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セッティング

サスペンションメンテナンス方法

サスペンションメンテナンスについて

サスペンションもENGと同じく距離管理、及びメンテナンスを行う事で、サスペンションの性能を維持する事が出来ます。もしメンテナンスを行わない状態で2000Km走行した場合、最終的に減衰力は10%低下、フリクションは50%も増加してしまいます。

• サスペンションが消耗すると以下のような不具合が発生してきます。
1. 減衰力が低下し、サスペンションの腰感が無くなる。
2. ギャップや路面のうねりで収束性が悪くなり、マシンの安定性が悪化する。
3. COMP,TENのアジャスト量が増加したり、イニシャル量が増える方向になってゆく。
4. 減衰力が正常に発生しない為、ボトムし、オイルロック領域を使用してしまい、逆にサスが硬くなった様な印象を受ける。
5. フリクションが増加し、サスペンションの動きが渋くなり、症状が進むとチャタリングが発生したりする。
※したがって、具体的な問題が発生し易くなるだけではなく、サスセッティングが崩れてしまう。

• 通常の使用で消耗するパーツ
1. オイル
2. オイルシール
3. ダストシール
4. ガイドブッシュ
5. ピストンリング
6. ガス
7. バルブ

• 使用状況によっては消耗が激しいパーツ
1.オイル
2.オイルシール
3.ガス
4.バルブ

セッティング

日常的に行うメンテナンス

走行後に各部の清掃、目視確認を行う

※作動確認、OIL洩れチェック、各部トルクチェック。パイプの傷をチェック。雨の走行後は、可能であれば、各部の分解・清掃、グリスアップを行う。

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定期的に行うメンテナンス

(1) フォークオイル交換
• 1000km毎(又は、2〜3レース)を目安にフロントフォークオイル交換を行う。
• フォークボルトを外し、フォークオイルを交換する。
• フォークダンパを外し、洗浄液の中でストロークさせる事で、ダンパ内のスラッジの洗浄を行う。

※1000km毎リアクッションのGAS封入圧確認。
※サスペンションの性能を安定して発揮する為にもまめなメンテナンスが重要。

(2) 前後サスのオーバーホール
• 2000km程度(又は、シーズンイン前と、中盤の2回程度)を目安に、サスペンションのオーバーホールを行う。)
• サスペンション内部部品(メタル、バルブを分解し、点検、清掃、交換を行う。)

※サスペンションの性能を継続して発揮する為には重要です。
※大きな転倒の後も、チェックを推奨併せてステムやリンク廻りを分解、点検、清掃、交換、グリスアップを行う。

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転倒時のメンテナンス

(1) フォークの曲り、作動確認
• フォークに曲りが無いかを確認する。
• フォーク単体でスムーズに作動するか確認する。
• フォークボルトを外して、単体でフォークを上下にストロークさせてスムーズに動くか確認する。
→NGならば「曲がり」などが考えられます。サービスショップ等へ修理依頼して下さい。

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• アクスルシャフトがスムーズに入るかを確認する。
• アクスルシャフトを抜き差しし、転倒前と比較する。
→異常があるときはアクスルシャフトの曲がりが推測されるので、新品のアクスルシャフトでも確認したい。

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(2) 各アジャスター部の作動確認
• 各アジャスターが正常に作動するかを確認する。
まず洗浄等を行い、ゴミ、砂などを除去する。

※ゴミが詰まった状態でアジャスターを回さないこと。

その後、アジャスターが正常に作動するか確認する。
→洗浄等行ってもNGならばサービスショップ等へ修理依頼して下さい。

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(3) フォークのオイル漏れ、破損などのダメージ確認
• フォークからのオイル漏れや、各部の破損状況をチェックする。
• 飛び石などによって、シールの破損や、パイプの傷などが無いかを確認する。

※軽度の傷ならば#2000程度の紙ヤスリで爪が引っ掛からなくなる程度まで磨いて修正する。

→NGならばサービスショップ等へ修理依頼して下さい。

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(4) ステム廻りのダメージ確認
• トップブリッジや、ステムに曲りや変形がないかを確認する。
• 割り締めボルトを緩めて、フォークがスムーズに抜き差し出来るかを確認する。

※スムーズに動かない場合は、ステムボルトを一度緩めてみる。

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(5) その他各部のオイル漏れ、破損、緩みなどの確認
• 各部のオイル漏れ、破損、緩みの確認を行う。
→破損状態が酷く使用不可能ならばサービスショップ等へ修理依頼して下さい。

※ご不明な点はサービスショップへご相談下さい。

※転倒チェックを行わず不完全な状態で走行すると「転倒」などの原因となる可能性があります! 転倒後は必ずチェックを行い、完全な状態で再度使用する事をお勧めします。

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