クイックシフトセンサー取り付け注意事項

クイックシフトセンサー取り付け注意事項
クイックシフターの取付けにおいて、誤った締付けかたによりセンサーの感知部を破損してしまう場合が見受けられます。そこで、シフトセンサーの取付けについて説明します。シフトセンサーは、下の写真の様にロッド(またはピロボールジョイント)にネジにより連結して、使用します。連結したロッドから軸方向の荷重(圧縮/引張り)を受け、荷重の変化を感知部(歪ゲージ式)で電気抵抗の変化として感知し、電圧の変化に置換え出力する仕組みになっています。シフトセンサーは、二輪車に装着し使用されるので、熱、振動、湿気、衝撃、過荷重に対し若干の許容はありますが、過度の条件に対しては、破損してしまいます。ロッド軸方向で、曲げ、捩れの荷重に対しても破損の原因となりますので取付け、使用の際にはご注意下さい。

シフトセンサー締付方法
シフトセンサーをロッド(またはピロボールジョイント)に取り付ける際の締付方法(ロックナットの締付)については、下記締付け方法に注意して締付を行って下さい。
(例)
- Bのロックナットを締付ける(緩める)場合は、(2)のセンサー2面部にスパナをかけて締付け(緩め)て下さい。
- Aのロックナットを締付ける(緩める)場合は、(1)のセンサー2面部にスパナをかけて締付け(緩め)て下さい。

センサーをスパナとスパナの間にはさんだ下図のような締め付けかた(緩めかた)は、センサーの感知部に捩れの荷重を与えてしまいセンサーを破損させますので、おやめ下さい。
(例)
- ロックナットAと(2)のセンサー2面部にスパナをかけて、ロックナットAを締める(緩める)。
- ロックナットBと(1)のセンサーの二面部にスパナをかけて、ロックナットBを締める(緩める)。

- HRC製品はレース専用ですので、一般公道での走行は出来ません。
- 本仕様、価格は改良のため予告なく変更することがあります。
- HRC製品は競技用として製作されたもので、一般量産車と異なり保証の対象になりません。
- 機種に関するお問い合わせ、カタログのご請求等は、(株)ホンダ・レーシングまでお願いします。
- 車両本体とキットパーツは別売りです。