NTTインディカーシリーズの第5戦、インディカーグランプリの予選がインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコース(全長2.439マイル)で行われ、ルーキーのフェリックス・ローゼンクビスト(Chip Ganassi Racing)がキャリア初となるポールポジション(PP)を獲得しました。予選2番手はスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)で、Chip Ganassi Racingがフロントローを独占。6人で争われたファイナルで、ローゼンクビストは1分8秒2785というすばらしいラップを記録し、先輩チームメートのディクソンのベストは1分8秒2979。両者の差はわずかに0.0194秒しかありませんでした。

予選3番手はファイナルで1分8秒3238をマークしたジャック・ハービー(Meyer Shank Racing with ASPM)。デビュー3年目で、まだフルシーズン出場の経験がないハービーですが、チームとともに着実に成長を遂げており、今日の予選ではファイナル進出を初めて果たすと、初の予選トップ3入りを実現しました。

Hondaとしてはこれで3レース連続のPP獲得です。佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)のHondaグランプリ・オブ・アラバマを皮切りに、アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)がAcuraグランプリ・オブ・ロングビーチで予選最速ラップをマーク。両レースともにPPからの優勝を飾っています。

もう一人のルーキーで、第2戦ウイナーのコルトン・ハータ(Harding Steinbrenner Racing)が予選4番手、グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)はファイナル進出一歩手前の予選7番手。ルーキーのマーカス・エリクソン(Arrow Schmidt Peterson Motorsports)が予選9番手、セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan)が予選10番手と、Hondaエンジン勢はトップ10に7台が名を連ねました。

佐藤はQ1のグループ1で1分8秒0663という好タイムをマークして、トップでQ2へ進出しました。マシンセッティングは決まっており、Q2もクリアしてファイナルを戦うことと期待されましたが、トラフィックに遭遇して本領をフルに発揮できず、予選結果は11番手でした。