシュだと思います。スタートからオーバーステア、次にアンダーステアに悩まされた私は、あのまま行っていたら14位、15位を得るのが精一杯だったでしょう。しかし、最後まであきらめない、いつもと同じ戦い方を貫き通したことで、このようなすばらしい結果、多くのポイントを手にすることができました」

佐藤琢磨(リタイア)スコット・ディクソン(#9)、佐藤琢磨(#30)
「予選のあとのファイナルプラクティスでは、ユーズドタイヤを装着して走り、データを集めました。しかし、今日は雨で、それによる遅延で路面をはじめとしたコンディションが前日とは全く異なるものとなっていたため、自分たちの収集したデータをフルに活かすことはできませんでした。スタート直後に2番手まで順位を上げ、その後の15周、20周はトップについていくことができていました。しかし、30周を超えた辺りから引き離され始め、40周を超えてからはタイヤの磨耗が激しくなってペースダウンしました。そこでピットストップを1回多くし、新しいタイヤのグリップを利用して戦う作戦にチャレンジしました。この作戦にトライしたのは自分たちだけでしたので、終盤のレース展開、イエローの出るタイミングなどによっては見事に成功して優位を得ることになるのでは?と、楽しみにしていました。逆に、作戦は失敗して大きく順位を下げることになる可能性もありました。しかし、先行する2台の後ろでアクセルを戻し、少しアウトに出たところで後方を走っていたマシンに追突され、マシンにダメージを負ったためにリタイアをすることとなりました。次はこの3連戦の最後のレースとなるミッドオハイオ。いいかたちで走れるようにがんばっていきたいです」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
12J.ニューガーデンシボレー3001:56'53.5753
29スコット・ディクソンHonda300+2.8527
35ジェームズ・ヒンチクリフHonda300+3.3941
422S.パジェノーシボレー300+7.5630
521S.ピゴットシボレー300+10.9683
627アレクサンダー・ロッシHonda300+12.1308
726ザック・ヴィーチHonda300+17.1267
815グレアム・レイホールHonda299+1Lap
918セバスチャン・ブルデーHonda299+1Lap
1014T.カナーンシボレー299+1Lap
117マーカス・エリクソンHonda299+1Lap
1219サンティノ・フェルッチHonda299+1Lap
 
1410フェリックス・ローゼンクビストHonda299+1Lap
1728ライアン・ハンターレイHonda298+2Laps
1888コルトン・ハータHonda276+24Laps
2030佐藤琢磨Honda216+84Laps
2198マルコ・アンドレッティHonda205+95Laps

ポイントランキング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1J.ニューガーデンシボレー487
2アレクサンダー・ロッシHonda458
3S.パジェノーシボレー429
4スコット・ディクソンHonda389
5W.パワーシボレー322
6佐藤琢磨Honda311
7ライアン・ハンターレイHonda298
8グレアム・レイホールHonda290
9ジェームズ・ヒンチクリフHonda279
10セバスチャン・ブルデーHonda255
11フェリックス・ローゼンクビストHonda255
12サンティノ・フェルッチHonda241
 
14コルトン・ハータHonda221
15マーカス・エリクソンHonda212
16マルコ・アンドレッティHonda203
17ザック・ヴィーチHonda197
21ジャック・ハーヴェイHonda133
25コナー・デイリーHonda76
27ジェームズ・デビソンHonda36
34オリオール・セルビアHonda16
35ジョーダン・キングHonda12

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