2014年5月4日(日)
決勝
会場:ヘレスサーキット
天候:晴れ
気温:28℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | FP3 | FP4 | QP | Race | Standing | |
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マルク・マルケス | 3rd | 1st | 3rd | 1st | 1st | 1st | 1st |
ダニ・ペドロサ | 4th | 6th | 1st | 5th | 3rd | 3rd | 2nd |
連日、青空が広がった第4戦スペインGPの決勝は、開幕以来ポールポジションを獲得し続けるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好スタートから快調にラップを刻み、開幕から4戦連続となるポール・トゥ・ウインを達成しました。マルケスは、オープニングラップにバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に先行を許しますが、すぐに逆転。2周目の1コーナーでオーバーランを喫し、ロッシに再び先行されますが、すぐに逆転すると、そこからは安定したペースで後続を引き離しました。今大会でロードレース世界選手権100戦目を迎えたマルケス。その記念すべき大会で、自身初となるスペインGPを制覇し、喜びを爆発させました。
マルケスのチームメートであるダニ・ペドロサは3位に入り、開幕から4戦連続表彰台となりました。予選3番手からまずまずのスタートを切ったペドロサは、先行するマルケスと2番手を走るロッシの後方で、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)と3番手争いを繰り広げました。そして、終盤の21周目にロレンソをパスすると、2番手を走るロッシの背後まで迫るすばらしい追い上げをみせました。2年連続でのスペインGP制覇とはなりませんでしたが、最高峰クラスでは、2006年から9年連続でスペインGPの表彰台に立ちました。
マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「今日はいいスタートを切ることができました。しかし、1コーナーでバレンティーノ(ロッシ)選手が僕を抜こうとしているのが見えました。バレンティーノ選手の作戦は、レースをコントロールしてペースダウンさせようというものだったのでしょう。しかし、彼の後ろを走っていて、自分はもう少し速く走れることが分かったので、できるだけ早くバレンティーノ選手を抜くことにしました。しかし、あれほどギャップが開くとは思っていなかったですし、とても驚きました。今の自分はとても調子がいいです。しかし、ダニもバレンティーノ選手もホルヘ(ロレンソ)選手も、プラクティスでもレースでも、100%の走りをしていることが分かります。今は勝てていますが、いつまでも勝ち続けることはできません。でも、そこから学ぶことは多いですし、少しでも多くのポイントを取れるようにがんばります」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「今日はとても難しいレースでした。オープニングラップからフロントタイヤに問題があったのですが、できる限りなんとかしようといろいろなことを試しました。マルクが逃げの態勢に入ったことが分かりましたが、今日はなにもできませんでした。今日は彼のレースでした。しかし、ヤマハの2人にずっとついていくことができましたし、終盤にはアタックもできました。ロレンソ選手を抜くことはできましたが、ロッシ選手を抜くにはあと2つか3つのコーナーが必要でした。しかし、ベストを尽くしての3位ですし、明日のテストでは、マルケスに近づけるようにがんばります。次のレースも全力で挑みます」
2014.04.05
Magnificent Marquez makes it four-in-a-row in Spain on his 100th GP World Champion Marc Marquez takes his fourth win from pole – from the first four races of 2014 – and becomes the first rider to win the Spanish GP from pole since Capirossi in 2006.