2013 MFJ国内競技規則<ST600技術仕様>
2013年のMFJ国内競技規則のロードレースレギュレーション改訂に伴い、変更箇所のご案内をいたします。
尚、規則詳細については「2013 MFJ国内競技規則」をご参照ください。
<付則9>
ST600技術仕様
3 : 最低重量
3-1
各気筒数別車両の最低重量は以下のとおりとする。
4気筒 | 160kg | ※バラストの使用は認められない。 |
3気筒 | 162kg | |
2気筒 | 166kg |
7-2 : 安全確保のため、改造、変更が義務付けられる事項
7-2-4-1
全ての車両はクローズドブリーザーシステムを採用しなければならない。
オイルブリーザーラインはエアクリーナーボックスまたはエアクリーナーボックス及びオイルキャッチタンクに連結され、これに排出される構造となっていること。
7-2-4-2
エアクリーナーボックスが1000ccのオイル受け容量を確保できない場合、適切な材質でできたオイルキャッチタンクを取り付けることとし、合計で1000cc以上を確保していなければならない(エアクリーナーボックス単体で1000cc以上確保できる場合は、オイルキャッチタンクの装着は免除される)。
7-2-4-3
エアクリーナーボックスのオイル受け容量は、エアファンネルもしくは吸入口の一番低い所の水平線より下の容量とする。
7-2-4-4
エアクリーナーボックスの下部に排出穴が開いている場合、オイルが受けられるように塞がれていなければならない。
7-2-4-5
エアクリーナーボックス及びオイルキャッチタンクは、競技前に空にしなければならない。
7-3 : レースのために変更、改造、チューニングが許可される部分
7-3-7-3
ホイール
フレームの打刻型式と同一モデル内にあっては、ホイールの相互の互換が認められる。取り付けのため
のカラー加工・追加は認められる。
<互換表>
同色で示された同一メーカー同型式モデルであれば、ホイールの互換性が認められる。
2013 | 2012 | 2011 | 2010/2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本田技研工業 | CBR600RR (PC40) |
→ | → |
CBR600RR (PC40) |
→ | CBR600RR (PC40) |
→ | CBR600RR (PC37) |
ヤマハ発動機 | → | YZF-R6 (12MODEL) 1JS |
→ | → | YZF-R6 (08MODEL) 13S |
→ | YZF-R6 (06MODEL) 2C0 |
YZF-R6 (05MODEL) 5SL |
スズキ | → | → | GSX R600 (L1) |
→ | GSX R600 (K-8) |
→ | GSX R600 (K-6) |
→ |
川崎重工 | → | → |
→ | ZX-6R (ZX600R) |
→ | ZX-6R (ZX600P) |
→ | ZX-6R (ZX600N) |
7-3-8-5
クイックシフターは認められる。シフトパターンを逆にする場合は、ギヤシフトリンケージを改造する場合のみ許可される。
7-3-14-1
ラジエターの変更、サブラジエターの追加、ラジエターホースやパイプの改造、変更、追加が認められる。
7-3-14-2
ラジエターブラケットおよびブラケット取付け位置 (ステー) の変更。ただし、材質は公認時と同じものか鉄またはアルミニウムとする。
7-3-30
エンジンオイル
7-5 : その他
7-5-5-2
データロガー (データ収集器、コンピューター記録装置など) の使用が認められる。
7-5-6-13
外装部品の互換性特別申請
車両メーカーから申請された外装部品についてMFJで審議し、互換性が承認された場合、その内容の範囲内で使用が認められる。
承認された内容は、MFJのホームページ等で告知される。
許可された車両
車種 : CBR600RR (PC40)
互換性の内容 カウリング (アッパー、ロアー)
互換性の対象車両
車名 (型式・年式) | F打刻型式 | E/G型式 | F打刻開始No. |
CBR600RR (2007〜2008) | PC40 | PC40E | PC40-1000001 |
CBR600RR レースベース車 (2007〜2008) |
JH2PC40S | PC40E | JH2PC40S★7M900001 |
CBR600RR STD/ABS (2009〜2012) |
PC40 | PC40E | PC40-1200001 |
CBR600RR レースベース車 (2009〜2012) |
JH2PC40S | PC40E |
JH2PC40S★9K930001 |
8 : ST600Nクラスの仕様
本規則はST600技術仕様に 「部品の互換性範囲」 を一部広げた内容を付け加えたものである。
適用は、地方選手権のナショナルST600クラスに限られる。地方選手権参加者が同一車両で長く参加できることを目的に制定されました。
8 ST600Nクラスの仕様 車両は、国内競技規則付則9ST600技術仕様の1項から7項に適合してなければならない。 ただし、1項から7項と相反する項目は、ST600Nクラスの仕様1項が優先される。 8-1 フェアリングはMFJ技術規則の範囲内で外観変更、改造およびMFJ公認車両 (同一車両メーカーの公認車両に限る) 間での互換性が認められる。ただし、取り付けは公認車両のフレームを変更または改造しない範囲で出来る事。取付けステーの変更は認められる。 8-2 フロントフォーク、リヤフォーク、フォーククランプ、リヤサスペンショ・リンケージは、フレームおよびエンジンの一切の改造なしで取り付けられる場合に限り、公認車両(同一車両メーカーの公認車両に限る)間での互換性が認められる。 8-3 エキゾーストパイプおよびサイレンサーの数、取り付け配置の変更が認められる。 ただし、音量規制に関するST600技術仕様をすべて満たしていること。 |
- 2013年度 MFJ国内競技規則変更点
- サーキット走行に関する規則
- ロードレース競技規則
- 全日本ロードレース選手権大会特別規則
- GPフォーミュラ技術仕様
- JSB1000技術仕様
- ST600技術仕様
- ST250/ST200/ST150 技術仕様
- モトクロス競技規則
- 全日本モトクロス選手権大会特別規則
- モトクロス基本仕様
- 国内モトクロスの仕様
- トライアル競技規則
- 全日本トライアル選手権大会特別規則
- トライアル基本仕様