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セッティング

2003年 セッティング情報

CBR600RR / セッティング情報

サスセッティング

CBR600RRのサスセッティングですが、2003 CBRのリヤサスペンションはMotoGPマシンRC211Vと同じユニットプロリンクが使われています。その為、他の機種から乗り換えるとサスペンションの作動フィーリングが異なり、セッティングに迷ってしまう方がいるようです。まずは推奨セッティングでリヤサスペンションを動かす方向で走り込み、感覚を掴んで下さい。

項目 フロント
(スプリングはK=0.95)
リヤ
(スプリングはK=11)
プリロード位置 4Line 3段目
突き出し 5mm
COMP MAXから1.5回転戻し MAXから7クリック転戻し
TEN MAXから1.5回転戻し MAXから1回転戻し
油面 110mm

※上記セッティングデータはレースベース車にHRCキット(ST)を取り付けた仕様をベースにしています。

ファイナル設定

ファイナル 仕様
16×44(2.75) ロング仕様
16×45(2.81) 標準推奨レシオ
15×44(2.93) ショート仕様

※コースに不慣れ、またはタイムの出ていない方は15×44のショートレシオから走りはじめるのが良いでしょう。

水温設定

走行中の水温は80℃前後を狙って下さい。標準のラジエターだけで水温が上がってしまう時は、サブラジエターの取り付けや、ラジエター周辺のカウルとの隙間をスポンジ等を使って埋めるなど、工夫が必要です。ラジエターの後ろにあるカウルの抜けダクト周辺にキャッチタンクなどを置いている場合は、他の場所に移動し、風の入りと抜けを確保しましょう。

セッティングの考え方についてのアドバイス

基本的にSTクラスのマシンはベースとしてのセッティングが出てしまえば走行のたびに細かくセッティングを変える必要はありません。積極的に走り込みを行ってタイムアップを目指してください。

タイムアップの為のポジションセッティング

タイムアップを目指す上でライディングポジションのセットアップも重要です。
ポジションセットアップの基本は上半身がリキむ事が無く、下半身でマシンをホールドできる状態を作る事ですが、これらのポジションを作る上でマシン側の作り込みも工夫が必要です。

CBR600F4i

上写真は2002年、ST600クラスのチャンピオンに輝いた清成選手のマシン(CBR600F4i)ですが、ライダーとマシンの接点に滑り止めのスポンジを貼り、下半身のホールド性を高める工夫が見られます。

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