2010年9月3日(金)
1日目フリー走行
会場:ミサノ・サーキット
天候:晴れ
気温:25℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 1st | - | - | - | (2nd) |
アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 2nd | - | - | - | (3rd) |
2週連続の開催となったサンマリノGPのフリー走行は、前戦インディアナポリスGPで今季3勝目を挙げたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク。2番手には、ホームGPに闘志を燃やすアンドレア・ドヴィツィオーゾが続き、Repsol Honda Teamの2人が好調なスタートを切った。
先週のインディアナポリスGPで今季3勝目を挙げて意気上がるペドロサが、2週連続の開催となったミサノで快速ラップを刻んだ。最初のスティントで1分35秒台に入れると、それから細かな調整を繰り返し、最後のスティントでは1分34秒台を連発。チームメートで2番手のドヴィツィオーゾに0.612秒差、3番手のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に0.672秒差とライバルを圧倒する速さを見せつけた。昨年の大会は3位。2007年にミサノにグランプリが復帰して以来、優勝のないHonda勢だが、今大会はペドロサの2連勝と今季4勝目に期待が膨らむ。
ドヴィツィオーゾも2番手と好調なスタートを切った。セッション開始から中盤までは、1分36秒台のラップタイムでセッティングを行っていたが、フロントのフィーリングが改善されたことでセッション終盤に1分35秒台にタイムを短縮。地元ファンの声援の中で2番手と好スタートを切った。2日目の予選では、今季2回目のフロントローと最高峰クラス初PPを狙う意気込み。ペドロサとともに、2日目以降の走行でも、主役を務めることになりそうだ。1-2番手という最高の結果で初日を締めくくったRepsol Honda Teamの両選手は、2日目もこのポジションをキープすることを目標に予選に挑む。
ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「今日はいいスタートが切れて、すごくうれしい。前戦インディアナポリスで優勝した後だったし、その調子をキープするのはとても重要なことだからね。今日はいくつかのパートでライバルよりもいい走りができた。しかし、明日は彼らもタイムを上げてくるので、さらにタイムを出せるようにしなくてはいけない。今日は、ベストタイムもアベレージもよかった。アンドレアもいいタイムをマークしていた。これはマシンが仕上がってきている証拠で、チームにとっては、いい状態だと思う。このサーキットはコース序盤にタイトなコーナーが続くので、いいグリッドを得ることがとても大事になる。今日の結果に油断せず、明日も全力でセットアップしていきたい」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 2番手)
「今日はいい走りができたし、2番手で終われたことに満足している。しかし、今日のダニはとても速くて、彼に0.6秒も遅れてしまった。明日は、この差を縮めなくてはいけない。セッション終盤、タイヤを交換すればタイムを上げられる自信はあったので、明日がとても楽しみだ。みんなグリップを引き出すために全力を尽くしていた。自分はフロントがいまいちだったが、後半にかけていい状態を見つけることができた。まだ完全じゃないので、明日も引き続きフロントの安定性を高めるために集中したい」
山路敏幸|Repsol Honda Team 監督
「Repsol Honda Teamとしては、ようやく、バイクとライダーの状態がうまくかみ合うようになってきた。後半戦のスタートになったチェコGPから大きな仕様変更はなく、毎戦、レース仕様のセットアップに集中してきたが、マシンの仕上がりに合わせてライダーの走りもレベルアップしてきている。前戦インディアナポリスGPは、コンディションが厳しくてライダーに苛酷なレースとなった。優勝したペドロサも相当厳しかったようで、今大会もそういうレースになるかも知れないので、とにかく乗りやすいバイクに仕上げられればいいと思っている。厳しいレースになることは間違いないが、今大会も優勝、そして前回果たせなかった2人そろっての表彰台を目標にがんばりたい」
2010.09.03
PEDROSA AND DOVIZIOSO FIRST AND SECOND IN MISANO
Repsol Honda riders Dani Pedrosa and Andrea Dovizioso finished in first and second places at Misano today......