2010年6月20日(日)
決勝
会場:シルバーストーン・サーキット
天候:晴れ
気温:17℃
コースコンディション:ドライ
観客:7万0123人(3日間:14万5247人)
FP1 | FP2 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 6th | 1st | 3rd | 8th | 3rd |
アンドレア・ドヴィツィオーゾ | 3rd | 5th | 4th | 2nd | 2nd |
第5戦イギリスGP決勝は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、予選4番手から好スタートを切ったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が今季ベストリザルトとなる2位でフィニッシュした。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は土曜日の予選と日曜日午前のウオームアップで喫した転倒の影響で8位に終わった。
今季4回目。第3戦フランスGPから3戦連続表彰台に立ったドヴィツィオーゾは、今大会の2位で総合2位に浮上した。今季ベストグリッドの4番手から好スタートを切ったドヴィツィオーゾはオープニングラップ、PPスタートのホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に続いて2番手につけた。2周目にはデ・ピュニエにかわされ3番手に落ちたが、中盤で抜き返し、後続を抑えきって今季ベストリザルトとなる2位でチェッカーを受けた。
予選3番手からオープニングラップ4番手のペドロサは、ペースが上がらず8位でフィニッシュした。土曜日の予選では、荒れた路面に足下をすくわれて転倒を喫した。決勝前のウオームアップでは、タイヤの温度が上がらず、痛恨のスリップダウン。2度の転倒が影響し、優勝候補のペドロサとしては不本意な結果に終わった。これでチームメートのドヴィツィオーゾが2位に浮上、ペドロサは3位にダウンしたが、2人の差はわずか5点。総合首位のロレンソとの差を、2人そろって縮めていく意気込みだ。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 2位)
「2位になれて今日はとてもうれしい。チャンピオンシップでも2位になることができたからね。今年はシーズン序盤からいいスタートを切れているが、それが結果につながっている。今日のレースは、とても厳しかった。中盤、後ろにたくさんのライダーがいることに気づいた。終盤、バトルになるのを避けるために、後続とのリードを広げようと全力を尽くした。特に第13、14コーナーが遅かったので、リードを築いておく必要があった。優勝争いに加わるためには、まだまだバイクを改良していかなくてはいけないが、すばらしい状態に仕上げてくれたチームに感謝したい。次のオランダでは優勝できるようにベストを尽くしたい」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
「序盤からグリップが十分ではなく、想定していたペースで走ることができなかった。リアのスピニングが激しく、その遅れを取り戻そうと激しくプッシュしたが、ついていくことはできなかった。トップグループを見ながら、その差を縮められないことにフラストレーションがたまった。本当に残念なレースだった。今大会は、2度の転倒を喫したが、ケガもなくレース中に痛みも感じなかった。次戦オランダに向けて気持ちを切り替えたい」
山路敏幸|Repsol Honda Team 監督
「今日は我々にとって難しいレースだった。ダニは、ウイークを通じてセットアップが遅れ、今朝のウオームアップで転倒したことが決勝に影響した。昨日の予選の転倒はバンプに乗り上げたことが原因だったが、ウオームアップの転倒は、路面温度が低くタイヤが温まっていなかったことが理由だった。そのために決勝では、フロントの信頼感を欠き、攻めきれなかったようだ。アンドレアに関しては、今回もステップアップを果たした。優勝はできなかったが、表彰台に立ち、収穫も多かった。ダニは8位という残念な結果だったが、最後までがんばってくれた。アンドレアはトップから遅れたが、次につながるレースだった。ロレンソの優勝タイムは我々も想定していたものだった。それを出せなかった原因を、これからつきとめたい」
2010.06.20
DOVIZIOSO SECOND AT SILVERSTONE, PEDROSA TAKES EIGHTH
Repsol Honda rider Andrea Dovizioso extended his run of MotoGP podiums by taking second place in today’s British Grand Prix and recording...............