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X-Trial 第4戦 フランス 決勝
2016/03/25

トニー・ボウ、前人未到のインドア世界選手権10連覇

全4戦のシリーズとなった2016年のXトライアル。最終戦は南フランスの港町・マルセイユで開催されました。最終戦で2位以上を獲得すれば、タイトルが決定するトニー・ボウ(Repsol Honda Team)でしたが、最終戦でも全力を出し、優勝を決めました。ファイナルでただ一人、オールクリーンというパフォーマンスを見せ、ほかの3人を圧倒。10回目のタイトル獲得劇に華を添えています。

それでもこの日のボウは、すべてが順調というわけではありませんでした。最初のスピードレースで、ボウはアダム・ラガ(TRS)に敗れ、ラガに先立ってトライをしなければいけなくなりました。そして第2セクション。ここはジェロニ・ファハルド(ヴェルティゴ)も5点となった難セクションですが、ここでなんとボウまでも5点減点を喫します。この結果、5セクションで競われたクオリファイのトップはアルベルト・カベスタニー(シェルコ)で2点、2位はラガの4点、5点減点にとどめたボウは3位でファイナルに進出することになりました。

クオリファイでは、藤波貴久がファハルドを1点差で破り、最終戦にしてようやく一矢報いることができました。ここまで2戦続けて、ファハルドには1点差でファイナル進出の道を断たれていたため、ようやく藤波が実力に見合う結果を出し始めた、というところです。

そしてファイナル。これに先立ち、トライ順を決めるスピードレースが行なわれます。クオリファイ3位のボウは、4位の藤波に勝利。2位のラガ、トップのカベスタニーにも立て続けに勝利し、いつもの指定席である、最後にセクショントライをする権利を掴みました。そこからは、ボウの独擅場です。第1セクション、藤波が2点、ラガが3点、カベスタニーが1点と減点する中、ボウはクリーン。これがボウの勢いを加速させ、流れを決定づけました。

5セクションで争われたファイナルの結果、藤波は5点減点が3つで18点となりました。続けてラガが4点、そしてカベスタニーが3点。この2人の勝負は、2戦続けてカベスタニーが2位を獲得するという結末となりました。

王者ボウは、5つのセクションをすべてクリーンし、文句なしの栄冠に輝きました。2016年もまた、ボウの前に敵はなし。2007年からの10年間、ボウとRepsol Honda TeamはXトライアルでの勝利を独占。大記録を達成したマルセイユの夜でした。

今回は、Repsol Honda Teamの若手であるハイメ・ブストも参加しました。ブストは今シーズン2回目の参加ですが、今回も8位となりました。若いブストは、まだまだ修業中といったところです。

Repsol Honda Teamの次なる戦いは、4月9日、10日のFIMアウトドア・トライアル開幕戦。ゼッケン1番のボウ、ゼッケン5番藤波、そしてゼッケン6番のブスト。3人の戦いにどうぞご注目ください。アウトドア開幕戦は、スペインのバルセロナで開催されます。

コメント

トニー・ボウ(優勝)
「今日はとてもうまくいきました。チャンピオンも獲得し、10回目のタイトルとなりました。とはいえ、今日の競技はなかなか難しいものだったと思います。私だけではなく、(アルベルト)カベスタニーの活躍もまた、戦況をおもしろくしていたと思います。今シーズン、最後は(アダム)ラガを突き放して勝利しましたが、ラガの戦力の高さは、改めて警戒しなければいけません。よきライバルの出現は、自らの実力をさらに高めてくれると信じ、次の夢に向かってまい進します」

藤波貴久(4位)
「今日は、本当に、本当にうれしい一夜となりました。チームメートであり大の親友でもあるトニー(ボウ)が勝利し、また新たなタイトルを獲得しました。そして、ファイナルに進出するという私自身の目標もかなえることができました。ファイナル進出は、Xトライアルのシーズン目標でしたが、この3戦、惜しいところでかなわずにいました。しかし、あきらめずに、必ず達成できるはずだと努力を続けてきて、今夜の4位という結果があります」

ハイメ・ブスト(8位)
「今夜は、いいトライアルができたとは言えませんでした。前回の結果がよくなかったので、今回はがんばって前回の結果を忘れてしまいたいと思ったのですが、再び同じような結果となってしまいました。原因の一つには、自分自身がとても神経質になってしまい、すべてのセクションで的確なライディングをできなかったことが挙げられます。まもなく始まるアウトドアのシリーズでは、より攻撃的な“ブスト・ライディング”を発揮したいと思います」

リザルト

順位 ライダー マシン 予選 決勝
1 トニー・ボウ Honda 5 0
2 A.カベスタニー シェルコ 2 4
3 A.ラガ TRS 4 5
4 藤波貴久 Honda 14 18
5 J.ファハルド ヴェルティゴ 15  
6 A.フェレール シェルコ 17  
7 エディー・カールソン Honda 22  
8 ハイメ・ブスト Honda 23  

総合順位

順位 ライダー マシン 総合ポイント
- 1 トニー・ボウ Honda 75
- 2 A.ラガ TRS 59
- 3 A.カベスタニー シェルコ 54
- 4 J.ファハルド ヴェルティゴ 33
- 5 藤波貴久 Honda 27
- 6 A.フェレール シェルコ 13
- 7 エディー・カールソン Honda 9
- 8 F.カドレツ ガスガス 2
- 9 J.ダビル ヴェルティゴ 2
- 10 ハイメ・ブスト Honda 2

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