2010年6月19日(土)
予選
会場:シルバーストーン・サーキット
天候:曇り
気温:16℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 6th | 1st | 3rd | - | (2nd) |
アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 3rd | 5th | 4th | - | (4th) |
第5戦イギリスGPの予選は、今季最高のアタック合戦となり、2日連続で好調な走りを見せたランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)が2番手につけて、3年ぶりのフロントローを獲得した。そのデ・ピュニエと激しくポールポジション(PP)争いをしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は3番手。その2人に僅差で続いたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が4番手。Honda勢の3選手と激しいアタック合戦を繰り広げたホルへ・ロレンソ(ヤマハ)が、セッション終盤にトップタイムをマークしてPPを獲得した。
3番手のペドロサはセッション終盤に転倒を喫し、2戦連続今季3回目のPPを逃した。しかし、これで4戦連続のフロントローを獲得。マシンのセットアップも順調に進み、アベレージもよく、前戦イタリアGPに続いての2連勝の期待が膨らんでいる。転倒の原因は、ブレーキングで荒れた路面に足下をすくわれたためで、PPを逃すも、決勝に向けて路面の状況を学習することができたと気合満点だった。
フロントローには並べなかったが、ドヴィツィオーゾは今季ベストグリッドとなる4番手につけた。初日のフリー走行で3番手。2日目のフリー走行でもセットアップに集中して5番手。予選ではフロントローに並んだ3選手とともに2分3秒台の好タイムをマークした。アベレージもよく、フランス、イタリアに続く3戦連続、今季4回目の表彰台と今季初優勝に期待が高まる。
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「フリー、予選ともにいいラップを刻むことができた。マシンのセットアップも進み、レースに向けていい状態を作ることができた。明日は今日より気温が上がることが予想されるので、明日の天候を見てタイヤをチョイスしたい。予選の転倒は、最後のアタックをしているときで、ブレーキングポイントが悪く、ちょうどバンプに乗り上げてしまった。おそらく、バイクが自分を乗り越えていったときに足に接触して痛みを感じたが、明日の決勝に向けて問題はない。昨日今日と、周回するごとにコースの状態をいろいろ学んでいるが、フロントローに並ぶことができてよかった。明日はいいレースができると思う」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 4番手)
「フロントローには並べなかったが、2列目を獲得できてとてもよかった。今日はフリー走行で転倒して2号車で予選に挑んだが、なにも問題はなく、すべてが順調だった。正直、もう少しアベレージを改善したいが、今日の結果にはとても満足している。フリー走行の転倒で、ニューシャシーとこれまで使ってきたシャシーとの比較はできなかったが、予選はニューシャシーで挑み順調だった。このサーキットはバンピーだが、本当に魅力的だ。明日の決勝も表彰台を目標にベストを尽くしたい」
山路敏幸|Repsol Honda Team監督
「今回は初めてのサーキットということで、ダニもアンドレアも昨日に引き続き、コースの慣熟とセットアップに努めた。しかし、アンドレアは午前中のフリーで、ダニは予選で、ともにバンプに乗り上げて転んでしまった。幸い、2人ともに大きなケガがなくてよかった。レースに向けてまだ完全ではないし、明日のウオームアップでやらなければいけないことはあるが、ほぼ準備は整った。明日は2人ともに完走してもらいたい。そして、2戦連続で両選手そろって表彰台に立ってもらいたい」
2010.06.19
PEDROSA ON THE FRONT ROW AT SILVERSTONE, DOVIZIOSO TAKES FOURTH
The Repsol Hondas of Dani Pedrosa and Andrea Dovizioso will start tomorrow’s British Grand Prix from third and fourth on the grid after................