2010年8月14日(土)
予選
会場:ブルノ・サーキット
天候:曇り/晴れ
気温:25℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 2nd | 1st | 1st | - | (2nd) |
アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 4th | 3rd | 6th | - | (3rd) |
チェコGPの予選は、濃霧のために午前中のフリー走行開始が30分遅れた。しかし、午後にかけて次第に青空が広がり、予選セッションは3クラスともに夏の日射しが降り注ぐ中で行われた。MotoGPクラスは、初日2番手と好調なスタートを切ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季3回目のポールポジション(PP)を獲得。初日4番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は、午前中のフリー走行で3番手へと順位を上げたが、午後の予選では大接戦の中で6番手へとポジションを落とした。しかし、Repsol Honda Teamの両選手は決勝で好成績が期待できる、安定したラップタイムを刻んだ。
第2戦スペイン、第4戦イタリア以来、今季3回目のPPを獲得したペドロサ。初日2番手と好調なスタートを切ったが、2日目のフリー走行で首位に浮上。午後の予選でも快調にラップを刻んでライバルを圧倒した。第8戦ドイツGPで今季2勝目を挙げたレースも、初日から好調にラップを刻んだ。今大会もセッションをこなすごとにベストタイムもアベレージも上げているだけに、決勝では今季3勝目を狙う。
2日目のフリー走行で3番手と、ペドロサ同様、快調にラップを刻んだドヴィツィオーゾは、ペドロサから1秒差以内に7台という接戦の中で6番手につけた。アベレージでは十分に表彰台を狙えるハイペースを刻んだ。予選セッションのアタックでは小さなミスでタイムロス、2列目6番手から決勝に挑むことになったが、今季5回目の表彰台と今季初優勝に向けて大きく前進した。
ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
「6月のイタリアGP以来のPP獲得。長い間PPから遠ざかっていたので、本当にうれしい。昨日、今日と順調にセットアップは進んだ。ベストタイムはもちろんのこと、いいペースで走ることもできた。しかし、明日も依然として不安定な天候が予想されるので、どんなコンディションになってもいいように準備しておきたい。明日のレースがもしドライコンディションなら、いいレースをする自信がある。タイムは接近しているし、みんな速いので、特別、こういうレースをしようという作戦はない。とにかくベストを尽くし、表彰台に立てるようにしたい」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 6番手)
「昨日から今日にかけてセットアップは進み、ペースもよかった。去年のレースと比べても、ラップタイムは大幅に向上し、バイクの状態がよくなっていることを証明することができた。午後の予選でもいいラップを刻めた。しかし、リアが動きすぎるので、もう少しセットアップを進めたい。今日のダニは本当にすばらしいスピードだった。バレンティーノ(ヤマハ)とホルヘ(ヤマハ)が転んだことを見ても、みんな限界で走っていたと思う。昨日できなかったハードタイヤのテストもできた。決勝はソフトを使うことになると思うが、準備はできた。明日はどんな天候になろうとベストを尽くしたい」
山路敏幸|Repsol Honda Team 監督
「午前中は難しいコンディションだったが、ダニはフリー走行を有効に使えたことで、午後の予選につなげられた。昨日に引き続き今日も大きな問題はなく、明日のウオームアップでレースタイヤの最終確認をして、最終的なセットアップをまとめたい。アンドレアも全体的にまとまっているのだが、予選のアタックでは小さなライディングミスが重なって、タイムに影響してしまった。結果的に2列目からの決勝に挑むことになったがスタートからプッシュしてもらい、ダニとともに表彰台に立ってもらいたい。明日はいいレースを期待しているし、1-2フィニッシュを狙っていきたい」
2010.08.14
CLASSY PEDROSA ON POLE IN BRNO, DOVIZIOSO SIXTH
Repsol Honda rider Dani Pedrosa took his third pole position of the 2010 season in emphatic style today in a gripping and action packed qualifying session at Brno.