チェコGP
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st 1st - - - -
ケーシー・ストーナー - - - - - -
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第12戦チェコGPのフリー走行は、終日青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、インディアナポリスGPで今季2勝目を達成したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、午前、午後ともにトップタイムをマーク、2連勝に向けて絶好のスタートを切りました。

午前中のセッションでは、最終コーナーの立ち上がりで後輪を脱輪させた選手の跳ね上げた石が、ハイスピードで走行するペドロサのマシンを直撃するアクシデントが発生しました。1つはスクリーンとカウルを、もう1つは左足を直撃し、一歩間違えば大ケガに発展する事故でした。幸いにも、打撲程度のケガで済んだペドロサは、その後も走行を続け、両セッションでトップタイムをマーク。午前中のアクシデントを忘れさせてくれる快走となりました。

チームメートのケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、前戦インディアナポリスGPの予選で転倒、右足首を負傷しますが、決勝4位と熱走を見せました。しかし、その後の診断の結果、今大会の出場を取りやめ、母国オーストラリアに戻って緊急手術を受けることになりました。復帰の時期は、手術後、回復の経過を見ながら決めることになります。一日も早い復帰を願うばかりです。

ペドロサは、第10戦アメリカGPからエンジンと車体を一新したニューマシンでレースに出場しています。アメリカGPではセットアップの時間が足りず3位でしたが、前戦インディアナポリスGPでは今季2勝目を達成しました。ニューマシンで3戦目を迎える今大会は、初日からライバルを圧倒、2連勝に向けて一歩前進しました。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「今日はタイヤとマシンのセットアップに取り組みました。明日の天気が分からないので、ドライコンディションで走れるセッションがとても重要になります。今日は時間をフルに使いました。マシンの状態はよくなったのですが、まだやらなければならないことがあります。特に、電子制御とサスペンションは、明日も引き続きセットアップに取り組まなければなりません。午前中の事故は驚きましたが、ラッキーでした。タイミングが悪ければ、もっとひどいことになっていたかもしれません。2つの大きな石が飛んできて、1つは私の左足に当たり、もう1つは、スクリーンを割って、あごに当たりました。石が当たった直後は、どこか骨折したのではないかと思うほどでしたが、幸いなにもなくてホッとしました。石の当たった部分は腫れましたが、午前中より痛みが引いたので安心しました」

中本修平|HRCチーム代表
「今日は順調にセットアップが進み、まずまずのスタートを切ることができました。ダニ(ペドロサ)は、ブレーキングの安定性とリアのグリップをもう少し改善して欲しいと訴えているので、明日も引き続きセットアップをしていきます。ニューマシンになって3戦目ですが、前戦インディアナポリスでかなり仕上がってきているので、今回は細かい部分を改善していければと思っています。今大会は、ケーシー(ストーナー)の足の状態が思っていたよりも悪く、欠場することになりました。大至急、手術した方がいいという主治医の判断で、今日のフライトでオーストラリアに帰国しました。手術がうまくいって、一日も早く復帰できることを願っています」

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2012.08.24
Pedrosa continues momentum on Day 1 in Brno Fresh from his fantastic win in Indianapolis just five days ago, Repsol Honda's Dani Pedrosa continued his fine form in Brno today topping the time sheets on the first day of Free Practice.

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