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第8戦 ナッシュビル
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アメリカ Round 8
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リザルト
1 カナーン
2 ホーニッシュJr.
3 カストロネベス
リザルト一覧
ポイント
ドライバー
1 カナーン 325
2 ウェルドン 264
3 ライス 253
マニュファクチャラー(エンジン)
1 Honda 77
2 トヨタ 57
3 シボレー 42
マニュファクチャラー(シャシー)
  1 ダラーラ 74
2 Gフォース 62
ポイント一覧
トニー・カナーンが3勝目
Honda Indy V-8は7連勝を飾る

決勝日:7月17日(土) サーキット:ナッシュビル・スーパースピードウェイ 天候:晴れ 気温:30℃

 2004年のシーズン後半戦に突入するIndyCarシリーズ第8戦は7月17日(土)、アメリカ南部のテネシー州ナッシュビルでナイター・レースとして開催され、Honda Indy V-8搭載のトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング/ダラーラ)が今季3勝目を挙げた。

 予選でHonda Indy V-8勢はトップ5を独占。まだ日の高い6時15分過ぎにスタートを告げるグリーンフラッグがグランドスタンドを埋めた満員のファンの前で振り下ろされると、予選2位のヴィットール・メイラ(レイホール・レターマン・レーシング/Gフォース)がトップに立った。メイラは113周に渡ってリードを続けたが、ピットでのエンジンストールにより後退し、最後にはギアボックス・トラブルも出たために12位でゴールした。

 メイラ後退の後を受けてトップに立ったのは、彼のチームメイトであるバディ・ライス(レイホール・レターマン・レーシング/Gフォース)だった。彼はレース中盤に8秒以上の大差を2位以下に突き付ける独走を見せたが、165周目のピットストップで4位から一気にトップへと浮上して来たダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング/ダラーラ)と177周目のリスタート直後に接触。どちらも絶妙のマシンコントロールでクラッシュは避けたものの、ライスはフロントウィングに、ウェルドンはタイヤにダメージを受けてポジションを落とし、優勝争いから脱落した。

 ナイター照明を浴びながらの戦いとなったレース終盤、トップグループに残っていたHonda Indy V-8ドライバーは、カナーンひとりとなっていた。予選5位から安定したペースで上位を走り続けていたカナーンは、最後のグリーンフラッグが残り12周となる188周目に振られると、サム・ホーニッシュJr.(チーム・ペンスキー)の攻撃を最後まで封じ込め、0.3755秒のリードを保って今シーズン3勝目のチェッカーフラッグを受けた。ライスはアクシデント後にピットでノーズ交換を行い、残り12周で6位までポジションを挽回してゴールした。

 ナッシュビルのコースは全長1.33マイルで路面はシリーズ唯一のコンクリート舗装。レースが進むに連れてタイヤ・ラバーが乗ることでグリップが上がる反面、タイヤかすの出たコースのアウト側はスピン、クラッシュの危険を孕んでいる。今日のレースでは7回ものフルコースコーションが発生し、3台がアクシデントによるリタイアを喫した。今回からアクセス・モータースポーツに加わり、今シーズンの残り全戦にHonda・Gフォースで参戦することとなったルーキーのマーク・テイラーは、レースが進むに連れてペースアップする戦いぶりを見せ、キャリア・ベストとなる7位でゴールした。アクセス・モータースポーツのオーナー・ドライバーであったグレッグ・レイは来期に向けてのスポンサー獲得などオーナー業に専念をする。松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング/Gフォース)は無線のトラブルでピットとのコミュニケーションができない苦しいレースながら、着実な走りを最後まで続け、9位でゴールした。

 これでHonda Indy V-8は第2戦フェニックスから7連勝。カナーンはシーズン3勝目一番乗りを果たし、ポイントリードを大きく広げることに成功。Hondaもマニュファクチャラー・ポイントでの2位との差を17点から20点へと広げた。

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トニー・カナーン(決勝優勝)
「レース序盤は少し苦しかった。しかし、レースが進む中でマシンを良いものに変えて行くことができた。ヴィットール・メイラとバディ・ライスは見事な速さだった。僕のチームメイトのダン・ウェルドンも素晴らしい速さを手にしていたが、今日の僕は最速ではなかった。今日の僕は、ふたつほどラッキーなことに恵まれ、それが勝利をもたらしてくれた。誰もがアグレッシブな走りを続けていたし、それは僕も同じだった。危ないシーンも何度かあった。しかし、ナッシュビルのようにオーバーテイクの難しいコースでは、レースがアグレッシブな激しいものとなるのは避けられないことだと思う」

バディ・ライス(決勝6位)
「ヴィットール・メイラと僕は、今日のレースで最速のマシンを手にしていた。しかし、ベストのマシンが常に勝つわけではない。カンザスでの僕らは何の問題もなくサイド・バイ・サイドで戦い続けることができたが、今回のレースではインを奪われたくなかったダン・ウェルドンが僕をコースのイン側へと押しやり、接触に繋がった。もっといい結果を得られるレースだっただけに残念だ。次戦ミルウォーキー、そしてその次のミシガンに向け、僕らは体制を立て直す。来週からの2戦でも僕らはきっとトップ争いができるはずだ。今日のレースにしろ、テキサスでのレースにしろ、素晴らしいマシンに仕上げることができていながら、それを結果に結びつけることができなかった。どちらも不運なアクシデントによるもので、本当に残念だ」

マーク・テイラー(決勝7位)
「チーム全体がベストを尽くし、作戦もピットストップも良かったことで7位でフィニッシュできた。僕は今週からアクセス・モータースポーツに加わったばかりで、レースはその2日目に行われた。非常に短い時間を一緒に過ごしただけで、チームも僕も力を発揮できた。今後のシーズン後半が楽しみだ。今日のレースでは、リスタートでのポジションアップを狙った走りをしていて、その通りの戦い方ができた。レースが進むに連れてハンドリングを向上させることもできた。Hondaエンジンは最後までとてもパワフルだった。シーズン後半を共に戦って行くために良いスタートが切れたと思う。僕としても、いい結果を得られたことは精神的にも大きなプラスだ」

松浦孝亮(決勝9位)
「30周目ぐらいからこちらの声がピットに伝わらなくなり、難しいレースとなっていましたが、イエローが多かったのでピットに入るタイミングを外してしまうことにはなりませんでした。リスタートでのポジションの取り方や、周りに誰がいるのかを知ることができなかったので凄く難しい戦いでしたが、フィニッシュができ、トップ10に入る9位でゴールできたのは良かったと思います。こういうトラブルがあった時こそ、無理をせずに堅く走るべきだと思っていました。最後だけは勝負に出て、何台かパスすることができました。難しいサーキットで、無線のトラブルがありながら、2戦連続のリタイアの後にこうしてフィニッシュができたのは嬉しいです」

和田康裕 HPD社長
「チームが本当に力をつけてくれていますね。ヴィットール・メイラの速さは素晴らしいものでしたが、ピットストップでのミスとギアボックスのトラブルが出てしまいました。バディ・ライスも速かったけれど、ダン・ウェルドンと接触してしまった。Honda勢がひとりずつ減って行く中、トニー・カナーンが最後まで頑張ってくれ、彼は3勝目を、我々は7連勝を挙げることができました。アンドレッティ・グリーンとレイホール・レターマンは、お互いに競い合うことでチーム力を向上させて行っていますね。
 今日のレースで最も速かったのはメイラとライスですが、彼らは燃費も非常に良かった。エンジンのアドバンテージは段々と減ってきているような印象なので、今回のレース、そして予選までをも含め、もう一度よく分析をして、今持っている新しいスペックをどのように使って行くかを決めたいと思います。次のミルウォーキーはハンドリング・コースですが、その次のミシガンは明らかにパワーが必要なコースですから、ミシガンをひとつのターゲットとして、さらに開発を進めて行きたいと思います」

 

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ナッシュビル・スーパースピードウェイ 7月17日決勝
サーキットデータ
名称 ナッシュビル・スーパースピードウェイ
全長 1.33Mile
決勝 200ラップ
路面がコンクリート舗装になっているユニークなコース。アスファルトに比べ摩擦係数が高く、グリップ力があり、バンクの角度は14度と急なので、毎年ハイスピードのバトルが繰り広げられる。また、路面には継ぎ目がありバンピーで、タイヤの消耗も勝敗を分けるポイントとなっている。
昨年度WINNER
G.ド・フェラン(マルボロ・チーム・ペンスキー) 1:53'18.4386
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GAORA
「INDY RACING LEAGUE IndyCar Series 2004」
決勝 7月18日(日) 7:57〜10:30(生放送)
決勝 7月19日(月) 15:00〜17:30
決勝 7月25日(日) 19:00〜21:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中


※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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