日本初上陸のインディ “Indy Japan”観戦記
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アメリカでもっとも長い歴史と高い人気を誇るレース、インディカー・シリーズがついに日本初上陸を果たしました。決勝が行なわれた4月13日のツインリンクもてぎは、7万人以上もの来場者で大いに盛り上がりました。当日の天気は快晴。汗ばむほどの陽気につつまれた会場の模様をレポートします。


視線はオーバルに釘付け!フルコースコーションのあとのリスタートは、まさに手に汗握る瞬間でした。やはり、本場のインディはすごい。迫力が違います。


日本で初めてレースをするロジャー安川選手。気合いは十分。結果は残念ながらリタイヤでしたが、速さは見せてくれました。今後のレースに注目です!


トニー・カナーン選手(#11)。このままいける、優勝!・・・と思っていましたが無念の接触、リタイヤ。しかし、レースを大いに盛り上げてくれました。


ロジャー安川選手を起用し、日本に凱旋した鈴木亜久里代表。終始笑顔でインディの楽しさを訴えてくれました。ぜひアメリカにも見に来てください!とのこと。
評判通りのエキサイティングなレース
 TVや雑誌で頻繁にとりあげられていた注目のインディカー・シリーズは、評判通り、エキサイティングで見ごたえあるハイスピードバトルが展開されました。コーナーで、しかもハイスピードのまま、“ホイール・トゥ・ホイール”や“3ワイド”などインディならではの迫力あるシーンが何度も何度も見られ、ハラハラ・ドキドキの連続。最後まで目が離せないレース展開でした!

ハラハラ・ドキドキ、そのわけは!?
 実は、インディカーは車体の床下の形状を工夫してあり、ウイングだけでなく車体全体でダウンフォースを発生します。これはインディカーだけの特徴で、同じオーバルレースでもCARTのチャンプカーよりマシンが路面に張り付いて安定し、コーナーでハイスピードのバトルが展開できるのです。

 もてぎの第1ターンでは、進入路が3本もできるほど。これは他のカーレースでは考えられないことです。空力がいいので、ドラフティング(前のマシンの背後につき、空気抵抗を少なくして勢いをつけて抜く技術)は予想以上の効果。とにかく抜く!抜く!

 そして、アクシデントがあるとフルコースコーションとなり、その間を利用してピットインしたり、リスタートではまたまた激しいバトルが見られるし、順位が目まぐるしく変化します。だから、目が離せない。だからおもしろいのです!

7万人の歓声が、たった一人の勝者を称える
 優勝したケリー・レーシングのスコット・シャープ選手は、ウイニングランのあともしばらくマシンから出られないほどの喜びよう。やっとマシンから降りると、ヘルメットをかぶったまま、チームスタッフと抱き合い勝利を喜び合っていました。S2000での優勝パレードでは、空に突き上げた拳を一度も降ろすことなく、レースを見守った観客のみなさんに喜びを伝えていました。

 感動的なレースを見せてもらったお客さんたちは、全員が立ち上がり、盛大な拍手で勝者を称えていた様子が印象的でした。初めて間近に見るインディの迫力。多くの人が実際にもてぎでレースを見て、インディのファンになったのではないでしょうか。

 レース後のロジャー安川選手と鈴木亜久里代表に、皆さんへのメッセージをいただきましたのでご覧ください。 次へ→
ロジャー安川選手の映像
鈴木亜久里代表の映像
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