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Round07アメリカデトロイト

  • 決勝

2019年06月01日(土)・決勝

The Raceway at Belle Isle Park

第7戦 デトロイト

デトロイトのレース1でロッシが2位、佐藤琢磨が3位で表彰台に上る

アメリカの自動車産業の首都であるミシガン州デトロイト。そのダウンタウンにほど近いベル・アイルという島で開催されるデトロイトグランプリは、インディカー・シリーズ唯一のダブルヘッダーで、土曜日と日曜日に1レースずつを開催します。土曜日の午前中に予選を行い、午後にレース1の決勝。日曜日も同様に、午前中が予選、午後が決勝という忙しいスケジュールです。

土曜日のレース1決勝がスタートする直前、デトロイト上空を大きな雷雲が覆い尽くし、スタートが切られるかが危ぶまれる事態になりました。しかし、幸いにも雨は足早にデトロイトを通過し、レース1のスタート時刻は1時間15分ほどの遅れで済みました。ただ、日没時間も考慮され、70周で争われる予定だったレースは、75分間のタイムレースとして開催する決定が下されました。

午後5時過ぎ、22台のインディカーは気温が17℃と低く、路面はほぼウエットという難しいコンディションでスタートを切りました。雨はすでに止んでおり、再び降る可能性は低かったことから、レース後半戦はドライコンディションでのハイスピードバトルが展開されることとの期待がされました。

全車がレインタイヤ装着でスタートし、予想された通りに路面は瞬く間に乾いていきました。後方集団のドライバーは大躍進を狙い、まだ路面の乾き切らないうちにスリックタイヤにスイッチする者が現れます。それに対してトップ争いを行うドライバーとチームは、彼らのラップタイムをチェックしながら、いつスリックタイヤに交換するかベストのタイミングを探っていました。ポールポジションからレースを悠々とリードし続けたアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)は、ウエットコンディションで誰もが目を見張るすばらしい走りを続けていました。ところが、18周目に1台のマシンがタイヤウォールに突っ込んで止まり、フルコースコーション発生。この直前にスリックタイヤに交換しようとピットに入っていたジョセフ・ニューガーデン(シボレー)がトップに躍り出て、ロッシはイエロー中にピットがオープンになってから作業を受けたことから、トップの座を明け渡し、2番手に下がりました。

70周だったはずのレースが75分間とされたうえに、フルコースコーションが多発したことで、デトロイトでのレース1は43周でチェッカーフラッグが振られることになりました。ニューガーデンがトップに立ってからのコースはドライコンディションとなり、ロッシは逆転を狙ったアタックを続けましたが、2位でのゴールとなりました。シリーズ第7戦が終了し、ロッシはランキング3位につけています。

前戦のインディ500と同じく、佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)がレース終盤を大きく盛り上げました。予選9番手だった佐藤は、得意のウエットコンディションで次から次にライバル勢をパス。30周目にルーキーながら大活躍していたフェリックス・ローゼンクビスト(Chip Ganassi Racing)をパスして3番手に浮上。ロッシとニューガーデンを追いかけました。完全なドライコンディションで佐藤は上位2人と同じペースは保てませんでしたが、ローゼンクビストのアタックを緻密かつ大胆な走りではねのけ続け、インディ500に続いて2戦連続のトップ3フィニッシュを果たしました。佐藤のポイントスタンディングは、今大会終了時点で4位です。

コメント

アレクサンダー・ロッシ(2位)
アレクサンダー・ロッシ 「今回のようなフルコースコーションは厳しいですね。私たちは、今シーズンだけでもう3回も優勝のチャンスを、今日のようなフルコースコーションによって失ってしまいました。しかし、これはインディカー・シリーズでは起こり得ることなんです。レースのおもしろさの一部なんだと思います。出場者全員が有利も不利も、同じだけ享受することとなっています。私たちのマシンはウエットコンディションで本当に速かったです。レースを支配下に置き、2番手にいたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)との差をコントロールしていたほどでした。デトロイトのようにレーシングラインが1本しかないコースでは、順位をどこに保つかが勝利のカギを握ります。今日のレースでは乾いた路面はそのレーシングライン1本分だけでしたから、私にやれることには限りがありました。ジョセフがすばらしい仕事をしていました。彼がミスを犯すようプレッシャーをかけ続けましたが、そうはなりませんでした。厳しいレースになりましたし、悔しい結果でもあります。今日の私たちはベストのマシンを手にしていたと思うからです」

佐藤琢磨(3位)
佐藤琢磨 「私たちは9番グリッドという理想とはほど遠い位置からスタートしました。しかし、Rahal Letterman Lanigan Racingは、デトロイトのストリートサーキットでは常に力強いレースを戦ってきています。今年のレース1の場合、私たちが雨に助けられたのは間違いありません。しかし、私たちはそうした難しいコンディションで順位を上げていったのです。ウエットでもドライでも、私たちのマシンでいい走りが可能でした。チームのおかげです。ピットストップもよかったからこそ、今日は追い上げのチャンスをつかむことができました。トップの2台は速く、レース終盤のバトルで追いつくことができずに引き離されましたが、最終的に私たちはいいバトルができていたと感じています。今日はとても困難な天候でしたが、それに関わらず、サーキットに残ってレースを観戦してくれたデトロイトの熱いファンの方々に御礼を申し上げます」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
12J.ニューガーデンシボレー431:15'30.5932
227アレクサンダー・ロッシHonda43+0.8237
330佐藤琢磨Honda43+11.4760
410フェリックス・ローゼンクビストHonda43+11.8833
528ライアン・ハンターレイHonda43+12.2263
622S.パジェノーシボレー43+12.5127
715グレアム・レイホールHonda43+13.1515
826ザック・ヴィーチHonda43+14.0022
95ジェームズ・ヒンチクリフHonda43+15.2409
1021S.ピゴットシボレー43+16.1462
1118セバスチャン・ブルデーHonda43+16.9309
1288コルトン・ハータHonda43+17.2807
137マーカス・エリクソンHonda43+17.9085
1698マルコ・アンドレッティHonda43+26.0652
1919サンティノ・フェルッチHonda43+43.1639
229スコット・ディクソンHonda23+20Laps

ポイントランキング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1J.ニューガーデンシボレー303
2S.パジェノーシボレー278
3アレクサンダー・ロッシHonda270
4佐藤琢磨Honda238
5スコット・ディクソンHonda211
6W.パワーシボレー196
7ライアン・ハンターレイHonda187
8ジェームズ・ヒンチクリフHonda167
9S.ピゴットシボレー153
10サンティノ・フェルッチHonda140
 
11セバスチャン・ブルデーHonda143
12グレアム・レイホールHonda149
13ジャック・ハーヴェイHonda118
15フェリックス・ローゼンクビストHonda149
16コルトン・ハータHonda128
19マルコ・アンドレッティHonda119
20ザック・ヴィーチHonda107
21マーカス・エリクソンHonda98
25コナー・デイリーHonda40
26ジェームズ・デビソンHonda36
34オリオール・セルビアHonda16
35ジョーダン・キングHonda12

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