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メンテナンス

2002年 走行上の注意

CBR600F4i / メンテナンス情報

プラグ

サーキット走行では必ずイリジウムのレーシングタイププラグを使用してください。
市販車装着(ホワイトボディ車も含む)のプラグでは燃調を濃い目にしてセッティングすると高回転で失火する可能性があり、ポテンシャルを100%引き出せません。(指定プラグ : NGK R0379A-10/品番31910-NL3-651)
交換時期は中心電極の角が丸くなってきたら、もしくは走行距離が4〜5000km。
焼けは中心電極が白く、外側の部分はやや黒くなっている位が目安です。 (外側の部分が茶色になっている場合は薄いと思われます。)

暖気

水温60℃以下の暖気では低温補正が働き、キャブセッティングが濃い目に出ますので低い水温でのセッティングは行わないで下さい。(スナップも含む)

水温管理

水温はなるべく80℃を狙って管理してください。気温が高く、設定水温を超える場合もラジエターとカウルの隙間をスポンジなどを利用して埋める工夫で水温降下が期待できます。

燃料フィルター

燃料フィルターは早めの交換サイクル(約1シーズン)とすることでフィルターづまりのトラブル・セッティング不良を回避できます。(燃料補給の際フィルターなどを使ってゴミの進入を防ぐ工夫をすることが必要です。)

パルスジェネレーターASSY

パルスジェネレーターは部品番号30300-MBW-J21の穴なしタイプに交換してください。旧タイプのJ20は耐久性の面でトラブルにつながる可能性があります。(耐久レース参加者は特に注意)

ライディングポジション

レギュレーション上スタンダードと同じセパレートハンドルであれば交換が認められています。量産品ではCBR1100XXハンドルをトップブリッジ下に取り付ければハンドル位置が下がります。
「ハンドル位置がもう少し低ければ」というユーザーにお勧めです。

マシン振られ対応

ストレート後半でのマシンの振られに対しては、サスセッティングはもちろん、ライダーがしっかりとカウルに潜り込むことが重要です。 カウルからヘルメットや体が出ていると風を強く受け、結果的に体がシートやステップを押してしまい、リヤ荷重になってしまいます。又、腕に引き側の力が強く働くことでますますリヤ荷重となり、フロント荷重不足が車体の振られを招きます。
(フロントサスペンションがダブルレートのスタンダード品を使っているとストレートでフロントタイヤを路面に押さえつける力が足らず振られることがあります。推奨スプリングK=0.9SPG)

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