2010 MFJ国内競技規則<全日本ロードレース選手権大会特別規則>
2010年のMFJ国内競技規則のロードレースレギュレーション改訂に伴い、変更箇所をご案内いたします。下記をお読みください。
尚、規則詳細については「2010 MFJ国内競技規則」をお読みください。
<付則5>
全日本ロードレース選手権大会特別規則
3 開催内容と競技会の基本スケジュール
3-1
全日本選手権対象種目とライセンス区分は次のとおりとする。
種目 | JSB1000 | ST600 | J-GP3※ | J-GP2※ | GP-MONO |
---|---|---|---|---|---|
ライセンス | ロードレース国際ライセンス | 国際/国内 |
クラス名称変更と新設クラス
1) GP125クラスは、「J-GP3」と名称変更
2) J-GP2クラスは、全日本選手権における4ストローク600ccのGPフォーミュラ技術仕様による新設クラス
3-2
JSB1000クラスの予選・決勝方式は下記とする。
※詳細は大会特別規則に示す。天候等で変更される場合もある。
大会 | 予選 | 決勝 |
---|---|---|
第1戦 筑波 | 計時予選 | 1レース |
第2戦 鈴鹿2&4 | ノックアウト方式 | 1レース |
第3戦 オートポリス | ノックアウト方式 | 1レース |
第4戦 SUGO | ノックアウト方式 | 1レース |
第5戦 岡山 | ノックアウト方式 | 1レース |
第6戦 ツインリンクもてぎ | ノックアウト方式 | 1レース |
第7戦 MFJGP 鈴鹿 | ノックアウト方式 | 2レース |
3-3-1
全日本選手権は下記基本スケジュールに基づき開催される。
月〜木曜日 : 当該大会にエントリーしている選手の走行は禁止とされる。これに違反した場合罰則が適用される。
ただし、特別な事情によりMFJロードレース委員会が認めた場合は、ART走行または特別スポーツ走行が認められる。
大会 | 特別スポーツ走行日 |
---|---|
第1戦 筑波大会 | 4月1日(木) |
金曜日 : 練習走行 ART走行
土曜日 : 公式予選
・予選最多出場台数以内であれば、1組、1回の予選とする。ただし、主催者によっては、2回とすることができる。
J-GP3 ST600 |
最多予選出場台数に満たないエントリーで予選1回で行なわれる場合 予選落ちがある場合 最低時間 40分 予選落ちがない場合 最低時間 35分 予選が2回行なわれる場合 予選1回目 最低20分 予選2回目 最低15分 |
---|---|
JSB1000 |
<主催者が定める予選方式> ・ノックアウト方式 第1セッション 1組の場合 30分以上 2組以上の場合 25分以上 第2セッション・第3セッションは、主催者が決める |
主催者は、大会特別規則または公式通知により土曜日に決勝を行うことができる。
2010年土曜日決勝クラス(予定) GP-MONOクラス : 第3戦オートポリス、第4戦SUGO、第6戦もてぎ、第7戦MFJGP鈴鹿 |
3-5
特記事項
3-5-1
J-GP3クラス
3-5-1-1
2ストローク車両は、車両最低重量77kgおよびラム圧禁止に技術仕様が変更された(技術仕様 付則7GPフォーミュラ技術仕様7-18-1および9-1-3-1を参照)。
3-5-1-2
付則7GPフォーミュラ技術仕様10項に合致する「4ストローク250cc単気筒プロト車両」の参加が認められる。
参加者は、「出場車両申請書」を大会4週間前までにロードレース委員会に提出し、承認されたもののみ参戦が許可される。簡素化車検の対象外とする。
3-5-2
J-GP2クラス
3-5-2-1
J-GP2クラスの開催日程
第1戦筑波、第2戦鈴鹿2&4、第3戦オートポリス、第4戦SUGO、第6戦もてぎ、第7戦MFJGP鈴鹿の全6戦で全日本選手権として開催される。
3-5-2-2
J-GP2クラスのスケジュール (予選と決勝)
主催者が単独開催または、JSB1000クラスとの混走を決定し、その予選、決勝の運用方法は、公式通知にて公示される。
3-5-2-3
単独にて予選が行なわれる場合は、予選回数1回、最低時間20分以上とする。
3-5-2-4
賞典とシリーズポイント
J-GP2クラスは、決勝レースの形態(単独・混走)にかかわらず、J-GP2の成績によってポイントが付与される。
ただし、予選出走台数が1台の場合は、シリーズポイントは付与されない。
3-5-3
予告事項
3-5-3-1
全日本選手権におけるJ-GP3クラスへの2ストローク車両の参加は2011年までとする。
3-5-3-2
全日本選手権におけるGP-MONOクラスの開催は、2011年までとする。
4 参加定員
4-3
最終戦MFJグランプリは、出場者に下記の条件が設定される。
- ☆ST600、J-GP3クラス
エントリー数の上限は予選1組の最多予選出走台数とし、以下の優先順序で決定する。
1. 全日本選手権の当該クラスにおいて第6戦もてぎ大会までのポイント取得者
2. 東日本・ウエスト・サウス各チャレンジカップ選手権当該クラス上位3名 (繰上げは行わない) で、且つ国際ライセンス所持者。時期は、9月19日時点のランキングをもとにする。
3. 主催者またはロードレース委員会推薦 - ☆J-GP2クラス
エントリー数の上限は予選1組の最多予選出走台数とし、以下の優先順序で決定する。
1. 全日本選手権J-GP2クラス第6戦もてぎ大会までのポイント取得者
2. 主催者またはロードレース委員会推薦
6 コースと最多出場台数
6-2
各施設の同時出走最多台数は以下のとおり。
施設 | JSB | ST600 | J-GP3・J-GP2・GP-MONO | |||
---|---|---|---|---|---|---|
決勝 | 予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | 予選 | |
SUGO | 37 (40) | 48 | 40 | 48 | 40 | 48 |
筑波 | 21 (24) | 28 | 30 | 36 | 36 | 43 |
もてぎ | 37 (40) | 48 | 40 | 48 | 40 | 48 |
鈴鹿 (フルコース) | 41 (44) | 52 | 44 | 52 | 44 | 52 |
鈴鹿 (東コース) | 18 (21) | 34 | 21 | 34 | 24 | 34 |
岡山国際 | 37 (40) | 48 | 40 | 48 | 42 | 50 |
オートポリス | 39 (42) | 50 | 42 | 50 | 42 | 50 |
9 参加資格
9-1
J-GP3・J-GP2・ST600・JSB1000クラスは、2010年度ロードレース国際ライセンス所持者
10 出場料およびMFJスポーツ傷害基金掛金
ST600・J-GP3・J-GP2・GP-MONOクラス
出場料 | 16,000円 |
MFJスポーツ傷害基金掛金 | 3,500円 |
合計 | 19,500円 |
13 ゼッケンナンバー
13-5-1
ナンバープレートの地色および数字の色は下記のとおりとする。
JSB1000・ST600・J-GP3・J-GP2クラスの文字 (数字) の色は、黒か白文字とする。
ナンバープレートのバックグラウンドの色は自由とするが、文字(数字)が判別しやすいようにしなければならない。
13-5-6
JSB1000、ST600、J-GP2クラスのサポートナンバーおよびプレートについては、クラス別技術仕様の[ナンバープレート及びカラー 6-6項、ナンバープレート 11-7-1項] に適合していなければならない。
18 レース距離
18-1
各クラスの決勝レースの距離を下記のように定める。
J-GP3・J-GP2・ST600・JSB1000 | 40km以上〜130km |
19 賞および得点
19-3
全日本選手権の得点は下記のポイントが与えられる。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 25 | 22 | 20 | 18 | 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 |
順位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
・予選出走台数1台以下は不成立
・得点は、完走者のみポイントが与えられる。
19-7-1
J-GP3クラスについては、年齢12歳から17歳までのライダーにユースカップが設定される。
20 主催者の権限
20-6
予選通過基準タイムはトップタイムの110% (JSBクラストップタイムの上位3名の平均タイムの110%)以内とし、大会主催者は特別規則書に記載して110%以内の範囲内でその基準タイムを変更することができる。
22 タイヤ規制
22-1-1
タイヤは、予選・ウォーミングアップラン・決勝を通じて使用本数が定められ、タイヤマーキングを受けなければならない。使用本数は、大会ごと、予選回数に応じて設定され公式通知にて発表される。
予選走行が1回の場合の使用本数 (ウォーミングアップ、決勝含む) | 2セット |
予選走行が2回の場合の使用本数 (ウォーミングアップ、決勝含む) | 3セット |
なお、マーキングしたタイヤの変更は認められない。
ただし、MFJ公認ウェットタイヤは、マーキングの必要なく使用することができる。
ドライ時・ウェット宣言中 | MFJ公認ST600ドライタイヤ | マーキングが必要 |
MFJ公認ST600ウェットタイヤ | マーキング必要無し |
- 2010年度 MFJ国内競技規則変更点
- ロードレース競技規則
- 全日本ロードレース選手権大会特別規則
- GPフォーミュラ技術仕様
- JSB1000技術仕様
- ST600技術仕様
- GP-MONO技術仕様
- ST250F技術仕様
- 耐久レース技術仕様
- モトクロス競技規則
- 全日本モトクロス選手権大会特別規則
- モトクロス基本仕様
- 国内モトクロスの仕様
- トライアル競技規則
- 全日本トライアル選手権大会特別規則
- トライアル基本仕様