RTL250F エンジン始動・暖気運転・アイドリング・プラグかぶりについて
RTL / メンテナンス情報
RTL250Fは4ストローク+FI化により、今までの2ストローク車の様に扱ってしまうとエンジンが掛かりにくくなります。
以下の事にご注意ください。
エンジン始動
1)
スロットルを全閉にてキックする。
(全閉のつもりでもキック時の反動でスロットルが廻ってしまう場合があります。右手をブレーキマスターなどに置いてスロットルに触れない事で始動性が上がる事があります)
2)
キックはストロークの最後まで踏み切るようにして下さい。2ストロークの様にストローク序盤だけを強く蹴ってもエンジンはかかりません。
最後までキックを踏み切ることが250Fのエンジンスタートの秘訣です。
暖気運転
1)
エンジンが掛かったら、スロットル一定でエンジンが暖まるまでキープしてください。(ラジエターファンが回ればOKです→水温約65℃)
暖機時にスロットルを大きく開け閉めすると加速補正が働き、燃調が濃くなります。
また、水温が低い状態でも水温補正が働き濃い目の燃調になります。
2)
外気温の低い時期は、セクションの下見などでマシンを置いておくと急激に水温が下がります。セクションに入る前には必ずエンジンを十分暖めるようにしてください。
アイドリング
アイドリングの回転数は車輌出荷時(1800rpm)をキープしてください。アイドリングを大きく下げるとエンジンの始動性が極端に落ちるばかりか、エンストに対するタフネスも落ちてしまいます。
プラグかぶり
万が一プラグがかぶってしまった時は、以下の方法で対処して下さい。
(1)
プラグを外す。
(2)
プラグを外したままスロットルを全開にして、キックする。(5〜6回)
(プラグをはずしてキックすることでシリンダーに溜まった濃い混合気を排出します)
(3)
新品のプラグを取り付ける。
(4)
上記(1)、(2)、(3)に注意してエンジンを始動させる。
以上の点に注意して頂き、まずは走り込みで4ストロークの特性をつかんでください。
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