HONDA The Power of Dreams

Report

第13戦サンマリノGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク、2番手にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が僅差で続きました。

初日トップタイムをマークしたマルケスは、ライバルたちに執ようなマークを受けながらも、タイムを削り、快調にラップを重ねました。好天に恵まれたこともあって、この日の2度のセッションで、コースの攻略を済ませたマルケスは、2日目は決勝を見据えてセットアップに集中、予選では今季6度目のポールポジション(PP)を狙うことになります。125ccクラスとMoto2クラスで、過去に3年連続でサンマリノGPを制しているマルケス。今大会は、クラスをまたいでのサンマリノGP4連覇と、今季6勝目に期待が膨らんでいます。

3年ぶりにサンマリノGPでの優勝を狙うペドロサも、まずまず好調なスタートを切りました。この日は着実にセットアップを進め、午前、午後ともにマルケスに続いて2番手。しかも、その差はわずか0.033秒です。念願の初タイトル獲得に向けて、総合首位のマルケスとのポイント差を縮めたいと意気込むペドロサは、今季3勝目に闘志を燃やしています。昨年の決勝はPPからのスタートも、不運のトラブルで最後尾グリッドに下がり、転倒を喫しました。今年はその雪辱に挑む戦い。Repsol Honda Teamの2人の優勝争いに、大きな注目が集まっています。

Comment

マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はセットアップが順調に進み、とても満足しています。最初からとてもいい感触がありました。そして、コースの攻略ポイントをいくつか見つけることができました。今日は順調でしたので、明日に向けての改善ポイントはほとんどありません。ただ、高速コーナーなどを少しワイドに走っているので、明日、その部分を修正しなければなりません。明日も引き続きセットアップを進め、決勝レースに向けていい状態に仕上げたいと思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日はセットアップに集中し、全体的にいい一日になりました。唯一の問題は、リアグリップが少し足りないことで、今日は十分なトラクションを見つけることができませんでした。明日、改善できることを願っています。今日は天候に恵まれましたが、路面のグリップがなかったため、思ったほどセットアップを進めることができませんでした。明日は、セットアップを進めるためにも重要な一日になります。そして、いい予選セッションにできればと思います」