2013年9月29日(日)
決勝
会場:モーターランド・アラゴン
天候:曇りときどき晴れ
気温:23℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | FP3 | FP4 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 3rd | 3rd | DNS | 1st | 3rd | DNF | 3rd |
マルク・マルケス | 2nd | 1st | DNS | 2rd | 1st | 1st | 1st |
第14戦アラゴンGPの決勝は、今季7度目のポールポジションからスタートしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、予選2番手のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、予選3番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の3人が、序盤からトップグループを形成する激しい戦いとなりました。オープニングラップを制したのはロレンソ。その背後でマルケスとペドロサがし烈な2番手争いを繰り広げました。そして、6周目の12コーナーのブレーキングで、マルケスがオーバーランし、コーナーの立ち上がりではペドロサが転倒を喫しました。
このハプニングで、トップのロレンソとマルケスの差は、約1.5秒に広がりました。しかし、ロレンソを上回るペースで快走するマルケスは、周回するごとにその差を縮め、14周目に逆転に成功。それからもペースを緩めることなく、23周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。
これでマルケスは今季6勝目、シーズン13度目の表彰台に立ち、ルーキーの優勝記録と表彰台記録をまたしても更新しました。この結果マルケスは、今大会2位のロレンソに39点差、転倒リタイアでノーポイントに終わったペドロサとの差を59点として、ライダーズタイトル獲得に一歩前進しました。今大会ノーポイントに終わったペドロサは、チャンピオン争いでは厳しい状況となりましたが、依然総合3位をキープ。残り4戦で、逆転チャンピオンに向けて、全力を尽くすことになります。
マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「今日は本当に激しい戦いでした。ホルヘがスタートで引き離し始めたときは、まずは彼に追いつかなければならないと思いました。そうこうしているうちに、ダニにパスされました。その後、ダニをオーバーテイクできるチャンスが訪れました。気持ちよく乗れていたのですが、ブレーキングで少しはらんでしまいました。そして、マシンが少し浮き上がり、彼に軽く接触しました。彼がそれに気付いたかどうかは分かりません。でも、それでトラクションコントロールを制御するケーブルが切れたと、チームから聞かされました。残念です。めったに起きないことですし、ツキがありませんでした。大事なことは、ダニが無事であることです。その後、ホルヘをオーバーテイクし、優勝することができました。25ポイントを獲得できましたし、重要なレースとなりました」
ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
「幸い身体は大丈夫ですが、腰と脚の付け根部分をひどく打ちました。激しい転倒でしたが、それほど大きなケガはありませんでした。マルクが、コーナーエントリーで大きくはらみ、外側から僕にひっかかってきました。その後、僕は宙を舞っていました。トラクションコントロールのケーブルが、彼との接触で切れたことを、あとでメカニックから聞かされました」
2013.09.29
Marquez takes sixth win and extends lead after incident with PedrosaThe Grand Prix of Aragón has been an event of mixed emotions for the Repsol Honda Team.