Round04アメリカアラバマ

予選

2018年4月21日(土)

Barber Motorsports Park

天候:晴れ
気温:23~24℃

2018 第4戦 アラバマ 予選

ブルデーがHondaグランプリ・オブ・アラバマで予選3番手、ハンターレイが4番手と続く
佐藤琢磨は実力を発揮する前に予選が終了する不運で18番手

2018年のインディカー・シリーズ開幕戦グランプリ・オブ・セントピーターズバーグで優勝したセバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing)が、今日行われた今シーズン第4戦の予選において、Honda勢でトップとなる3番手となりました。明日が決勝のHondaグランプリ・オブ・アラバマにブルデーはグリッド2列目インサイドからスタートします。

アップダウンが多く、緑に包まれたバーバー・モータースポーツ・パークは、全長2.3マイルに17個のバラエティ豊かなコーナーを備えた非常にテクニカルなサーキットです。金曜、土曜で合計3回のプラクティスを行ったあと、予選は好天下の気温も上がり過ぎない心地いいコンディションで開催され、Hondaドライバーたちは4人がファイナルステージに進みました。

予選4番手でブルデーの隣りから決勝レースのスタートを切るのは、このコースで2度の優勝経験を持つライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)です。そして、予選5番手はジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)、予選6番手はスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が入りました。

ファイナルへの進出を惜しくも逃したHondaドライバーたちも素晴らしいパフォーマンスをみせており、予選トップ12のうちの9台のマシンにHonda V6ツインターボエンジンが搭載されています。

マルコ・アンドレッティ(Andretti Herta Autosport w/ Curb-Agajanian)は2018年のベストグリッドとなる予選7番手に入り、先週のロングビーチで優勝した彼のチームメイトであるアレクサンダー・ロッシは予選8番手でアンドレッティの外側グリッドから明日のレースに臨みます。そして、Hondaのルーキー勢のトップだったのが、第2戦フェニックスで2位フィニッシュしているロバート・ウィッケンズ(Schmidt Peterson Motorsports)の予選10番手。インディカーへのデビュー5戦目だった先週のロングビーチで4位フィニッシュを果たしたばかりのザック・ビーチ(Andretti Autosport)は予選11番手、インディカー2シーズン目のエド・ジョーンズ(Chip Ganassi Racing)が予選12番手でした。佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は18番手で予選を終えました。

コメント

セバスチャン・ブルデー(3番手)セバスチャン・ブルデー
「ほぼ完ぺきな予選を戦えたと思います。私たちはマシンの持っている力を残すところなく引き出していました。しかし、それではまだポールポジション獲得には不十分でした。予選トップとの差は10分の1秒。差は本当に小さなものです。ごく僅かだけれど残されていたアンダーステアを消しきることができていませんでした。私はここまでの自分たちの闘いぶりに十分満足しています。もし明日のレースが雨になったら、スタート位置には関係なく、だれもに優勝のチャンスがあり非常にエキサイティングでしょう。フロントロースタートは常に大きなアドバンテージです。ましてや雨だったら、水しぶきなどがあり、その優位は大きくなります。しかし、私たちはトラブルやアクシデントのないクリーンなレースを戦い抜いて、目指す好結果を手に入れたいと考えています」

佐藤琢磨(18番手)佐藤琢磨
「予選ファーストステージのグループ2に出場しましたが、グリップの高いソフトタイヤでのアタックを行う前にトニー・カナーンのマシンがピット出口でアクシデントを起こして赤旗が出され、そのままセッション終了時刻までグリーンフラッグが振られることはなく、実力を発揮できずにグループ9番手で予選は終了。スターティンググリッドは18番手と決まりました。この予選で一度のアタックしかできませんでした。ハードコンパウンドのタイヤでのウォームアップ的な意味を持った走行でした。しかし、そこで少し速く走っておく必要がありました。グリップが高いタイヤでのアタックを行う前に、そのまま予選のファーストステージ、グループ2のセッションは終了してしまいました。明日は雨が降る予報ですが、新しいユニバーサルエアロキット装着マシンでのレースがウエットでどのようになるのか、だれにも予測がつきません。ウエットコンディション用のセットアップで走ったことのあるドライバーはおらず、ウエットタイヤで走ったことのある人もいないからです。ほんの数人、ここバーバー・モータースポーツ・パークでの合同テストのときにウエットで走っていますが……。私たちは走らなかったので、ウエットコンディションだとどんな戦いになるのかは、明日実際に戦ってみないと分かりません」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
11J.ニューガーデンシボレー1'07.4413
212W.パワーシボレー1'07.4541
318セバスチャン・ブルデーHonda1'07.5337
428ライアン・ハンターレイHonda1'07.7807
55ジェームズ・ヒンチクリフHonda1'07.9472
69スコット・ディクソンHonda1'08.0303
798マルコ・アンドレッティHonda1'07.6027
827アレクサンダー・ロッシHonda1'07.7488
922S.パジェノーシボレー1'07.8409
106ロバート・ウィッケンズHonda1'07.8455
1126ザック・ヴィーチHonda1'07.9894
1210エド・ジョーンズHonda1'08.4386
 
1515グレアム・レイホールHonda1'08.1038
1619ザカリー・クラマン・デメロHonda1'08.5531
1830佐藤琢磨Honda1'08.5676

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