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World Trial 第5戦 フランス 決勝
2015/06/28

トニー・ボウが1勝1敗。藤波は初日で3位表彰台に

イギリス大会から2週間のインターバルを置いて、第5戦フランス大会を迎えました。トニー・ボウ(Repsol Honda Team)は、土曜日の勝利で今シーズンの連勝記録を"9"としましたが、日曜日に今シーズンはじめて2位となり、連勝がストップしました。藤波貴久(Repsol Honda Team)は土曜日に3位で表彰台登壇。日曜日には4位となり好結果を残しました。ハイメ・ブスト(Repsol Honda Team)は7位と6位になり、Repsol Honda Teamのライダーは善戦しています。

■決勝1日目

フランスの初日はボウの勝利と藤波の3位入賞で、Repsol Honda Teamの2名のライダーが表彰台に上りました。1ラップ目、ボウの減点は7点。2番手につけたアルベルト・カベスタニーが12点だったので、1ラップ目にして確実なリードを築きました。2ラップ目も好調は続き、さらに減点を減らして6点というスーパースコア。難セクションとは言えない設定ではありましたが、滑りやすく、多くのライダーが減点を重ねていく中、ボウのスコアは圧倒的でした。2ラップ終了時点での2番手はアダム・ラガで28点。ボウは13点でしたので、すでに圧勝パターンとなりました。3ラップ目、ボウは第1セクションで5点となってしまいましたが、集中力を失うことなく、このラップも8点というベストに近いスコアで回りました。全ライダーを通しても、1ラップを一桁でまとめたのはボウだけでした。最終スコアは21点。2位のラガは39点でしたから、ダブルスコアとまではいかないものの、王者の貫録をみせる圧勝ぶりでした。

両足に不調をかかえた藤波も、すばらしい走りを見せました。「フジガス・スタイル」のライディングも復活して、ハイレベルの戦いに再び挑戦。ラップを重ねるごとに調子を上げていく藤波の活躍は、3位表彰台獲得にふさわしいものでした。

ハイメ・ブストは、2ラップ目に6つの減点5という厳しい結果を残してしまいましたが、1ラップ目と3ラップ目はトップライダーにふさわしいスコアをマークして7位。6位に1点差と惜しい結果でしたが、失敗を克服してのこの成績は、ルーキーのがんばりの証しといえます。

決勝1日目コメント

トニー・ボウ(優勝)
「とても満足できる大会となりました。減点は最小限でしたし、すべてうまくいったと思います。1ラップ目、2ラップ目ともに第6セクションがうまく走れず、3点、5点と減点してしまっていたのですが、3ラップ目ではクリーンすることができました。これで9連勝です。勝利とともに、この流れはすばらしいもので、本当なのかと思うほどです。これもすべて、チームのみんなとの勝利です。明日の大会に望むことは、セクションを難しくしてほしいということです。今日のままでは、とても簡単な大会となってしまいます」

藤波貴久(3位)
「3位表彰台はとても満足できる結果です。今日のトライアルは、僕にとっては簡単ではありませんでした。セクションはドライコンディションですが、乾きすぎていてほこりの多い、パサパサとした状況でした。厳しい戦いでしたが、最大の収穫は、我慢の走りができたことです。1ラップ目はミスによる減点がありましたが、2ラップ目、3ラップ目はそれもなく、いい結果を残せたと思います。今日は2位も狙える走りができたので、それを明日の戦いにつなげたいと思います」

ハイメ・ブスト(7位)
「1ラップ目と3ラップ目は、いい走りができたと思います。私の後に走ったライダーのトライは見ていませんでしたが、彼らとも勝負ができていたと思っています。ただ2ラップ目がよくありませんでした。失敗が多すぎました。いったいなにが起きたのか、自分でもさっぱりわかりません。こんな失敗がないように、今日の結果を検証していきたいと思います。セクションはすばらしかったです。マシンも完ぺきでした。明日は私自身が成長したいと思います」

ミケール・シレラ監督
「今日のリザルトは、すばらしいものだったと思います。ボウについては9連勝です。チャンピオン争いでも、ライバルに大きな差をつけることができました。藤波の3位表彰台もすばらしい結果です。今、彼はすべてのセクションで過酷な仕事をこなしています。チームは彼を支えるべく尽力していますが、やはり彼の努力に勝るものはないでしょう。今回のブストは7位でしたが、悪くない結果だと思っています。内容的にはトップ5に匹敵するものでした。今回は2ラップ目が悪すぎました。しかし彼は、その結果からしっかり学んで、次に生かしてくれると思います」

■決勝2日目

フランスの2日目で、開幕から連勝を続けていたボウの記録がストップしました。1ラップ目と2ラップ目は完ぺきで、内容的には圧勝といってもいいものでした。しかし、2ラップ目の2つの5点がボウから10連勝目を奪っていきました。連勝は止まりましたが、2位入賞を果たし、その強さを披露しました。1ラップ目、ボウは最終セクションで2点を失っただけのクリーン11でトップスコアをマーク。2番手のラガは3点、ボウの隙をうかがっていました。2ラップ目の第6セクションと最終セクションでの5点は、この日の戦いで致命的なものとなりました。限りなくオールクリーンに近い中で、ボウの2ラップ目の減点は14点。3ラップ目は、すばらしい走りを見せました。次々にクリーンを出していき、ついに12セクションすべてをクリーン。しかしラガの失敗も最小限。追いつくことはできず、4点差で2位となりました。チャンピオン争いでは相変わらず優位になっていて、ラガに34点差の圧倒的なリードを保っています。

前日に好結果を残した藤波は、惜しくも表彰台を逃しました。1ラップ目は、2日間連続での表彰台獲得を予感させるすばらしいものでした。しかし2ラップ目、3ラップ目と、第5セクションで苦戦。これがジェロニ・ファハルドに逆転を許す結果となりました。しかし今回の4位入賞で、ランキングを1つ戻して総合4位としています。シーズン後半、体調が徐々に復調してきた藤波に期待です。

ブストは1ラップ目にすばらしいスコアを残しました。しかし2ラップ目と3ラップ目に、ライバルの追い上げに踏ん張ることができず、惜しいところで6位となりました。5位に2点差、4位に4点差でしたから、トップ5との争いしていることは確かです。

トライアル世界選手権は、このあと1週間後にアンドラに移動します。ボウにとっては新たな連勝記録への挑戦のスタートとなります。アンドラ大会は7月4日、5日に開催されます。

決勝2日目コメント

トニー・ボウ(2位)
「残念な結果になりました。2ラップ目が悪く、それをばん回することができませんでした。第6セクションは、速く走りすぎ、12セクションでは上りきれずに終わりました。2ラップ目の失敗で今日は勝てないと分かりましたから、あとは確実に2位を得るべくがんばりました。今日のセクションは、とても10点差をばん回できるようなものではなかったからです。勝利ができなければ2位。それはタイトル争いの上では最も重要なことになります。ラガは、今日のような簡単なセクションの戦いで、私よりも確実にチャンスをものにしてきました。連勝記録のストップは残念ですが、記録はいつか止まるものです。アンドラでは、再び100%の戦いをして、今回の敗北が影響しないことを証明したいと思います」

藤波貴久(4位)
「1ラップ目はとてもよかったと思います。その結果については満足しています。その後、2ラップ目と3ラップ目にはちょっとした問題と戦いながらのトライとなっていましたが、それについてはよく克服できたと思います。今日も表彰台を目指して走っていました。4位となりましたが、そんなに悪い結果だとは思っていません。身体的にもテクニック的にも向上してきているし、トップ争いができるという証明はできていると思います。次も表彰台を目指してがんばります」

ハイメ・ブスト(6位)
「今日は初日よりいい戦いができたと思います。セクションは、すべて難しくなっていました。藤波やカベスタニーたちと表彰台争いをしていました。結果は彼らに負けてしまいましたが、悪い結果だったとは思いません。3ラップ目は私なりに成長を感じとることができました」

ミケール・シレラ監督
「今日はすばらしい日だったとは言えませんが、これもトライアルの勝負です。ボウについては、すべてがよい方向に動いたとは言えませんでした。それでも3ラップ目のオールクリーンはすばらしいと言う以外にはありません。藤波の4位は、来たる未来の好結果を予感するにはいい結果だったと思います。ブストはよく学び、確実に吸収しています。我々は、常に向上しています」

決勝1日目リザルト

順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 ラップ3 総減点 クリーン数
1 1 トニー・ボウ モンテッサ(Honda) 7 6 8 21 28
2 2 A.ラガ ガスガス 16 12 11 39 25
3 5 藤波貴久 モンテッサ(Honda) 16 13 12 41 20
4 3 A.カベスタニー シェルコ 12 24 10 46 23
5 4 J.ファハルド ベータ 14 20 19 53 18
6 8 A.フェラー シェルコ 27 18 21 67 14
 
7 15 ハイメ・ブスト モンテッサ(Honda) 19 35 14 68 15
9 14 エディー・カールソン モンテッサ(Honda) 43 26 33 102 6

決勝2日目リザルト

順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 ラップ3 総減点 クリーン数
1 2 A.ラガ ガスガス 3 1 8 12 27
2 1 トニー・ボウ モンテッサ(Honda) 2 14 0 16 30
3 4 J.ファハルド ベータ 15 9 9 33 22
4 5 藤波貴久 モンテッサ(Honda) 9 15 14 38 15
5 3 A.カベスタニー シェルコ 16 8 14 40 18
6 15 ハイメ・ブスト モンテッサ(Honda) 12 15 15 42 18
 
7 14 エディー・カールソン モンテッサ(Honda) 26 9 15 50 18

総合順位

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 トニー・ボウ モンテッサ(Honda) 197
2 A.ラガ ガスガス 163
3 J.ファハルド ベータ 140
4 藤波貴久 モンテッサ(Honda) 126
5 A.カベスタニー シェルコ 125
6 ハイメ・ブスト モンテッサ(Honda) 101
 
9 エディー・カールソン モンテッサ(Honda) 56
15 小川友幸 Honda 16
23 佐藤優樹 Honda 1

スケジュール

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