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  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 2nd 1st 1st 2nd 2nd
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 4th 3rd 6th RT 4th
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チェコGP決勝は、前夜から朝にかけて激しく降った雨のために、ウオームアップは3クラスともにウエットコンディションとなったが、決勝レースは、125ccクラスがウエット、Moto2クラスとMotoGPクラスはドライコンディションで行われた。前夜からの雨で路面のグリップが変化した上に、風が強かったことから難しいコンディションとなった。今季3回目のポールポジションから3勝目を狙ったダニ・ペドロサは思うようにペースを上げられず、惜しくも2位に終わった。

絶好のスタートを切ったペドロサは、真っ先に1コーナーに飛び込んだ。しかし、2コーナーの切り返しで、左側のタイヤの温度の上がり方を考えて慎重になったため、ベン・スピーズとホルヘ・ロレンソのヤマハ勢に先行を許した。2周目にはスピーズをかわし2番手に浮上し、スピーズを抜くまでの間に開いたロレンソとの差を確実に縮めて背後に迫った。

しかし、リアタイヤのスピニングで予選のパフォーマンスをうまく引き出せなかったペドロサは、ロレンソの背後に迫ったものの抜けず、後半は徐々にリードを広げられ、惜しくも2位に終わった。しかし、前戦アメリカGPの転倒リタイアから、今季6回目となる2位表彰台に立ち、納得の表情。次戦インディアナポリスGPに向けて闘志を燃やした。

予選6番手からオープニングラップ5番手、3周目に4番手に浮上したアンドレア・ドヴィツィオーゾは、9コーナーの出口で転倒を喫し、リタイアに終わった。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「スタートもよく、1コーナーはトップで通過できたのだが、最初の左コーナーで、タイヤの温度が上がりきっていないと思い、慎重に走ったら、ベンとホルヘに抜かれてしまった。その後、ベンを抜いてホルヘを追った。全力でプッシュして追いついたが、昨日のようなペースで走ることができなかった。今日はコーナーの立ち上がりでスピニングしていて出口でロスしていた。いろいろと乗り方をアジャストしたのだが、徐々にリードを広げられてしまった。2位に終わったが、前回のアメリカが転倒リタイアだったので、こうして2位になれてよかった。決して満足のいく結果ではないが、明日のテストでさらにいい状態を見つけたい」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP リタイア)
「スタートが決まり、序盤はトップグループに離されないように全力を尽くした。しかし、いくつかのコーナーでフロントが限界だったことを感じていたが、9コーナーで転んでしまった。転んだときは1分58秒台のペースで、十分についていけると思っていたが、今日は風も強く、思ったようには走れなかった。今日はいい結果を残したかったし、本当に残念だった。転倒したときはコース上に残ってしまい、後続のバイクと接触しそうになって怖い思いをした。何もなくてラッキーだった。次のインディアナポリスでいい結果を残すために、明日のテストをがんばりたい」

山路敏幸|Repsol Honda Team監督
「Repsol Honda Teamとしてはベストな結果ではなかったが、ダニは、ベストを尽くしてくれた。最後まであきらめずがんばってくれた思う。今日は想定していたタイムには届かなかったが、それ以上に今日のロレンソの出来がよかったと感じている。明日のテストで、さらにセットアップを進め、追いつき、追い越していきたい。今日、ダニは想定していたタイムに届かなかったが、その要因は、風が強かったこと。午前中の雨の影響で路面コンディションが変わったせいかもしれない。アンドレアに関しては、セットアップは順調だったが、今日はちょっとプッシュしすぎたのかも知れない。仕上がりとしては悪くなかったので、残念な結果だった。明日のテストで次につながるデータを得たい」

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2010.08.15
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