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Press Release

Date : 2014/10/14

2014ワールドチャンピオン マルク・マルケス インタビュー

Repsol Honda Teamがホームの日本へ。マルケスはタイトルに王手

Repsol Honda Teamのマルク・マルケスは、10月12日(日)に行われた第15戦日本GPで自身2度目のMotoGPチャンピオンに輝きました。開幕10連勝とすばらしいスタートを切り、第13戦サンマリノGPと第14戦アラゴンGPでのミスがあったものの、3戦を残してタイトル防衛が決定。2年連続チャンピオンとなったマルクに、今季を振り返ってもらいました。

 

―タイトル獲得は10連勝を達成するよりも難しいものですか?

「ここ数戦での失敗によって、チャンピオンになることの重大さをより強く認識しました。シーズンの前半はとてもうまくいったのに、タイトルは僕の手元に来たがっていないように思えたからです。タイトル争いでかなり有利な立場にいるのが分かっていたので、それが過信を生んで、ミスが起こったのかもしれません。前半戦での連勝が、普段よりもリスクを負っていいのだというおごりにつながりました。しかし、Hondaのホームである今大会でタイトルを決めたいと、強く意識していましたし、それがかなってすごくうれしいです」

―過去5年間で4つのタイトルを獲得。人生が速く進んでいるように感じませんか?
「そんな風には思っていません。明日なにが起きるか分かりませんから、今この瞬間を楽しむことが最も重要です。すべての勝利でしてきたように、タイトル獲得を祝福すべきですし、チームと喜びを分かち合えるのはすばらしいことです」

―これまでのキャリアで獲得したタイトルの中で、印象が強いものはどれですか?

「どのタイトルも特別なものですし、それぞれに思い出があります。125tクラスでのタイトルは、自分にとって初めてのチャンピオンでしたし、最終戦に勝たなければならなかったということもあり、とてもエキサイティングな経験でした。Moto2のタイトルには、満足感はありましたが、前年にケガで5カ月間の欠場をしたこともあって、少し腹立たしい気持ちもありました。そして、MotoGP初年度でのタイトル獲得は、大きな驚きでした。今回のタイトルでは、Hondaやチームをはじめ、私を支えてくれた人々への感謝の気持ちでいっぱいです。ガレージはすばらしい雰囲気で、みんなと一緒に再びチャンピオンになれました」

―昨年から進化した点はなんだと思いますか?

「すべての面で進化しようとしましたが、マシンとライダーのパッケージがすごくよくなったということが言えると思います。私たちはシャシーを自分のライディングスタイルに合うように改善してきました。それが私にとっては、マシン開発にあまり多くの時間を割かずに、ライダーとしての進化に集中できることにつながりました」

―シーズンの残りのレースをどう戦いますか?

「レースを楽しむことを考えたいと思います。ランキング2位争いはまだ続いていて、ほかのライダーたちが全力で臨むとは思いますが、私もすべてのレースを楽しむために最善を尽くします」

―来シーズンもタイトルを防衛するために、どうモチベーションを見いだしますか?

「成功したシーズンを過ごしたあとは特に、どこにでもモチベーションを見いだせます。来年も同じ位置に立つために進化できるようがんばりますし、チームもそれをプッシュしてくれます」

―弟のアレックスはMoto3のHondaマシンでチャンピオンになれるでしょうか?

「彼にとってはそれが目標です。私は彼をサポートしますし、彼をできるだけ勇気づけていきます。チャンピオンシップをリードするということは大きなプレッシャーになるので、なるべくそれを取り除けるようにしなければなりません。彼が冷静になり、自分をコントロールできるようにすることが重要になるでしょう。ただし、私も経験がありますが、ここからのシーズンはとても長く感じますし、残り3戦ではなんでも起こり得ます」

―ウインターブレイクの予定はありますか?

「まだなにも考えていません。チャンピオンシップに集中したかったので、休みの予定を考えて時間を無駄にするのは嫌だったのです」


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