2010年10月30日(土)
予選
会場:エストリル・サーキット
天候:雨
気温:16℃
コースコンディション:ウエット
FP1 | FP2 | FP3 | QP | Race | Standing | |
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アンドレア・ドヴィツィオーゾ | - | 9th | 3rd | 7th | - | (5th) |
ダニ・ペドロサ | - | 13th | 8th | 12th | - | (2nd) |
第17戦ポルトガルGPの予選は、朝から断続的に降り続いた雨のためにキャンセルとなり、3回のフリー走行の総合順位でグリッドが決まった。午前中に行われたフリー走行では、激しい雨の影響で、125cc、Moto2、MotoGPの3クラス合計で、延べ45人のライダーが転倒する大荒れのコンディション。MotoGPクラスは、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、ヘクトール・バルベラ(ドゥカティ)、ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)の4選手が転倒した。午後の予選は、さらに雨足が強まったことで開始時間が延期されたが、天候は回復せず、14時30分に中止が決まった。
この結果、初日のベストタイムでロレンソがPPを獲得。初日のセッションで転倒して9番手に終わっていたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、初日より雨量の多いコンディションで行われた3回目のフリー走行でタイムを更新。セッション3番手と午後の予選に期待をつないだが、中止となったことで惜しくも7番グリッドが確定した。ペドロサも3回目のセッションで8番手までポジションを上げたが、2日間の総合では順位を上げられず、12番グリッドから決勝に挑むことになった。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 7番手)
「今回の予選の目標は、フロントローを獲得することだった。昨日は転倒して9番手に終わっていたが、今朝のセッションは3番手だった。しかし、予選がキャンセルになったことで7番手に終わり、とても残念だ。午前中のセッションでは、制御がとてもよくなった。さらに、いくつか大きな変更をしたのだが、それがよく、速いベースを維持することができた。しかし、午後の予選はひどいコンディションになり、中止も仕方がなかった。明日は雨が上がり、ドライのレースになるかも知れない。ぶっつけ本番のドライレースになったら、とても難しい。リズムをつかむのに少し時間が必要になるので、決勝がドライになるのなら、ウオームアップもドライで走りたい」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 12番手)
「昨日から今日にかけて着実に前進することができた。午前中の走行ではタイムもポジションも上げられた。しかし、予選がキャンセルになったことでグリッドを上げられなかった。セッション序盤はあまりいいフィーリングではなかったが、少しでも多く周回しようと思った。それが結果的にいい判断だった。午後のセッションに向けて、さらに上位を狙えると思っていた。そうする自信もあった。中止の決定に異論はないが、12番グリッドに終わったのは残念だった。明日の天候がどうなるか分からないが、4列目からのスタートなので、ウエットでもドライでも、とにかくいいスタートを切りたい。総合ポイントで後ろに迫っているストーナーとロッシのことは気にせず、ベストを尽くしたい」
山路敏幸|Repsol Honda Team 監督
「残念ながら昨日と同じような悪天候になってしまったが、両選手ともに、ウエットコンディションのセッティングを進めることができた。アンドレアは、昨日から今日にかけてセットアップも大きく進み、もしウエットレースなら、かなりいいレースができると思う。ダニも、身体が徐々にマシンに慣れてきて、本来の走りを取り戻している。両選手ともにドライで走れていないが、みんな同じ条件。できることなら、ウオームアップ、決勝ともにドライで走れればと思っている」
2010.10.30
MOTOGP QUALIFYING CANCELLED AS RAIN LASHES ESTORIL
The qualifying sessions for the Grand Prix of Portugal were cancelled due to rain today as grim weather continued to disrupt the penultimate race of the 2010 season. .................