HONDA The Power of Dreams

ロードレース世界選手権(WGP)最高峰クラスにおける、RepsolとHondaのパートナーシップ20周年記念式典が、マドリードで開かれました。WGP史上で最長となるRepsolとHondaのパートナーシップは、1995年2月に始まって以来20年間で、最高峰クラスにおいて124勝と338回の表彰台を記録し、10度のタイトルを獲得しています。

Repsol Honda Teamの現役ライダー、マルク・マルケスとダニ・ペドロサは、チームの伝説となっているライダー、アレックス・クリビーレとともに式典に出席。Repsol社コミュニケーション･ダイレクターのベゴーニャ･エリーセス氏、スポンサーシップ事業課課長代理のミラグロス・ヴィオ氏、Repsol Honda Team代表のリビオ・スッポのほか、スペイン教育文化スポーツ省大臣のミゲル・カーディナル氏、ドルナ社CEOのカルメロ・エスペレータ氏、RFME社長のアンヘル・ビラドムス氏が出席しました。残念ながら、HRC取締役副社長の中本修平は、日本での悪天候のため出席できませんでした。

この式典では、20年間でタイトルを獲得した6台のマシン(1997年のマイケル・ドゥーハン車、1999年のアレックス・クリビーレ車、2003年のバレンティーノ・ロッシ車、2006年のニッキー・ヘイデン車、2011年のケーシー・ストーナー車、2013年のマルク・マルケス車)が展示されました。

Repsolにとって、Hondaと長年にわたってハイレベルなGPマシンの開発をしてきたことが、刺激になっています。開発で得た経験は、Repsolの4000以上のサービスショップで生かされており、RepsolとHondaは、業種や分野は異なるものの、それぞれの強みを生かして、1990年代から成功を収めてきました。両社は2ストロークエンジンとガソリンの開発からスタートし、後に4ストロークエンジンの技術開発へと移っていきました。このパートナーシップによって、埼玉県にあるHondaの研究所と、スペインのモストレスにあるレプソル・テクノロジー・センターには、深い絆が生まれています。

レプソル・テクノロジー・センターでは、マルケスやペドロサのマシンにも搭載されているシングルシリンダーエンジンの研究を行っています。そして、埼玉にいるHondaのエンジニアだけが、この技術を共有しています。

Repsol Honda Teamは、過去20年のうち半数に当たる10度のライダーズタイトルを獲得しました。1995年〜1998年のマイケル・ドゥーハン、1999年のアレックス・クリビーレ、2002年・2003年のバレンティーノ・ロッシ、2006年のニッキー・ヘイデン、2011年のケーシー・ストーナー、2013年のマルク・マルケスがチャンピオンに輝いています。レース124勝のうち、マイケル・ドゥーハンが35勝、ダニ・ペドロサが25勝を挙げているほか、338回の表彰台獲得、128回のポールポジション、144のファステストラップは、驚くべき名誉と言えます。そして、チームタイトルは2002年の初戴冠以来、6度獲得しています。