2013年8月25日(日)
決勝
会場:オートモトドラム・ブルノ・サーキット
天候:曇り
気温:17℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | FP3 | FP4 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 2nd | 3rd | 5th | 4th | 4th | 2nd | 2nd |
マルク・マルケス | 4th | 5th | 3rd | 1st | 3rd | 1st | 1st |
インディアナポリスGPからの2連戦となった第11戦チェコGPは、Repsol Honda Teamの両選手がすばらしい走りを見せて、インディアナポリスGPから2戦連続で1-2フィニッシュを達成しました。優勝したのはマルク・マルケス(Repsol Honda Team)で、ドイツGP、アメリカGP、インディアナポリスGPに続いて4連勝、今季通算5勝で、ルーキーとしてはグランプリ史上初のデビューシーズン5勝目を達成しました。
予選3番手から決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップはホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に続いて2番手を走行しました。その後、チームメートのダニ・ペドロサとともにトップグループを形成します。そしてレース終盤の16周目にロレンソをかわしてトップに浮上、そのあと何度かトップの座が入れ替わりますが、19周目からはトップをキープ、22周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。
この優勝でマルケスは、今大会2位のペドロサに26点差、3位のロレンソに44点差とし、デビューシーズンで初タイトル獲得という大偉業に大きく前進しました。
マルケスには届きませんでしたが、ペドロサが2戦連続2位でフィニッシュしました。第8戦ドイツGPで痛めた左鎖骨は、まだ万全ではなく、マシンのセッティングにも苦しんだ今大会でしたが、セッションをこなすごとにセットアップを進め、決勝では、ロレンソとマルケスとの優勝争いに加わりました。この日はブレーキングでライバルたちにリードを広げられ、なかなか前に出られない厳しい戦いとなりました。しかし、終盤にはロレンソをかわし、最終ラップではマルケスの背後に迫る好走を見せました。
ペドロサは、昨年もシーズン後半戦に勝ち星を増やし、チャンピオン争いに加わりました。今年もシーズン中盤戦のケガでマルケスにリードを広げられましたが、2戦連続1-2フィニッシュを果たし、これからの追い上げが期待されます。Repsol Honda Teamの2戦連続1-2フィニッシュで、ロレンソとのポイント差を広げることに成功、チームメート同士のチャンピオン争いに注目が集まってきました。
マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「今日の優勝はとてもうれしいです。ホルヘとバレンティーノが、ブルノでテストを行っていました。そして、ダニはいつもブルノでは速く、昨年の大会で優勝していたので、私はとても優勝できるとは思っていませんでした。しかし、レースウイークがスタートしてからは、順調にセットアップを進めることができました。ブルノは、これまでとはまったく違う雰囲気のサーキットで、インディアナポリスの優勝とは、違う喜びがあります。今日の優勝争いは、とても大変でした。でも、とても楽しかったです。ホルヘとのバトルはとてもよかったです。優勝できてとてもうれしいです。チームに感謝したいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「まだ完治していないケガのことや、ここ数戦のことを考えれば、今日の結果はとてもうれしく思います。今日は精神面で大きく前進することができました。100%ではありませんでしたが、勝つつもりでレースに挑みました。残念ながら作戦通りではなく、ブレーキングがうまくいかず、オーバーテイクがなかなかできませんでした。そのためトップグループの中で常に3番手でした。さらに最後のアタックが1周遅れました。もしホルヘを1周早くパスしていたら、優勝のチャンスがあったかもしれません。マルクに追いつくのに、あと1周は必要でした。しかし、最後まであきらめず、全力でアタックしました。次回またがんばります。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです」
2013.8.25
Four in a row for Marquez and Pedrosa makes it a fourth 1-2 for Repsol HondaToday in the GP of the Czech Republic, Marc Marquez and Dani Pedrosa recorded Repsol Honda's fourth 1-2 finish of 2013, with Marc taking his fourth win in a row - fifth of the year – something no premier class rookie has achieved in the 65-year history of Grand Prix racing.