Catalunya Catalunya
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ - - - - - 4th
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 3rd 5th 5th 4th 3rd
ケーシー・ストーナー 1st 1st 1st 2nd 1st 2nd
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第5戦カタルニアGPは予選2番手から好スタートを切り、2周目に首位に浮上したケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、前戦フランスGPからの2連勝と今季3勝目を達成しました。今大会はフリー走行、予選と好調で、今季3勝目の期待が膨らんでいました。その期待に見事応える走りで、サーキットに集まった8万人の大観衆を魅了しました。

決勝日は朝方に雨が降った影響で、ウオームアップはウエットコンディションで行われました。しかし、決勝はドライコンディションとなり、オープニングラップこそホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に首位を譲りましたが、2周目の1コーナーでロレンソをかわすと、25周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

今大会はレース終盤に小雨が降る難しいコンディションとなりました。コース終盤区間では一時的に大粒の雨が落ちてきたため、選手たちはペースを落とすことになりました。しかしストーナーは、後続のロレンソとの差を確認しながら安定したラップを刻みました。今大会はハードタイヤをチョイス、スタートからゴールまで危なげない走りでライバルを圧倒しました。これで総合ポイントでも首位のロレンソに7点差に迫り、他車の転倒に巻き込まれノーポイントに終わった第2戦スペインGPの遅れを着実に取り戻すことに成功しました。

その後方では、ロレンソとベン・スピーズ(ヤマハ)を激しく追撃したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が4位でフィニッシュしました。今大会は2戦連続の表彰台が期待されていましたが、スタートでポジションを上げられなかったことが影響して、表彰台に立つことはできませんでした。今大会は不安定な天候が続き、ウオームアップがウエットになったことが、タイヤの選択を難しくしました。ドヴィツィオーゾはストーナーと同様にハードを選択しましたが、タイヤのパフォーマンスを発揮することができませんでした。しかし、総合ポイントで3位に浮上。連戦となるイギリスGPは得意とするシルバーストーンだけに、今大会の雪辱と今季2回目の表彰台に闘志を燃やしています。

次戦のイギリスGPは、来週末に開催されます。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP 優勝)
「ホルヘほどじゃないけれど、今日はまずまずいいスタートを切ることができました。しかし、すぐに前に出たかったのでホルヘを抜こうとしましたが、2周目の1コーナーまで待たなくてはなりませんでした。それからは予選の時と同じようにラップを刻もうと思いました。幸いにも、アドバンテージを築くことができましたし、プレッシャーもそれほど感じませんでした。今日は優勝することができて本当に幸せです。マシンもよい状態でした。終盤、雨が降り始めたときは自分が先頭を走っているのでペースを見つけるのが難しかったです。サインボードなどで後ろとの差を見ながら走りました。特にコース終盤はかなり降っていて滑りやすかったので、差が縮まればペースを上げ、広がればペースを落としました。上り調子をキープできて本当にうれしい。すばらしい仕事をしてくれたRepsol Honda Teamのスタッフに感謝したい。来週はシルバーストーン。今回のように勝利を目指して戦いたい。ダニが一日も早く復帰することを願っています」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4位)
「ウオームアップがウエットコンディションで、決勝はドライで始まりましたが、12周目から雨が降り始めるというトリッキーな天候でした。今日はスタートがあまりよくなくて、結果的にレースを難しくしてしまいました。特にフロントのフィーリングがあまりよくなくてペースを上げられませんでした。今日はハードを選択しましたが、ロレンソとスピーズとロッシはソフトを選んでいました。前回のフランスよりもアベレージでは進歩がありましたが、4位に終わってとても残念です。今日は表彰台争いができると思っていました。決して遅くはありませんでした。全力を尽くしてくれたチームに本当に申し訳ない気持ちです。来週はシルバーストーン。シルバーストーンは大好きなサーキットなので楽しみにしています。次戦はよい結果を残したいです」

中本修平|HRCチーム代表
「今日は雨が降り出してから、ドキドキしながらレースを見守っていました。難しいレースとなりましたが、ケーシーが最後まですばらしい走りを見せてくれました。スタートの時は路面温度が32℃。雨が降り出してからは25℃まで下がりました。そういう難しい状況の中で、ケーシーは後ろとの差を見ながら着実に走りました。路面コンディションが変化したので、想定したタイムよりは遅くなりましたが、いい勝ち方でした。アンドレアはケーシーと同じハードを選択しましたが、ソフトの方がパフォーマンスを発揮できたかもしれません。そのため、最後までエッジのグリップ不足に苦しんでしまい、表彰台に立てませんでした。マルコはスタートに失敗して、3位以下の集団に追いつくのがやっとでした。次のシルバーストーンも優勝を目指していきます。この数年、年間4勝しかできていないので、5勝目の達成に全力を尽くします」

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2011.06.05
Repsol Honda take important win in Catalunya Casey Stoner rode to an important victory today in the Grand Prix of Catalunya in front of 81,638 spectators, with team mate Andrea Dovizioso taking fourth position in a race which local hero Dani Pedrosa sadly missed.

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