Date : 2014/10/07 |
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スペイン・アラゴンでのレースは、途中から降り出した雨によって大荒れの展開となり、Repsol Honda Teamとしては2012年のサンマリノGP以来36レースぶりに表彰台を逃す、厳しい結果となりました。しかし、チームは気持ちを切り替え、3週連続でアジア・オセアニアへの遠征となる“フライアウェイ・レース”の初戦、日本GPの開催地へ向かっています。
北関東の豊かな自然に囲まれた地域にあるツインリンクもてぎは、1.5マイルのオーバルコースと2.9マイルの国際格式ロードコースが併設されています。1997年8月にHondaによって建設され、2000年からロードコースがMotoGPの舞台となりました。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、2012年のMoto2クラス、10年の125tクラスで優勝しており、13年のMotoGPクラスと11年のMoto2クラスでは2位表彰台を獲得しています。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)にとっては得意コースであり、これまでに3勝(12年と11年のMotoGPクラス、04年の250tクラス)、2位1回(05年の250tクラス)、3位3回(13年、09年、08年のMotoGP)を記録しています。
また、今大会、マルケスは2年連続のチャンピオン決定に王手をかけて臨みます。現在ランキング2位のペドロサとは75ポイントの差があり、日本GPで優勝すれば2連覇が確定。2位以下となった場合でも、ほかのライダーの成績によっては、タイトルを手にする可能性があります。
Length | 4.801 m / 2.983 miles |
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Width | 15m |
Left corners | 6 |
Right corners | 8 |
Longest straight | 762 m / 0.473 miles |
Constructed | 1997 |
Modified | 1997 |
Pole position | 1m 44.969s (164.654km/h) Jorge Lorenzo (Yamaha, 2012) |
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Race lap | 1m 45.589s (163.687km/h) Dani Pedrosa (Honda, 2012) |
Race time | 42m 31.569s (162.569km/h) Dani Pedrosa (Honda, 2012) |
2012 Race Winner | Dani Pedrosa (Honda) |
2013 Race Winner | Jorge Lorenzo (Yamaha) |
「アラゴンでは、難しい状況から貴重な経験を得ました。ただ、ライバルにポイント差を詰められなかったのは幸いです。そして、この日本GPでタイトルを決めるチャンスがやって来ました。Hondaのホームでチャンピオンを決められたら最高ですが、そのことをあまり考えすぎず、日曜に勝利をつかめるように、いつも通り1日目からハードワークをするつもりです。昨年はMotoGPマシンで初めてもてぎを走り、難しい天候に苦しみました。今年はいいセットアップを見つけるためにも、ドライコンディションで多くの時間が取れることを願っています」
「アラゴンはかなり厳しいレースでしたし、ピットインしないという間違った選択をしてしまいました。しかし、私はすでにもてぎでのレースに集中しています。Hondaのホームレースは、いつも楽しみです。Hondaにとってのビッグイベントですし、いいパフォーマンスをしようという特別なモチベーションがわきます。コースは激しいブレーキングと加速をするポイントが多く、セットアップにはブレーキの制動力とコーナー立ち上がりでのトラクションが重要です。そして、昨年よりも天候がよくなることを祈りましょう」