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トライアル世界選手権 第5戦 フランス 決勝
2016/06/19

藤波が2位/優勝、ボウは優勝/3位。Repsol Honda Teamの2人が躍動

1日目「トニー・ボウ6連勝で、今季7勝目」

すばらしい結果となりました。トニー・ボウ(Repsol Honda Team)が優勝し、藤波貴久(Repsol Honda Team)が2位入賞。表彰台最初のポジション2つを、Repsol Honda Teamの世界チャンピオン2人が独占しました。

これで今シーズンのボウは7勝目。日本GPの日曜日から6連勝となりました。世界タイトル争いでは、ライバルのアダム・ラガ(TRS)に22点の大差をつけることになりました。まだまだ先はありますが、後半戦に向けてよい流れを作っています。

この日のボウの戦いは、ほぼ完ぺきでした。1ラップ目、2位の20点に対して10点と最小限点をマークしたボウは、2ラップ目、3ラップ目と、いずれもベストスコアを更新して、ライバルたちを寄せつけない好調ぶりで勝利を飾りました。

前夜まで降り続いた雨で、コンディションはとても簡単とは言いがたいものでした。しかし、Repsol Honda Teamのチャンピオンにかかればお手のもの。難所をものともせずクリアしていきます。

今回、スペイン人ライダーのアシスタントがコースの移動中に負傷したため、大会は3ラップ目の第5セクションで終了となりました。全部で29セクションによる戦いとなっています。

その中で、今回のスターは藤波でした。藤波は1ラップ目に20点と、ラガと同点。ラガは2005年、2006年、藤波とチャンピオン争いをしていたライバルであると同時に、現在、ボウのライバルでもあります。開幕戦を除くすべての試合で、ボウとラガが優勝と2位を占める戦いを続けていて、この2人は別格扱いにもなっていました。

ボウとラガの2人が長くトップ争いをしていた今季ですが、今回の展開は違いました。2ラップ目に調子を上げてきた藤波は、ラガに対して6点差をつけ、単独2位に浮上します。そして3ラップ目、藤波は第4セクションで3点を失いますが、2位表彰台の獲得には十分なパフォーマンスを見せつけました。

藤波の2位は、2015年日本GP以来で、今シーズン初の2位表彰台となりました。今シーズンは、ランキング3位争いを展開している藤波。直接のライバルであるハイメ・ブスト(Repsol Honda Team)にはポイント差で10点差をつけています。そのブストは今回8位で、低調な成績に終わっています。

藤波が2位に割って入ったことで、ボウとラガのチャンピオン争いも、この1試合でボウが5点のリードを新たに築くこととなりました。チームの大きな勝利です。

2日目「藤波貴久が勝利!ボウは表彰台獲得」

藤波貴久が表彰台トップの座に帰ってきました。2014年開幕戦での勝利以来のことです。この日のボウは苦しい戦いを強いられますが、それでも表彰台を獲得。ランキングトップをがっちりキープしています。

チャンピオン・ボウのチームメートにして、右腕的かつ兄貴的存在の藤波。ボウの7連勝を阻んだのは、最もボウに近しい存在の藤波でした。

1ラップ目のトップは7点でラガでした。藤波はラガに3点差で2位につけます。ボウはラガに12点をリードされ、1ラップ目は4位でした。

2ラップ目、藤波はラガとの3点差をばん回し、同点に追いつきます。そして3ラップ目、藤波はたった1点で12セクションを走りきってしまいました。これで文句なしの、この日の勝利者となりました。藤波はこれで通算33勝目。今シーズン、4人目の勝利者となりました。そしてランキング3位争いでも、圧倒的優位に立っています。

主催者は日曜日に向けて3つのセクションを新たに作りましたが、夜半の雨でコンディションはまたまた悪化。試合前には、過酷な戦いが予想されました。

今シーズン、初めて優勝と2位以外のポジションを得ることになったボウは、それでもランキング争いのライバルのラガに20点差をつけて、選手権をリードしています。

ハイメ・ブストは、またしても表彰台にあと一歩届かず4位となりました。ブストはボウと同点。しかしクリーン数の差で、4位に甘んじることになりました。

Repsol Honda Teamの次なる戦いは、ベルギーGPです。今回のベルギー大会は、7月10日(日)から開催されます。

決勝1日目コメント

トニー・ボウ(優勝)
「とてもすばらしい日になりました。ライダーもマシンも、いい動きをしました。チームはこの成果に向けて、本当にいい仕事をしてくれました。セクションはとても簡単で、精神的には難しい戦いでしたが、最終的にはすべてがうまくいきました。チームのみんなを祝福したいと思います」

藤波貴久(2位)
「とてもハッピーです。FIMは、スペイン人ライダーのアシスタントが事故をしたことに関して、よい決定をしたと思っています。3ラップ目は第5セクションで終了となりましたが、彼の負傷がひどくないことを願っています。1ラップ目はあまりいい調子ではありませんでしたが、2ラップ目によくなっていきました。ラップ15点はよいスコアだったと思います。そして3ラップ目、好調を維持して中断を迎えました。マシンはアンドラ同様に、好調を保っています。スタッフのみんなに感謝し、そしてこの好調を維持して戦いたいと思います」

ハイメ・ブスト(8位)
「最悪の日になりました。なにをやってもうまくいかず、5点もとってしまいました。本当に情けない結果だったように思います。どうしたらよかったのか、答えは見えてきませんが、なにが悪かったのか、じっくり考えてみることにします」

決勝2日目コメント

藤波貴久(優勝)
「夢のようです。もうどうしたらいいか分からないくらいうれしいです。今日は序盤に(トニー)ボウが5点を取るなど、周りが失点していくのが分かっていました。セクションは走るに従って急速に乾いていったので、ライバルもみんないいスコアで上がってくるものと思っていました。第4セクションではボウと一緒になりましたが、みんなとは違うラインを選んだことで、2点で抜けることができました。これは我がチームの勝利だったと思います。試合終盤に向けて、すべてが調子よくなってきているのを感じていましたが、まさか2位に15点差をつけてトップを独走しているなどとは思ってもいませんでした。目指していたのは表彰台獲得で、正直なところ、勝利を目指してはいませんでしたから。今日の勝利は自分でも意外な喜びになりました。それでも今日は、2004年に世界チャンピオンをとったときの感じを思い起こさせるような、よい走りができたと思います。この1勝は、自分にとっても大きなプレゼントであり、今後の戦いにさらによい弾みになると思います。チームやスポンサーの皆さんに、本当に感謝です。皆さん、応援ありがとうございます。私は本当に幸せ者です」

トニー・ボウ(3位)
「今日は序盤から、いい戦いができずにいました。5点も取ってしまうし、今回のような減点数の少ない戦いでは、こんな失敗は致命的となります。しかも今回は、滝登りに失敗して、バイクを落としてしまいました。それ以降は追い上げられず、3位に甘んじることになりました。トライアルでは何が起こってもおかしくありません。今回は10ポイントを失う可能性さえありましたが、実際にはラガに2ポイント差を縮められただけで済みました。シーズン後半に向け、今ある20点差をきっちり守っていく必要があります」

ハイメ・ブスト(4位)
「今日は、ところどころで昨日よりいい走りができました。特に最初の2周は、とてもいい印象で走ることができました。これならよい結果が出るのではないかと思っていましたが、結果は4位でした。3ラップ目に、あまりも情けない失敗をたくさんしてしまいました。今回は、本当に表彰台が間近でした。次こそ私の番が来ると信じています」

ミゲール・シレラ監督
「この週末は、チームにとって本当にすばらしいものとなりました。勝利は一人にしか回ってこないので、1人が勝てばチームのほかの2人は勝利を逃すことになります。今回の藤波は、記憶に残る戦いをしてくれました。よい走り、そしてマシンもよい働きをしていました。ブストは今回もまた表彰台を逃しましたが、彼は本当によい走りをしています。ボウは、マシンにトラブルを抱えていました。ボウにとっては難しい戦いになりましたが、それでも3位表彰台。タイトル争いでは依然優位に立っています。チームのすべてのメンバーに感謝を申し上げて、今日の成功を祝いたいと思います」


リザルト

決勝1日目
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 ラップ3 総減点 クリーン数
1 1 トニー・ボウ Honda 11 8 2 21 22
2 5 藤波貴久 Honda 20 15 3 38 23
3 2 A.ラガ TRS 21 21 2 44 21
4 9 J.カサレス ベータ 36 14 10 60 18
5 8 J.ダビル ヴェルティゴ 27 23 10 60 17
6 3 J.ファハルドヴェルティゴ 13 36 14 63 18
 
8 6 ハイメ・ブスト Honda 37 31 15 83 8
12 10 エディー・カールソンHonda 43 40 13 96 11
14 24 オリオール・ノゲイラ Honda 45 37 25 107 11
決勝2日目
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 ラップ3 総減点 クリーン数
1 5 藤波貴久 Honda 10 10 1 21 26
2 2 A.ラガ TRS 7 13 16 36 23
3 1 トニー・ボウ Honda 19 13 10 42 25
4 6 ハイメ・ブスト Honda 14 9 19 42 22
5 4 A.カベスタニー シェルコ 21 14 9 44 17
6 3 J.ファハルド ヴェルティゴ 28 9 12 49 20
 
14 24 オリオール・ノゲイラ Honda 38 36 33 107 8
15 10 エディー・カールソン Honda 44 37 33 114 8

総合順位

順位 ライダー マシン 総合ポイント
-1トニー・ボウHonda189
-2A.ラガ TRS 169
-3藤波貴久Honda136
-4ハイメ・ブストHonda119
-5A.カベスタニーシェルコ112
-6J.ファハルドベータ107
 
-12エディー・カールソンHonda36
16 オリオール・ノゲイラHonda 16
17小川友幸Honda14

スケジュール

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